健康の正解って! その3 ビタミンD
2020/08/08
ハーバード医学部教授が教える健康の正解
あまり知られていないビタミンDの効用
適度に外にでて太陽光をあびながら散歩するのもがんの予防になりそうだ。
ここ最近の研究結果からビタミンDと紫外線ががんの発生率に有意差がみられるという発表があった。
ビタミンDの歴史は2世紀前にまでに遡る。1822年ポーランドのワルシャワで医師をしていたイェルゼイ・シニャデッキは、くる病にかかる人が工場の煙で汚染された都市部に多く、農村地帯にはほとんどいない事に気づいた。適度に外にでて太陽光をあびながら散歩するのもがんの予防になりそうだ。
ここ最近の研究結果からビタミンDと紫外線ががんの発生率に有意差がみられるという発表があった。
注意:くる病とは主にこどもの骨が軟化し変形や骨折をきたす恐ろしい病気である。*1
ビタミンDの存在が(または欠乏)は、結腸がんと前立腺がんに限らず、膀胱がん、子宮がん、食道がん、直腸がん、卵巣がん、とくに乳がんなどのがん発症リスクに直接栄養を及ぼすことが明らかになっている。*2
ドイツのヨハネス・グーテンベルグ大学の研究者が2007年がんの専門誌インターナショナル・ジャーナル・オブ・キャンサー「International Journal of Cancer」で報告した研究成果だ。「日照量の多い地域で休暇を過ごした被験者や、サンベッドや太陽灯を頻繁に利用した被験者はリンパ系がんの発生率が統計的に有意に低下した。*3
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題名:ハーバード医学部教授が教える健康の正解
著者:サンジブ・チョプラ、デビット・フィッシャー
翻訳:櫻井裕子
*1:P75より引用
*2:P91原文まま
*3:P92