とりあえず、って

2020/07/19

”とりあえず…”って、いいの、ダメなの?

「じゃぁ、とりあえず○○からしようか」ってよく言う人いますよね。
一方で、この”とりあえず”って言葉に引っかかる人もいます。
引っかかるっていうのは、すんなり同意できないという意味です。
何故なんでしょうか。
かたい言い方をすると、”とりあえず”っていう言葉は、全ては決まっていないけど、できるところ、わかっているところに焦点をあてて動きだそうという、暫定的な活動を促す際に使われるのではないかと思います。

そうしますと、それに引っかかる人というのは、全体像が見えないとイヤだっていう感じがある人なのだと思います。

確かに、動き出して全貌が見えてきたら、最初の暫定的活動がムダだったっていうことは、よくあります。
しかし一方で、動き出さなかったら全貌が見えなかった、ということもあります。

 

全体が見えてから動き出すべきか

”とりあえず”に引っかかる人は、それで失敗した経験があるのかも知れません。あるいは、全体や先が見えないと気持ち悪い、ということかもしれません。

チームで仕事をする時には、どちらのタイプの人も多かれ少なかれ含まれていると考えると、どちらのタイプの人も納得できるようにしなければ、チームの力は半減してしまいます。

では、”とりあえず”に引っかかる人向けに、全貌を明らかにして明確な計画を策定してから、動き出すようにすべきでしょうか。

チーム活動には多くの人が関わり、それぞれが共通認識を持つべきですから、
答えはYesです。しかし、全貌を明らかにして明確な計画を策定するというのは現実的ではありませんから、その意味ではNoです。

では、どうすればよいのでしょうか?

現時点で、わからないことを共有する

チーム活動の最初に、目標や計画をチームで共有すると言いますが、
その際に、自明のことよりも

何がわからないのか、現時点ではわかりようがないのか、を共有することが大切です。

必ずわからないことは存在します。全てを見通せることなどありません。
だとすると「全貌を明らかにして明確な計画を策定する」ということは不可能だということになります。

つまり、常に目標や計画は、今わかっていることとわかっていないことを前提にしたものだということです。そして、活動をしていくとわかっていること増えたり、わかっていると思っていたことの前提が変わったりしますので、その時点で目標や計画を変更する必要が生じます。

このような前提が共有されていないと、チームを統率することは難しくなります。

ですので、「とりあえず○○からしようか」と言う時には、
何故その選択肢を選ぶのか、どのような状況になったらそれが変更される可能性があるのか、なども併せて説明するとわかりやすい内容になると思います。

時間がない時に気楽に”とりあえず”っていう言葉で終わらせてしまうと、後々却って面倒なことになる可能性もあります。クセになっている人は要注意です。

何故を自問自答し、他のメンバーにも説明できるように考える習慣を持つとよいでしょう。
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