コールセンターは疲れる…?HSPさんがストレスを避ける6つのコツ!

2020/07/05

コールセンターで働くのがもっと楽になる方法

HSP(刺激や人の心に敏感で、感受性が強い方)の方がコールセンター勤務をする上で、知識やスキル以外で困っていることは「感情を大きく揺さぶられてしまう」ことなのではないでしょうか。

一日何十人ものお客様との電話対応...。

気持ちの疲れが蓄積してしまうと、うつになる可能性もあります。


私はHSPという存在を知らずに10年以上コールセンター勤務をしていました。

結局、自分の特性をうまくコントロールすることが出来ず、うつ気味になってしまいました。

しかし「こうすれば、上手くいく!」というコツが、今となってはわかります。

今回は、ストレスを避ける6つのコツをお伝えします。

お客様お一人お一人への対応は大切です。
HSPの方は、きっと親身に寄り添っているので、そこは問題ないとした上で、コツを挙げています。

無意識でしてしまうこともあるので、勤務につく前に、意識してくれると嬉しいです。 

HSPさんでなくても、お役に立てる情報があると思うので是非読んでみてください。
もくじ(リンク編集中)

「お客様との対応は一度きり」と割り切ってみる

クレームでは寄り添いすぎず、上手に受け流す
HSPさん特性の「境界線の薄さ」を認識する
思い切ってラウンダー、リーダークラスになってみる
休憩時間は好きに過ごす・・・一人が好きですか?仲間といたいですか?
・深呼吸をして、心の緊張を解く

・まとめ・・・「自分の心は自分で守る!」

「お客様との対応は一度きり」と割り切ってみる

HSPさんは、人との関わりにおいて

「ああすれば良かった...」
「こう言えば良かった...」
「怒っているだろうか」

などと、後からどんどん考え込んでしまうことが多々あると思います。
ですが、お客様とは、後悔してもやり直せる関係ではなく、一度限りです

反省を感じることもあると思います。
ただし、思い過ぎるのもHSPさんの特徴です。


ですので、反省をして「今後は気を付ける!」と決めたらスパッと終わりにしてください。
引きずらないようにしてください。


そしてお客様と一度きりの対応というのは、おそらく、毎日同じ人と接する環境より良いのではないでしょうか。

毎日接していると、相手の性格などを考え、相手のために犠牲になったり、「嫌われないように」という気持ちが続いて、逆に疲れる可能性があります。

コールセンターでのお客様対応は「次回会った時にどうしよう」など考えなくて済むのです。

そう考えると、人と、長く深く接して疲れてしまうより「やりやすい」のではないのでしょうか。

クレームでは寄り添いすぎず、上手に受け流す

電話だとしても、お客様の声色や空気間で、どのような気持ちでいらっしゃるか、HSPの方はわかってしまい、相手と同じく染まってしまいがちです。

HSPは人の気持ちを、自分のように受け止める方が多いです。

そんなあなたは、お客様にとっても、会社にとっても大切な人員でしょう。
ですが当事者としては、1日何十人の方の相手をしていると、結構つらくなりますよね。

そして特にクレームは、心だけでなく、体まで重くなってしまうかも知れません。

たまに心ない言葉も耳にするでしょうが、そこは受け流す!と強く決めてください。

クレームは、ほとんどがあなたへのクレームではありません。

会社のサービス、商品に関しての苦言がほとんどですので、あなたに対して言っている訳ではないことを理解してください。

心ない言葉を言われたとしても、会社を代表して自分が聞く担当になっているだけで、あなたに言っているのではない、と思ってください。

HSPのあなたの対応が原因のクレームにはなりづらいと思います。
ですがもし、自分の間違いでクレームになったとしても、誰だって間違いはあるのです。
上記の項目で挙げた「反省はするが、引きずらない」精神で、次へ進めば問題ありません。

相手の言葉を心に溜め込んでしまわないようにしてください。

不要な言葉は、あなたの体から外に放つイメージを持ってください。
 

HSPさん特性の「境界線の薄さ」を認識する

人との境界線が弱い...これはHSPさんの特徴の大きな一つです。
だからこそ、相手を気持ちが手にとるようにわかるのですが、疲れる原因となってしまいます。

「壁をつくる」
「線引きをする」
「距離を置く」
「バリアを張る」


ということを意識してください。

無意識で対応すると、相手の感情に溶け込んでいってしまいやすいのがHSPさんです。

そうすると、例え優しいお客様との対応だけだったとしても、疲れてきてしまいます。

「自分自身」でいるために、境界線をつくることを意識して欲しいです。

一本の柱を自分として、そこからズレないような感覚を持つのがコツです。
意識しイメージすることによって、対応中でも境界線を保っていられるかと思います。

上司や、いつもスムーズに完了している方の応対を聞いたことがありますか?

私はリーダーになったこともあるので、何度も聞いていたのですが、お客様への理解もしっかりしている上で、入り込み過ぎずにしっかりと距離感を保っています。

たとえクレームだったとしても、常に冷静に、そして自分の流れに持って行くのです(凄いですよね。私はそこまで出来ません...)。

自分の流れに行くことまで出来なくても良いですが、「自分自身であり続ける」ことを意識して、流されないようにしてみてください。

ラウンダー、リーダークラスになってみる

もし、ブースで働く人同士の環境が良ければ、ある程度経験を積んで、思い切ってリーダークラスになってみるのも手です。

知識、スキルは勿論ですが、リーダー格になるには人柄も大切です。
あなたのような、人を考えられる方であれば、オペレーターさんも仕事がしやすいでしょう。

オペレーターさんのエスカレーションに答えるのは、慣れるとパターンが分かって来るので、そこまで難しくはないと思います。

たまにリーダーに回って来る「二次クレーム」はあるかも知れません。

しかし中にはオペレーターさんの「対応」が問題のクレームがあるので、話のわかる人が変わって対応すれば、あっさり落ち着くことも多々あります。

また、あらかじめ何についてのクレームかを把握しているので答えられやすいです。

一日何十人の対応をしていない分、あなたには心の余裕もあるので、その点でも大丈夫かと思います。

そして何より、お給料が高くなるので、それも力になるのではないでしょうか。
 

休憩時間は好きに過ごす 一人が好き?仲間といたい?

もし同じ思いを共有している仲間がいて、楽しい気持ちになれたり、心強いのなら是非とも一緒に過ごしましょう。

でも休憩時間くらいは一人になりたい...。
そう思っている場合、ここは心を強く持ち、気を遣わずに一人になることです。

まわりの人よりも、あなたの機嫌をとってあげてください。

外を散歩してもいいですし、あなたにとって癒される音楽や、動画に触れるのもおすすめです。

街中であれば、お店に行って好きな商品を眺めて気分転換...でもいいですね。

もう休憩メンバーが決まっていて、一緒にいるけど、実は相手に気を遣っている...。
気持ちが休まらない...。
本当は一人になりたい...でも言えない...。

という場合でも、勇気を出して伝えてみてください。

職場の休憩室で一緒なら「お客様対応で疲れ切ってしまって...」「気晴らしに外で食べてくるね!」など、その人が原因ではない理由をしっかりと伝えれば大丈夫です。

勤務時間内で空き時間に話す機会があれば、その際に楽しく話すだけでも十分です。

しかし、「仲間はずれにならないだろうか...」と心配の方が勝ってしまう場合は、日によって一人で過ごす...など、まずは無理のない程度での対策をとってください。

深呼吸をして、心の緊張を解く

ストレスが溜まっている時に、呼吸に意識を向けたことはありますか?
かなり浅くなっていることに気づくはずです。

深呼吸は気持ちを落ち着かせ、心の緊張を和らげる効果があります。
スッキリしますし、自律神経が整います。

お客様対応が終わり、次の対応まで時間が少しでもあれば、呼吸を整えてみてください。

更に余裕がある時は、以下のイメージ法も効果的です。
----------------------------------------------------------------
1. 吐き出す時、ストレスも一緒に吐き出すイメージをしてください。色としては黒です。
黒いエネルギーが外に出て、一掃されていくイメージをします。


2. 息を吸う際は、キラキラした綺麗な光を吸うイメージをしてください。
気持ちもまっさらになっていき、リセットされていきます
----------------------------------------------------------------
深呼吸をしたり、イメージをしている間は、余計なことを考えずに済みます。

コールセンター特有のざわざわした場でも、繰り返していくと、自分の中だけの静寂を作り出していけます。

まとめ・・・「自分の心は自分で守る!」

いかがでしたでしょうか。

ひとつでも、お役に立てそうなことがあれば嬉しいです。

コールセンターは、肉体的に楽で、ブース内も割と快適ですし、お給料も良いところが多いので働きやすいですよね。

でも、ここまで書いておいてなんですが、あまり無理しないでください。

今のコールセンターがもし

・忙しすぎる
・問い合わせ内容が厳しいものが多い
・職場内の人間関係に問題がある

などの理由でストレスが中々減らないなら、早めに、転職を考えてみてもよいと思います。

心が擦り切れてしまっては、結局、今の職場に行く力がゼロになる日がくるかも知れません。
(私がそうでした。朝、起きたら体が動かず、無断欠勤が続き、辞めてしまうことになりました)

また、次の職場のために動くにも力が必要です。

ですので、あなたの心を守るためにも、限界まで頑張らずに、「このままでも大丈夫か」度々自分に問いかけてみてください。


前記事の「HSPさんの心が守られやすいコールセンター」を探して移ってみるのも手ですし、同じデスクワークなら、データ入力などもあります。


最後に...HSPさんの場合は、自分を棚にあげてしまうことが多々あります。
美味しいものを食べたり、好きなものを買ってあげたり...。
そんな風に、ご自身へご褒美をしてあげてくださいね。
合わせて読みたい
HSPさんの心が守られやすいコールセンターは?

「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本

著者:武田友紀 飛鳥新社 
「私、これだったんだ! 」とSNSで大反響。
続々重版し、25万部突破のベストセラーに!ささいなことが気になって疲れる人へ―

自分もHSPである専門カウンセラーだからこそ教えられる「超・実践テクニック集」!

◎まわりに機嫌悪い人がいるだけで緊張する
◎相手が気を悪くすると思うと断れない
◎細かいところまで気づいてしまい、仕事に時間がかかる
◎疲れやすく、ストレスが体調に出やすい
⇒そんな「繊細さん」(HSP)たちから、「人間関係も仕事もラクになった! 」と大評判

予約殺到の「HSP(とても敏感な人)専門カウンセラー」による初めての本です!
実はこのはまのきのの公式ブログ、
サイトCMS         で作ってます
がおすすめするサイポンで、サイト制作してみませんか?
\今なら、5ページまで無料!/