わが人生行路の旅路
     『 真 実 一 路 』

  許された一筋の道を歩くなり
                    縄文の旅人

あるが ままに自然とともに

2023/09/20

敬 神 尊 祖

 また『間』が空いてしまいました。

 この『間』とは、時間であり空間でもあり悲喜こもごもの情報を詰め込んだ人生の縮図であようにも思います。

 人は誰しも、この世に誕生すると同時に『間』を与えられます。
そして、それぞれに試行錯誤の時を過ごすことになるのですが、その生きる有様こそがいわゆる『人間』の姿なのですね。
 
 さて、久しぶりのブログになりますが、本日は”彼岸の入り”にあたります。

 彼岸は「あの世」を指す言葉で、「あの世」の反対を意味する「この世」は私たちのいる現世のことで、邪念に満ちた混沌の場所ともいわれています。

 彼岸の時期は煩悩を捨てて「あの世」を見つめ、修行に励む期間であるとも言われていますが、我が国の先人たちはお彼岸の時期には自分自身を静かに見つめることで、先祖や神仏への感謝の想いを持って過ごしていたのでしょう。
 

 お彼岸は仏教の習慣と思われがちですが、実はこの習慣は日本特有のもののようで、仏教を信仰する他の国ではお彼岸という習わしはありません。

 日本人の多くが持っている先祖を敬う想いとお彼岸についての考え方が近いので、お彼岸にお墓参りをする習慣が広まっていったようなのです。

 ”敬神尊祖” わが身つつしめ

 お彼岸の時期には心をすこし整えて、自然の恵みや先祖の守りに感謝して過ごしたいですね。


 世の中を俯瞰すれば 、混沌の度合いは激しさを増すばかりですが、決して人の道を踏み外すことのないように、今の時をしっかりと生き抜きたいものです。

 そして、あるがままに自然とともに

 我が家の米づくりは、自然の営みの中で太陽の光をしっかりと受け、はやくも成熟期を迎えています。
 
 完全無農薬の我が家の米作りですが、近隣の農家さんからの注目を受けながら何とかこれまで無事に生育してくれています。

 稲の種子消毒をせず、田んぼに除草剤も使わず、病害虫への対処においても完全無農薬に徹した米作りをしています。
 
 梅雨明けも近い頃に”いもち病”に見舞われて少々慌ててしまいましたが、石灰を散布することで、難局を乗り切りました。

 稲は”ひのひかり”という品種で、刈り取りは来月中ごろの予定です。

 少しでも多くの収量に恵まれるように、後は祈るのみです。

農薬を使わない米つくり

効果ばつぐん手造り除草機

 除草剤を一度も散布していませんので、雑草との激しい闘いも覚悟していましたが、嬉しい誤算で 全く予想外の展開となりました。

 稗(ひえ)も生えませんでしたので、圃場の草取り作業は全くなく、周囲の草刈り作業を二度ほど実施しただけで済みました。
 
 田植えが終わってから初期の段階で、手作りのチェーン除草機を引っ張りまわした作業が功を奏したのだと思われます。

 その効果のほどは、近隣の農家さんからも高評価を頂いています。


 塩ビ管(2m)に鎖(30cm×80本) を固定して、引っ張るためのロープを取り付けて完成
    
 田植えから4日ほどで、稲苗の根が張って安定してきますので、その上を縦横にチェーンを引っ張りまわします。

 小さな草の芽が水面に浮き、稲の苗はしっかりと起き上がってきます。

 4日おきに一度(1時間ほど)を4回繰り返しました。 
 雑草が芽を出してから、根を張るまでの間が勝負の時なのです。

 無農薬で挑戦した久しぶりの米づくりですが、また一つ実績を積み知見を得ることができました。