今日は何の日

2023/05/06

5月 6日は
「ふりかけの日」です。

「ふりかけの元祖」とされる
熊本県の薬剤師・
吉丸末吉氏の誕生日が

1887年(明治20年)
5月6日であることから

大正時代、吉丸氏は
当時の日本人のカルシウム不足を
補う方法として

魚の骨を砕いて
ご飯にかけて食べることを
考案しました。

その吉丸氏の存在を
知らせるとともに

「ふりかけ」という
食文化の発展を目的として

ふりかけを
国内外に広める活動を
行っている

一般社団法人・
国際ふりかけ協議会が
制定しました。

「ふりかけ」の起源は
美味滋養を目的として

大正時代から昭和初期にかけて
数ヵ所で考案されたといわれており

業界団体の
「全国ふりかけ協会」では

熊本県で売り出された
ビン入りの「御飯の友」という商品を
「ふりかけの元祖」として
認定しています。

この「御飯の友」は
薬剤師・吉丸末吉氏によって
熊本で考案され作られ

当時、食料不足の時代背景の中
ふりかけはカルシウム不足を
補うためのもので

小魚を乾燥させ、粉末にして
調理し、青のり・ごまなどを加えて
美味しく食べられるように加工

乾燥を防ぐために
口の狭いビンに入れて
コルク栓をして蝋(ろう)で固着

これが最初のふりかけ
「御飯の友」で

戦時体制下では
栄養食品であるふりかけの軍納は
強制で

「御飯の友」も
貴重な軍納品だったそうです。

ふりかけが
大人向けの高級食材から

子供にも受け入れられる
大衆向け食材へと変わったのは

第二次世界大戦後に
丸美屋食品工業が

海苔と甘みのある卵を使った
「のりたま」を開発したことが
きっかけで

「のりたま」は
1960年(昭和35年)に発売され
高い人気を得ています。

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