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毎月13日は
「虚空蔵菩薩
（こくうぞうぼさつ）の縁日」です。

また、1月13日は
一年で最初の縁日で
「初虚空蔵（はつこくうぞう）」と
呼ばれます。

虚空蔵菩薩は
仏教における信仰対象である
菩薩の一尊で

「明けの明星」は
虚空蔵菩薩の化身・象徴とされ

「知恵の菩薩」とも評され
人々に知恵を授けてくれるとも
言われています。

 

「虚空蔵菩薩」とは
「広大な宇宙のような
無限の智恵と慈悲を持った菩薩」
という意味です。

虚空蔵菩薩の真言は
オン・バサラ・アラタンノウ・
オン・タラク・ソワカです。

真言を唱えれば
頭脳明晰、成績向上、記憶力増進
商売繁盛、技芸向上のご利益があります。

虚空蔵菩薩の一般的な姿は
顔１つに腕2本です。

如来とは異なり
アクセサリーや天衣を身に付けて
宝冠をまとっています。

まだ悟りを拓いていない
菩薩らしいお姿です。

また、左手に如意宝珠を持ち
右手に剣を持っている姿が
一般的です。

虚空蔵菩薩が
祀られている
有名な寺院は

京都府の京都市右京区にある神護寺（じんごじ）。

空海所縁の寺である神護寺。
唯一国宝指定されている
五大虚空蔵菩薩像があります。

5体とも像高90ｃｍ程。
ほぼ同形の坐像ですが
手の形・持物・身体の色が異なります。

現在は横一直線に安置される5体ですが
もとは中尊を４体が囲み
中央1体と東西南北4体で
配置されていたそうです。

（拝観しやすいようにと
お寺側のご配慮で
横一列に並べてくださっているそうです。）

京都府の京都市南区にある東寺 観智院（かんちいん）。

観智院にも
五大虚空蔵菩薩像が祀られており
こちらは重要文化財です。

奈良県の大和郡山市にある額安寺（かくあんじ）。

額安寺にある虚空蔵菩薩は
日本最古のもので
757年頃の奈良時代
天平末期作の木心乾漆像です。

奈良県奈良市にある東大寺（とうだいじ）。

東大寺の虚空蔵菩薩は
東大寺の本尊・盧舎那仏の脇侍として
如意輪観音と対となり安置されています。

中尊にいらっしゃる大仏が
大きすぎるので
大仏と比べ小さく見えてしまいますが
虚空蔵菩薩も7ｍの巨大木造像です。