今日は何の日

2023/05/02

5月 2日は
「郵便貯金の日」です。

1875年(明治8年)のこの日
東京府下18ヵ所と

横浜1ヵ所に
貯金預所を創設し

郵便貯金の業務が
開始されました。

開始された当初は
国民に「貯金(貯蓄思想)」
という概念がなかったため
郵便貯金は
なかなか集まらなかったそうです。

徐々に庶民の間に
貯蓄思想が普及し

郵便貯金の資金は徐々に増大し

貯蓄率も
1887年(明治20年)ごろから
増加するようになり

1908年には
貯金現残高が1億円に達成するまでに
成長していきました。

郵便貯金はとても便利なものですが
郵便貯金を利用するのに
注意しておかなければ
ならないことがあります。

郵便貯金には時効があります。

時効になる条件は
平成19年9月30日以前に
貯金してから

20年2ケ月の間に
1度もゆうちょを利用しないと

どれだけのお金を貯金していようが
関係なく
国庫に没収されてしまいます。

2007年の民営化前の定額貯金は
旧郵便貯金法が適用され

満期後20年2カ月で
貯金者の権利が消えるのです。

最後にゆうちょを利用してから
10年経過した際に通知が届き

更にその10年後に
最後の通知が届きます。


貯金の引き出しを促す
「催告書」の8割が
貯金者のもとに
届いていないそうです。

旧郵便貯金法は
催告書の発送から2カ月以内に
請求などがなければ
権利が消滅すると定め

実際に
貯金者に催告書が届くかどうかは
問題にしていないので

ここ数年で消滅額は急増し
2022年度は
計11・7万件で
457億円に達し

多くの貯金者やその相続者が
その存在に気づかずに
資産を失っているおそれがあるのです。

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