今日は何の日

2023/05/07

5月 7日は
「博士の日」です。


 

1888年のこの日
植物学者の伊藤圭介
数学者の菊池大麓
物理学者の山川健次郎など

25人に
日本初の博士号が
文部省によって授与されました。

この時、法学博士、医学博士
工学博士、文学博士、理学博士の
5種類の博士号が設けられました。

普通は論文を提出して
認められる博士号ですが

このとき博士号を授与された25人は
論文の提出による博士号ではなく

教育への貢献を
評価されたもので
名誉博士的なものだったそうです。

論文による
本格的な博士が生まれたのは
それから3年後のことでした。

また、当時は「博士」の上に
「大博士」の学位がありましたが

該当者がないまま
1898年に廃止されました。

「はかせ」と「はくし」は異なり
博士(はかせ)は
伝統ある大化の改新以来の官職で
学生を教育するのが役目で

一方、明治になって
定められた学位が博士(はくし)で

英語では「Doctor」(略:Dr.)で
博士の学位には
「Doctor of Philosophy」と
その略である「Ph.D.」も使われます。

直訳すると「哲学博士」ですが
「Philosophy」には
「高等な学問」という意味もあり
日本の博士号に相当します。

植物学者・男爵の伊藤圭介
(いとう けいすけ
1803年~1901年)は

「雄しべ」「雌しべ」「花粉」という
言葉を作ったことでも知られています。

1881年東京大学理学部教授に任ぜられ
1901年98歳で亡くなったが
死の直前に学者として初の
男爵を授けられました。

数学者・男爵の菊池大麓
(きくち だいろく
1855年~1917年)は

蕃書調所
(ばんしょしらべしょ;
東京大学の前身)で英語を学び

1867年(慶応3年)と
1870年(明治3年)の2度に渡り
イギリスに留学し

2度目の留学では
ケンブリッジ大学で
数学と物理学を学び学位を取得

帰国後1877年(明治10年)
東京大学理学部教授となり
近代数学を
初めて日本にもたらしました。

物理学者・男爵の山川健次郎
(やまかわ けんじろう
1854年~1931年)は

1879年に東京大学理学部において
日本人として初の物理学教授となり

1901年48歳の若さで
東京帝国大学総長となりました。

その後、1911年に
九州帝国大学の初代総長

1914年に京都帝国大学総長にも
なっています。

実はこの卑弥呼公式ブログ、
サイトCMS         で作ってます
卑弥呼がおすすめするサイポンで、サイト制作してみませんか?
\今なら、5ページまで無料!/