沿革

1、聖公会

私たちの教会は、英国国教会の流れをくむキリスト教の正統な教派の教団で「日本聖公会」といいます。
 キリスト教の教会は、「イエスは、救い主である」という信仰に始まる集まりです。主イエスの意思を継いだ人々の働きは、中近東、アフリカ北部、ヨーロッパへと広がっていきました。
 16世紀以降、多くの教会が「ローマ・カトリック教会(旧教)」から分離していきました。このようにしてカトリック教会から分離していった教会を後に「プロテスタント教会(新教)」と言うようになります。 
 当時、英国ではヘンリー8世が王室の問題を きっかけに1534年に英国教会をローマ・カトリック教会から分離し、Chrch in England を 「Church of England (聖公会)」と呼ぶようになりました。

 2、高崎オーガスチン教会

1892年(明治25年)
 高崎オーガスチン教会は、高崎の地で活動を開始したキリスト教の教会です。
聖公会のアンブラー長老のもと、吉村大次郎伝道師によって伝導が開始されました。
 聖公会の日本における活動は、1859年(安政6年)日米修好通商条約が発効し、アメリカ人居留地における信教の自由と礼拝が認められることにより始まりました。
 同年6月に米国聖公会のC・M・ウイリアムズ主教(当時は司祭)が、長崎に上陸します。

1973年(明治6年)
 キリシタンの高札(キリシタン禁止令)は撤去され、日本人のキリシタン禁制は事実上の黙許状態になります。

1874年(明治7年)
 東京に外国人居留地が設けられ、ウイリアムズ主教は、東京築地に宣教本部を設置し、宣教活動を強化します。

1914年(大正3年) 
 高崎市山田町8(現在地)に300坪の土地を購入します。

1916年(大正7年)
 アンデルス司祭により、オーガスチン教会(カンタベリーの聖オーガスチン)と名付けられました。

1926年(大正15年・昭和元年)
 
幼児教育施設として教会付属「聖公幼稚園」を設立しました。
そして、1988年(昭和63年)に62年間の歴史を経て閉園しました。

1928年(昭和3年)
 現礼拝堂が聖別され現在に至ります。


2019年(平成31年)4月27日
 教会聖堂修復および集会場落成を記念して感謝礼拝が行われました。