認知症の予防改善
それは健康に向き合うこと

アルツハイマー病!闘病と介護の後に主婦が見つけた「光」のお話

認知症状を改善させるために必要なこと!基本中の基本とは!?

2023/08/14

今回は、日本認知症リハビリテーション協会・若狭一弘さんの動画です。
認知機能を向上させたい!とか 、認知症状を改善させたい!のであれば、これが基本中の基本のお話ということです。


この基本を持っておかないと、どんなに評価ができていても、
どんなに素晴らしいプログラムだとしても、
改善は難しいでしょう。

改善の兆しが、見えたとしても、
また
元の状態に戻りやすいでしょう。と語られています。


認知機能を改善させたい・向上させたいと思う時の
基本中の基本についてのお話。
認知症を病む人に関わる方の側のお話しのようなので、
今の私には、時すでに遅しではあるのですが、

主人のアルツハイマー病との闘病、そして介護の頃の私に、
何とかしたいという思い一心であった私に役に立つお話かな?
ということでとても興味と関心を持ちました。


こういうマインド、こういうスタンスで関わることが大事ですよ、
というお話になるようで
動画の内容にしっかりと向き合ってみました。

以下が、その内容になります。

 

認知症状を改善させるに必要な、
基本中の基本とは? 本日のお話はこちらへ!
↓ ↓ ↓
若狹一弘〜脳が元気になるデイサービスかなで〜
https://youtu.be/PXMrSSynRgY
「認知症状が改善するために必要な基本中の基本!」


 

改善させるために、こんな方法・あんな方法と
テクニック的なことを求めがちですが、
いろんなアプローチ方法、テクニックを身につけたとしても、

そもそもの自分自身にマインドやスタンスが備わってなければ、
相手を改善すること、
相手を変化させることはできないということで、

今回は、その基本中の基本について2点話して頂けます。
 



まず1点目
認知症状は改善するんだという思いで関わること

これはとても大事なことです。
当たり前のことかもしれないのに、このことは見逃されており、
そして、ここがブレブレになってる方が結構多いのです。

「認知症って改善しないんじゃないかな?」
「やっぱ難しいんじゃないかな?」
とか、そういうふうに思ってらっしゃる方が多いんです。


そういう思いで関わったらどうでしょう。
変化を生むことなんてなかなか難しいのではないでしょうか。


そうではなくて、あなた自身がですね
「認知症状は改善するんだ!」「認知機能を改善していくんだ!」
という思いで、
しっかりと腹をくくって、覚悟を決めて関わらないと

認知症はなかなか改善することが難しくなってきますし、
あなたが引っ張られたり、疲弊していったりとかしますので
やはり、
改善するんだという強い思いで向き合うことが大前提です。


そうすることにより、「改善させてあげたい!」というエネルギーが
改善相手に伝わって、
「改善するんだ。なんとか私を改善させようと、関わってるんだな」
というようなものを、
受ける側の人も感じて影響を受けていくのだと話されています。


逆に、認知症の方にたいしては、ケアが大事なんだっていう風に、
どうケアしていくかと、ケア一辺倒で関わると、

ケアを受ける立場の人にとっては、
「ああ、私はケアをされる立場になってしまったんだ」
ということを知らず知らずのうちに認識するように、意識付けられる。
そんな毎日を送っていくことになります。

それって、やっぱり、悲しかったりする時もあるだろうし、
そうではないんだと、逆に反抗的な症状が出たりとかもあり得ます。


先回りして良かれ良かれと思って、
本人のケアなんだと、本人が困らないように関わることで、
そのケアを受ける人は、それ以上頑張らなくてもいいような、
そんな生活習慣スタイルに入っていってしまうんです。

その積み重ねによって、機能を、まだまだ有しているのに、
その機能を発揮する必要性がなくなり、
症状が進行してしまうということになります。
恐ろしいですね。


だから、
良かれと思ってケアをして関わるのは悪くはないんですけれど、
改善させたいのであれば、
その芽を摘んでしまっていることにもなりかねないので、

繰り返しますが、まずは大事なことは、
改善させたいと思うのであれば、
「改善するんだ!」という思いで関わることです。


本屋さんに行くと、
「薬に頼らず認知症を治す方法」
「アルツハイマー病が革命的に改善する33の方法」
「認知症の腦もよみがえる頭の体操」
「食事を変えれば認知症は必ず良くなる」
「認知症は自分で防げる!治せる!」
のようにいろいろな本が並んでいて、

認知症をこうやって直すとか、革命的に改善する、
よみがえるとか、必ず良くなるとか言われており、
もう改善できる時代に入っているのは紛れもない事実です。


気持ちがぶれそうな方もいらっしゃるかとは思いますが、
改善させたいという気持ちであれば、
まずは、自分自身の気持ちが大切です。


目の前の方を改善させたい!認知症は改善するんだ!
という思いで向き合っていただくことが大前提になります。

ここの部分が、ブレブレになっている方が結構多いので、
今一度見直して欲しいことが1点目。
 



そして、次の2点目です。
それは、あなた自身が実行すること


このことも、結構ないがしろになっていたりします。
お水を飲むことの重要性がわかった。
運動することの重要性がわかった。
パンは控えた方がいい、甘いものも控えた方がいいとか、
いろんなことがわかってきますね。

生活習慣を整えること、睡眠をしっかり取ることなどが大切であると、
分かってきたと思うんですけれども、

まずは、その関わる側のあなた自身が、
そのことをしっかり実行できていますかということです。


実は、ここは結構ないがしろにされていて、
忘れがちというか見過ごされており、
お水を飲ませようとするあなた自身が、水を飲んでない
ということが実際にはあるんですよ。


僕も、ご家族様にお水をお出ししたりとかしますけれど
ご家族様のお水の方が減ってないとか、そういうこと結構あるんですよ。


だから、相手を改善させたいのであれば、
やっぱり、それなりの覚悟でぶつかることが必要です。


先ほどマインドの話もしましたが、
自分自身のスタンスをしっかり持つことが大事です。

それは何かと言えば、
自分自身もしっかりとお水を飲むし、
しっかりと生活習慣を整えるとかです。

認知症状を改善する上で必要な取り組み
まずは、あなた自身もやることが非常に重要になります。


そのこと、
つまり、あなた自身もやることによって
相手に対する言葉掛けやエネルギーが本物になり、
相手に響いて相手を変えることができる
んです。


あなた自身がしてないことは、言葉のエネルギーもすごく薄いんです。
それでは伝わりませんし、やってもくれません。

当事者にとっては、
何でこっちばっかり言われなきゃいけないんだ
と面白くなくて話に従わないとか、
大事だとがわかっていても、
なかなか実行にまで至らないという風になります。


突き詰めると、関わる側の人たちがそういうスタンスを
しっかり持てていないから響かないわけなんです。

ですので、
一緒にお水を飲んでみたり、
一緒に汗をかき共に運動したりとか、

卓上療法とか脳トレだったりしても、
一緒にやって難しさを実感したりして、
そういうこと共有し合うことが大事なんです。


命令する側される側という構造を産んでしまっていたら、
なかなか改善には至らないし、
そんな状況っていうのは、される側にとっては
たまらなく辛いシチュエーションなわけなんです。

知らず知らずのうちに良かれと思って、いろいろ調べたりして、
これやったら、あれやったらと
相手に押し付けてばかりいるのではなく、
まずは、自分自身がそれをやってみることが大事なのです。

 



今回は、
認知症状の改善に取り組むときの基本中の基本について
1、認知症状は改善するという思いで関わること
2、あなた自身も相手に求めることをしっかり実行し、共に汗をかくこと

「この2点を踏まえて、
今一度自身をチェックして頂いて目の前の方と関わってください」
というお話でした。
 

追記

我が家の主人の闘病当時は、
アルツハイマー病と、その認知症に対するスタンスは、

「先が見えているのだから、楽しく過ごしてもらいましょうよ」というものでしたので、 

治療のためにすることは何も指示されることはなく、
月に一度アリセプトをもらうために通院するだけでした。


「認知症をこうやって直すとか、革命的に改善する、よみがえるとか、必ず良くなるとか言われており、
改善できる時代に入っているのは紛れもない事実です。」

動画のなかでも言われているように、
本当に心から欲しかった情報が今はたくさん手に入ります。

なすすべのなかった当時を思うと、
今更ではありますが、とても心痛むものがあり、涙もこぼれます。

ご家族や患者さん、相対する方達の改善のために
情報を持って行動されている方たちを応援したいと思います。


病む人にも、それに関わる人にも、
誰にとっても人生は一度しかないものです。
「介護は人間修養の道よ。」
ある先輩の私に対する励ましの言葉でした。



 

KEIKOより皆様へのご挨拶 

こんにちは。
肘井慶子と申します。

今から7年前のとある出来事から
私は生まれ変わりました。

それまで生きてはきたのですが、
「今まで自分はいったい何をしてきたんだ!?」
背筋を厳しく打たれた気がしました。


次第に間遠くなってくる主人の呼吸、
右の頬を叩くと一つ息を吸います。
左の頬を叩くとまた一つ息を吸います。

もう一つ・・・、そして、また一つ・・・・。
しかし、「未練だなあ、、、、、、、」
そんな声も聞こえてきて、主人の呼吸は絶えました。

そのときが、私の生まれ変わった瞬間でした。


腹をくくって不安な気持ちで、診察を受け、、、、、
やはり、認知症。
64歳でした。

その時は分からなかったし、告げられもしなかったのですが、
若年性アルツハイマー型認知症でした。
原因も不明で、予防法・治療法もなく死に至る不治の病。

良いという情報は、様々試しましたが、これという効果もなく、
効果あるものも根本的な解決策ではなく、金銭面での負担も続かず、
「人はなぜ病むのか」大きな課題を残して、
我が家の闘病と介護の生活は終わりとなりました。


そして数年を経て、アルツハイマー病はよくなる・改善する。
「アルツハイマー病 眞實と終焉」デール・ブレデセン著、
この本を読むと、「人はなぜ病むのか」がわかるよと、教わりました。

素人には少々難解な本で、苦労して学んでいるところ、
実際にこの日本で、認知症改善の活動をされ、
実績も挙げられているグループの情報を知るところになり、
学びを進めています。

最初の出会いは、責任者である岡本一馬さんのYoutubeでしたが、
メルマガ、ZOOMセミナーなど多岐にわたって情報を頂いています。


認知症とは、その7割弱がアルツハイマー型認知症と言われますが、
人が人でありながら、人として壊れてゆく病気、
主人は、どこがどうなって、あんなことになっていたのか??
あれはいったい何だったのか、しっかり理解していきたい。


そして、学びながら、あの頃の私のように、
情報を必要としている方に、
認知症は、予防できる!認知症は、改善できる!
ということを発信していきたい、と思っています。


それと同時に、
健康で生きることがどんなに素晴らしいことであるのか、
健康に生きるためにはどうしたら良いのかについても、
学んだこと、上質な情報など発信していきたいと思っています。


数年前に、生まれ変わった私の
使命かとも思われることを実践していきます。
微力では、ありますが、どうぞよろしくお願い致します。


 

経    歴

誕生

鳥取県米子市

小・中学生

鳥取県米子市

高校生

鳥取県米子市

高校卒業後

大阪市立大学生活科学部社会福祉学科入学

25歳

結婚、出産、営業事務の会社退職、福岡県飯塚市に転居。土建会社、病院の経理・庶務事務でフルタイムで働く。
家庭の事情で退職。

ある商店の商品詰め物の現場仕事に就業。商品、資材の在庫管理、発注。

62

同年齢の主人、60歳で、単身赴任の勤務を退職し、我が家に戻ってくる。その数年前より、認知症という言葉をよく言うようになっていた。私も、上記商店退社。「ネットで稼ぐ」という情報に興味を持つようになりました。

64歳

主人に、アルツハイマー型認知症の診断が下りる。

71歳

原因もわからず、死にいたる不治の病とされていたアルツハイマー病の筋書き通りに、若年性の進行は早く、自宅介護の日々を過ごしました。そして、「人はなぜ病むのか」大きな置き土産を残して、彼は、召されて逝きました。