驚異の法廷＊傍聴記　おすすめ本

2020/06/05

おすすめ名著　
裁判狂事件簿 阿曽山大噴火　著

裁判に見る人間模様

裁判傍聴ネタの芸人、阿曽山大噴火の刑事裁判傍聴記録。
私は数年前から用もないのに東京地裁、東京高裁の裁判を数十回傍聴しています。傍聴券交付のとき必ずお目にかかる人。
金髪長髪でひげ、ロングスカート派手ないでたちで、この人何者なんだ？
絵を書く人かなと思っていましたが、ラジオで裁判のレポートをしたりしてるんですね。


刑事事件の被告人と検察官、弁護人とのやり取りを克明に記録した名著です。
変なものを盗んで変な趣味だったり、経緯については本人もよくわかってなかったり、検察官の鋭い指摘。
なかでもニセ宮家結婚式詐欺事件の被告人とのやり取りは、もはや裁判ではなく支離滅裂
コント状態。痛快です。

犯罪に至る事情、問題の本質がなんとなくわかるので、裁判傍聴をおすすめします。
出版社：河出文庫
報道されていることが全てではない、裁判を傍聴してみよう。
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