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葛飾北斎『富嶽三十六景 神奈川沖浪裏』 

2021/06/06

世界で二番目に有名な絵画

葛飾北斎の描いた、
『富嶽三十六景 神奈川沖浪裏』

この作品は、『モナ・リザ』の次、
世界で二番目に有名な絵画と言われているのです。

日本国内ではもちろん
葛飾北斎は大変人気ですが、、

「世界で二番目」と言われるほど、
世界的にも評価を受けていることを
あなたはご存知でしたか?

葛飾北斎の作品が
絶大な人気を誇っているのは、
どうしてなのでしょうか?

実はその理由は、
「彼の表現が芸術的に優れているから」
というだけでは説明できません。

北斎の作品が高く評価された
もう一つの理由...

それは、
この作品が「版画」だったからです。

版画であるということは、
どんな意味を持つのか?

それは「作品を複製できる」ということ。

それまでの時代、
世界の東端にある島国・日本から、

1点モノの美術作品を遠くに運び出すのは、
容易ではありませんでした。

しかし江戸時代に入り、版画が流行。

同じ作品を大量に作れるようになり、
気軽に作品を持ち出すことが可能になりました。

すると、西洋をはじめ、
あらゆる国々に日本の美術作品が大量に渡り、
その価値が世界に広められました。

実際、最初にご紹介した、
北斎の『富嶽三十六景 神奈川沖浪裏』は、
世界に何千点と存在するのです。

北斎の作品は大変素晴らしいことは
紛れもない事実ですが、

彼の活躍した舞台は、
「世界で評価されやすかった時代」
と言い換えることもできます。

一方で、版画のように、
大量に作ることができない...

海外へ持ち運ぶことは困難で
世界の人々にほとんど見れていない...

極めて優れた芸術であるのに、
北斎の作品とは異なり、

その価値が全く評価されてない作品が
日本にたくさん存在しています。

ダイレクト出版・政経部門  本田純基 より引用


 
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