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スペイン国王が恐れた戦国武将 豊臣秀吉

2020/08/18

「今すぐ服従しろ、さもなければ征服するぞ!」

この言葉は誰から発せられたのでしょう?

当時は大航海時代、「太陽の沈まぬ国」と言われた覇権国スペインでしょうか。

いえ、これは日本の武将 豊臣秀吉がスペイン帝国に送った書簡の内容です。

いくら日本の天下をとった男とはいえ、相手は当時の覇権国家です。
普通に考えれば、
「何を言ってるんだ」
「むしろこっちが潰してやる!」
と言って大激怒するのが当然です...

しかし、そうはなりませんでした。
それどころかスペイン"帝国"は

・書簡を受けっとったその日に 「非常事態宣言」を発令

・日本近海のスペイン領総督はあまりの恐怖に本国に追加援軍を要請

・返書には「日本との親交を"切に"願っております。」

と書き綴り...

・さらにはご機嫌とりの 贈り物もたっぷりつけて送り返したのです。

------ここまで ダイレクト出版 藤井事業部 神代知沙 より抜粋


一体、なぜスペイン帝国はこれほどまでに日本を恐れていたのでしょうか?

実は、当時の日本の鉄砲の所有率は世界にある鉄砲の40%と言われています。
しかも、その性能は、日本古来からある、鎧、兜の技術でもって、ポルトガルから伝わった鉄砲を改良しはるかにしのぐものだったのです。

今で言うなら、最強軍備国であったわけです。
「まともに戦争になったら勝ち目はない」
と、相手に思わせるほどの状況であったからです。

ではなぜ、このような最強軍備国になったかというと、
当時、スペイン、ポルトガルは競うようにアフリカ、アジアにどんどん植民地を広げていました。
当然、彼らは日本も植民地にしようと狙っているのは明らかでした。
そして、豊臣秀吉は彼らの矛先がフィリピンからやがてアジアに向けられていることに危機感を持っていました。

そのため、いずれ中国も植民地にされるのは明らかでした。そうなれば、当然次は日本です。
そうなる前に中国を彼らの自由にさせないために、朝鮮に向けて兵を送ったのです。
つまり、目的は朝鮮ではなく、挑戦は中国へ向かう単なる通り道に過ぎませんでした。

学校では、無益に朝鮮出兵を行ったという風に教えていますが、
目的は、日本を植民地にされないために、先手を打った出兵だったのです。

ちなみに、豊臣秀吉は尾張の百姓の出身ということになっていますが、
彼の行動をみると、もとは忍者、間者であったのではないかともいわれています。
彼の情報収集力、人たらしとも言われるほどに、今なら心理学を駆使し、情勢を読み素早く行動する術は、おそらく普通の百姓では成しえないはずです。

まあ、話としては百姓から身を起こしたとする方が受けはいいでしょうが。
 
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