いつも斬新な情報お送りします!
 
 難しいを簡単にする男 
サイポン松宮の公式ブログ

書籍紹介「死ぬこと以外かすり傷」

2020/06/17

おすすめ書籍
「死ぬこと以外かすり傷」は
天才編集者の生き様

熱狂しても死にません!

書店でブラっと本を見ていますと、この本が目に入ってきました。誰かから聞いたことがある本だと思い、手に取ってみました。170数ページでしたので、読み切るのも大した時間がかからないと思い購入しました。

著者は幻冬舎の編集者で、サラリーマンです。ホリエモンや落合陽一の本を手掛け、次々にヒットさせたまさに天才編集者です。それで思い出しました。ホリエモンのファンが本の話をしていました。タイトルを使っていただけですけどね。



第一章[考え方]予定調和を破壊せよです。
型破りに生きてきて、今後も生きていこうということでしょう。著者は高校生の時、学校で自分の机の上で亀を飼って先生たちを困らせたとか。早稲田大学では昼間っから酒を飲んで酔っ払っていたので、大学は対応で学内で昼間の酒類の販売を禁止したとかエピソードもあります。出版会社に入り、若くしてヒット本を出していくとか。型破りではありますが、大学とか出版社の枠内でのこと。最後の方に、「正しいことより楽しいことを」とか「過激にして愛嬌あり」という言葉を使っています。良く表しているのでは?


第二章[商売のやり方]自分の手で金を稼げです。
編集者としての成長の側面を見せます。双葉社から幻冬舎に移って、稼ぐことを意識したようです。とはいえ精神論です。大企業のサラリーマンで、給料日を待ちわびている稼がない社員を奴隷社員として否定します。稼ぐために意識を高く持ち(高いセルフイメージといことでしょうか)、実績を積み重ねてブランドを築いていけと言います。ブランドがあれば金も人も集まりますから。

幻冬舎というのは副業自由なんですか?彼はオンラインサロンを作ると、既にある程度有名人でブランドがあったから、あっという間に会員が集まったとか。また講演やプロモーションのコンサルなど依頼も受け、そのため副業の収入が会社員としての月給の20倍にもなったそうです。でも会社は辞めない。会社には人モノ金のリソースがありますから利用したいようです。彼は組織の中で人と共存できるタイプのようです。ネットビジネスマンの中には、パワハラ上司が嫌いで退職した人が多いように思いますが、その点は違いますね。


第三章[個人の立たせ方]名前を売れ
彼は名前を売れと言います。例えば最初のヒット本編集時に色々ピンチに直面し、それを何とか乗り切りました。それを他のメディアに制作苦労秘話のようにして、インタビューを受けたりしました。このやり方は後でも使います。これが彼の名前の売り方です。これでブランドが出来てくると人も金も集まります。なので「風呂敷広げ人」に成れるといいます。周囲に「風呂敷畳み人」が集まって来て、細かな仕事をしてくれるようになります。大きな仕事もし易くなるというものです。

第四章[仕事のやり方]手を動かせ
夢を持っているが安穏と構えている人に「今やれ」ということです。やらない限り始まらない。彼は仕事ではスピードと量をこなしてきたとのこと。依頼があれば何でもハイッハイッと返事をする。超過密スケジュールが出来上がり、ダブルブッキングはざら。そして6割くらいが立ち消えのように無くなるそうです。著者はそれでいいと言います。熱狂に出会うためにはとにかく行動することが大事とか。

また、ホリエモンの「他動力」は彼が編集したもの。他動力の意味を誤解して「これからは他動力で生きるので会社を辞めます」という若者を批判しています。多くの仕事をすることは重要ですが、何か一つに秀でたものがないと全部ダメになることが多いのです。一つのことが金メダル級だと一点突破で他のこともこなせるのだと。


第五章[人間関係の作り方]癒着せよ
仕事上の人間関係です。しかも編集者のものだと思います。この章の中の見出しが、
・丸裸になれ
・憑依レベルでブンセキ(人間観察)せよ
・目的だけをにらみつけろ
となっています。これだけで十分言いたいことは伝わります。丸裸の例が、映画館でクライマックスを見たいがため尿意マックスでもとどまり、結果コップに小便をしたとか。これを話すと相手は警戒心を解いてくれて、信頼もしてくれるとか。通り一遍の仕事関係じゃあ難しいこと、面倒なことはやってもらえないでしょうが、信頼を得る方法が丸裸話とは、ですね。


第六章[生き方]熱狂せよ
最終章です。本を売ることを先に考えたり読者のことを考えすぎても売れない。むしろ編集者が熱狂するものであればよく売れると言います。分かるような気がします。最後の章でベストセラーを生み出した天才編集者の本質の部分が出ているような気がします。でもここでは書きません。気になる人は読みで見てください。



おわりにで、「居心地がいいということは挑戦していないということ。成長していないということだ。」というくだりがあります。変化を愛し、受け入れ、成長を続けた著者の基本スタンスでしょうね。


著者:箕輪厚介
出版社:マガジンハウス

 
実はこのサイポン松宮の公式ブログ、
サイトCMS
サイポンで作ってます
サイポン松宮がおすすめするサイポンで、
サイト制作してみませんか?

\今なら、5ページまで無料!/