読み返した本

2020/06/07

書き換え不可能革命

ブロックチェーン・レボリューション

ビットコインを支える技術はどのようにビジネスと経済、そして世界を変えるのか (日本語) 単行本 – 2016/12/2

著者:ドン・タプスコット, アレックス・タプスコット他
出版社:ダイヤモンド社
結構分厚い本で去年から本棚に眠っていました。

少し読み始めたので、少しだけ紹介したいと思います。
このコロナ禍で、中国、韓国では現実の紙幣・硬貨を使用しない日常が当たり前のようです。

中国は、まるでこれを見越して電子マネー化したかと思うほどです。電子マネーとブロックチェーン技術を使ったビットコインは全く異質なものですが、スマホ上で使える通貨という点だけは共通のものです。

ビットコインは、ブロックチェーン技術の応用の一つですが、ほんの一部分です。

ブロックチェーンとは、一つの箱に履歴を残す方式です。その箱がいくつも連続してつながっている状態、ちょうど機関車につなげた列車のようなものです。このつながった箱が世界中の管理者のコンピュータの中に同じものが同時に存在している状態です。

なぜ複数のコピーを作るかといえば、不正ができないようにするためです。
同時に世界中の管理者の履歴データを書き換えることは今のところ不可能だからです。
よって、安全に取引が行える仕組みです。

この考え方は、政治、経済、思想、特許、生産物の管理、違法コピーの防止など様々なことに応用できます。
安倍政権下で行われた改ざん処理問題は、これがあったらすべて明るみに出ます。なにせ行われたことすべてに履歴が自動的に残されるからです。

コンピュータがここまで発達して小型、高速になり、今後は量子コンピュータに変わり更に発達していくでしょう。
これからが、ブロックチェーンを使える時代です。不正を防ぎ、公平な立場で取引ができるのです。

 国が管理しない前提で芽生えた技術ですが、今後はどうゆう発展を遂げるかは時代が決めることでしょう。


このコロナ禍の日々にちょっと覗いてみては如何でしょうか。
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