Dias como Beija Flor
ベージャフロールな日々

サントス・ドゥモン パリのエッフェル塔を一周した男

2019/06/24

1898年9月、飛行船サントス・デュモン1号が完成

観衆の見守る中、見事に機体を空に浮かべたものの、

あえなく墜落!!

 

ところが、

 

とっさにうまく身をかわし、
ひらりと飛び降りたサントス・ドゥモンは

傷ひとつ負いませんでした。


それどころか、
むしろパリ市民の喝采を浴びる結果となりました。

当時、フランスでは、飛行船の開発奨励のためのレースが開かれていました。


コースはパリ郊外のサン・クールを飛び立ち、
約11km離れたエッフェル塔を周回、

その上、30分以内で往復するというものでした。

 

1901年、このレースに
6号機で挑戦したサントスは見事優勝し、

ドゥーチ賞を獲得したのです。


しかも、


サントス・ドゥモンは、
この時の賞金10万フランの半分を
パリの貧しい人々に寄付し、

残りを飛行船のスタッフに与えたのです。


なんと、「男前!」なんでしょう!

彼はなかなか、憎めない性格だったようで、

数々の逸話を残しています。


たとえば、


サントスは、時に木に引っ掛かったり、
ビルの壁に衝突したり、

また、パリ郊外の自宅からシャンゼリゼのアパートまで、

超低空飛行で「通勤」するなど、、、


あるときは、


高い木に引っかかっての修理中には、

ブラジル皇帝ペドロ二世の娘のウー伯爵夫人から
昼食が届けられたなんてこともあったそうです。

ちなみに、このウー伯爵夫人からは、
墜落を防ぐお守りとして
ゴールドのブレスレットが送られたそうです。


パリの人々から愛されていたのでしょうね。

知れば知るほど、
サントス・ドゥモンという人物、

人間としての魅力に引きつけられます。


しかし、


栄光の後には、必ず影がつきまとうのが世の常、

そんな彼にもやがて、
暗い暗雲が忍び寄ってくるのです、、、


続きは、次回に

ではまた

Tchau! Até mais. チャオ! 















 
このサイトはで作っています。