名古屋の町並みをそよぐ風のなか、 小さな命の声に耳を澄ませながら生きた女性がいました。
土の香り、雨上がりの匂い、窓を叩く春の雨音―― 自然のささやきをすくいあげるように、荒川夏子はその人生を、 絵とともに歩んでいきました。