無駄のない走り方を習得するためには、前方に進む為の推進力が無駄なく発揮できているかを常に意識してトレーニングする必要があります。
足が体垂直軸より後ろで地面を蹴った後、下記①~④の脚の回転状況合わせたポイントで走れているか?を心がけます。
凡例:★力強い動作を意識①
☆リラックスした動作(力は不要、無意識
で動作させる箇所②~④)
①★親指の付け根の拇指球で大きく蹴り上げ、
腰近くまで素早く引きつけます ※1
②☆そしてそこから前方に向けて降りてゆき、
③☆体の前方、空中で最先端に達してから、
地面に足を置くように ※2
④☆地面に着地しています
この一連の動作で気をつけることは、、、
・頭、腰を上下動させないことを意識する。頭と
腰は地面と平行に体重移動を行なうこと!
・無理にストライド(歩幅)を大きくしないこと
上下動が大きくなり疲れやすくバランスも崩し
やすい為
※1:母子球で蹴り上げる動作では、無駄に力んで
まで蹴る必要はない。自然に蹴る位のイメージ
で足の回転を速くする事を意識する。
※2:地面に足を置くときは、接地した衝撃を最小限
(ブレーキをかけないよう)に意識します。
■ランニング時の脚の軌道(動画)
http://www.fksekiguchi.sakura.ne.jp/01/images/anime/Bolt_OrbitContinuation.gif
人は自分が走っている姿を自分で確認することはできません。
脚の動きが正しいか否かの判断は、トレーニングを積み重ねて正しい姿勢の効果を自身の経験で感じ取る事から始まり、効果を感じ取れる事で継続すことができ、その後の高いレベルでの安定に繋がるのです。
できなければできるまで人に見て教えてもらうしかないのです。