皆様、こんばんは。
このページを見ていただいているということは、本業以外に、在宅ワークや副業を探されている方だと思いますし、私自身もそういう方々と情報交換などができたらうれしいです。
私の場合は、一方的に情報をこのサイトで垂れ流していますけども、それはそういうものです。
前回、別の在宅ワークを探して、結果、思い描ている在宅ワークが見つかった旨について、少しふれました。
早い話が「外出せずに、自分のペースで、パソコンを使って、データ入力などを行う」という類の在宅ワークがないかどうか探し、それに該当するものが見つかって、業務委託契約までしたことまで前回書きました。
今回はその実態についてお伝えしたいと思います。
結論から言うと、定期的な収入に結び付けるのは難しいかも
最初から希望のないことを言うかも知れませんが、かなり厳しいです。
まず、私が見つけた、上記の夢のような自分都合でデータ入力ができる在宅ワークについて説明します。
私が実施している在宅ワークは、「おうちdeエントリー」というものです。検索すればいくらでも出てきますが、「@soho」に掲載されている求人が本物です。
業務形態は業務委託で、自宅で画像が表示されるので、指示通りに入力していく作業になります。単価は1件、4.5円と高額に見えますが、これは、「住所入力」の案件になり、これだけやっていれば確かに下記に記載されている通りに理屈上はなると思います。
完全出来高制で、入力した文字数に応じた報酬体系となっています。
(1文字0.04円から0.2円)
頑張った分だけ稼げるお仕事です!
報酬の一例として、住所(4.5円から5円)を1分に3から4件入力
した場合、時給換算で800円から1200円になります
実際は、住所入力だけ、1分間にたくさん表示されることはありません。5分やって1件出てくればいいぐらいですね。ただ、波があります。割と多く出てくる場合がありますが、殆どが0か1を入力するものだったり、良くて英数字4桁の入力などです。数字7桁や数字12桁の入力などもありますが、それでも12*0.04円=0.48円です。3件やって、やっと2円です。
しかも、住所入力も正確に入力できるものなら収入になりますが、1文字でも間違えがあると、収入になりません。ペナルティにはなりませんし、罰金などがあるわけではないのですが、収入にならないということ自体がペナルティになっている気がします。
この在宅ワークは、基本インターネット回線が自宅にあって、最近の仕様に対応しているブラウザが使えるパソコンがあれば、取り組める、という点はすごくすぐれた点です。
しかし、いいところばかりではなくて、単価が安いのは今は別にして、システムとしての問題があって、システムにログインしないと、仕事の有無がわからないということです。
下記の図は、システムにログインしたときに表示される業務メニューなのですが、この図では「388」という表示が出ています。これは、システム上に登録されている業務が388件あるということなのですが、ここで2つ目の問題点です。
どうも、この数字は、登録されている仕事の全件数であって、私に割り振られた仕事の数ではないことです。それを裏付けるために、私はある日、この数字の推移を適度な間隔をあけてF5を押下しながら見ていました。すると、ざっくり、F5を押下して内容を更新する度に、20~30件ずつ減っていく感じがしました(場合によっては50近く減ったかも知れません)。
何が言いたいのかというと、すべてのデータ入力を行う件数を、データ入力要因として登録している人間で取り合っているということです。逆負荷分散という言い方が適切かどうかわかりませんが、登録している人が「お仕事メニュー」を開く度に全体の仕事数からメニューを開いた人に数十件割り当てるという構図です。いつだったか200件位表示されたときにリロードを確か8回位繰り返したらすぐに0になりました。
何が問題かというと、ずっとログインして、それこそ5chの掲示板にF5でリロードをかけて張り付いているような人がいるほど、仕事を捌く量が増えて、その人だけが収益を得られるような構図が出来上がるということです。
ただ、先の私の報酬の概要を見ていただくとわかるのですが、この中で「正解率」というものがあります。もしかしたら、仕事を捌く量が多くても正解率が低い人には、仕事の割り当て数を少し制限するといった仕組みがあるかも知れませんが、ない場合は、適当にやっていてもお金になるということになります。ま、これを防止するために、誤入力はお金にならないということになっているのだとは思います。
自宅にいるときに、パソコンを起動してブラウザを開くまではいいです。
ですが、仕事があるかどうかを毎回手動で、しかも5chに張り付く住民のように目を皿のようにしてデータ入力の仕事数を確認するのは何だか手間がかかると思ったので、これをパソコンさんにお願いできないか考えてみました。
そしたら、やってくれるってさ。
ただ、それには、Google Chromeの Webブラウザと、Python(私の場合は3.11.1) と Chrome Driverと seleniumのインストールが必要です。詳しく書くと、コンテンツが技術的な内容になってしまい、副業コンテンツとは異なってきてしまうので詳細は省きますが、環境構築は下記のサイトが参考になります。
0.Google chromeのインストール
https://www.google.com/intl/ja/chrome/gsem/download/?brand=FDKM&gclid=CjwKCAjw5remBhBiEiwAxL2M99jcfnkZi_HKuv7Z9_-L3jVSCBmZmMQnxzNncm0660ceF4m8tjBBERoChP8QAvD_BwE&gclsrc=aw.ds
1.Python 3.11.1のインストール
Windows版Pythonのインストール: Python環境構築ガイド - python.jp
2.Chrome Driverのインストールとseleniumのインストール
python + selenium入門 - Qiita
上記環境がそろったら、Pythonで処理を作ります。
●処理概要
無限ループで処理を回す、やめるときはCtrl+Cで強制的に停止するか、仕事を検知したときに停止する。
仕事の画面にログインして、仕事メニューの仕事数を取得して、0でなかったら音を鳴らす、そして仕事の画面を開く。
仕事がなければ 20秒待ってまた繰り返す。
例えば、自宅に帰ってきてパソコンを起動してこの処理をぐるぐる回しておけば、データ入力の仕事があることを検知できるので、問題の1つは解決できます。
使用するときは自己責任(At your own risk)で使ってください。改変とかはご自由に。
#ずっと無限ループする
#10秒インターバルで、仕事を探しに行く。
#もし、データ入力数が0以上で仕事があると判断された場合は、
#https://www.home-entry.com/entry/mix 仕事画面を起動する。
#そして、音を鳴らす
#仕事がない場合は、20秒間をおいて、また、仕事を探しに行く
#入力の仕事を終わって、qキーを入力したら仕事終了
#継続したい場合は、cキーを押下する
intvl=20
import time #待ちタイマー
import chromedriver_binary #chrome binary
from selenium import webdriver #
from selenium.webdriver.common.by import By
from selenium.webdriver.chrome import service
#Webブラウザ開く用
import webbrowser
#音再生用
from playsound import playsound
while(1):
#Webブラウザの起動
driver = webdriver.Chrome()
#ハンモックページを開く(何某の部分は、仕事用のURLです)
driver.get('https://なにがし/home')
#1秒待ち
#time.sleep(1)
#---ログイン処理---------------------
#値を設定
my_id = driver.find_element(By.NAME,"email")
password = driver.find_element(By.NAME,"password")
submit = driver.find_element(By.CLASS_NAME,"loginbtn")
#入力欄を空にする
my_id.clear()
password.clear()
#値を入力する
my_id.send_keys("自分の仕事用の登録済みメールアドレス")
password.send_keys("パスワード")
#ログインボタンを入力
submit.click()
#ウェブサイトの起動確認
#time.sleep(1) #1秒待ち
#「データ入力」の仕事の値を取得
#workcnt = driver.find_element(By.CLASS_NAME,"menu")
menucnt = driver.find_element(By.CLASS_NAME,'menu_count')
print (menucnt.text)
if int(menucnt.text) > 0:
print("仕事が"+str(menucnt.text)+"件あります")
#画面を開く
webbrowser.open("仕事URL/entry/mix")
#音を鳴らす
playsound("MusMus-BGM-097.mp3") #MUSMUSさんから借りている曲です
var = input("仕事中、qキー入力で終了、cキー入力で継続")
var=format(var)
if var=='q':
break
elif var=='c':
#何もしない、継続
1+1
else:
#何もしない、継続
2+2
else:
#何もしない
print("仕事がありません")
#ログアウトする
submit = driver.find_element(By.CLASS_NAME,"g_menu")
print("ログアウト1")
submit.click()
print("ログアウト2")
#webページをクローズする
print("クローズ3")
driver.close()
#次の仕事待ち 10秒インターバル
time.sleep(intvl) #次の処理まで秒待ち
この業務では、手書きの情報(画像の情報)が表示されるので、それをデータ化するわけです。それがデータ入力になる訳ですが、先ほど、単価の高い住所情報の入力の部分の話に触れましたが、これを間違えると、1文字間違ってしまっても、折角の収入がなくなってしまいます。
これは大きな問題です。
かと言って、北は北海道から南は沖縄まで住所情報は存在していて全部覚える訳にも行きませんし、いちいちネットで調べていては結構時間のロスが激しいです。しかも、ネットの検索エンジンは親切設計なので、文字の入力ミスがあっても、近しい文字列で検索した結果を返してくれるので、間違えに気が付かない場合も発生します。
ではどうするのか。
住所録を作るしかないでしょう。
では、何を元に作るべきか。
ここでは郵便局の住所情報が役に立つと思います。全国の住所情報(郵便番号情報)がありますので、それをもとにMicrosoft Access で検索できるものを作りました。
ひとまずはこれで解決できます。
画像は例ですが、難しい(私個人的に)京都の地名も、検索できると効率が上がります。私のPCはスペックが低いので、このような工夫が必要になります。そして、これであれば文字のタイプミスがあった場合、検索に引っかからないので間違え防止になります。
ほかにも注意点があって、例えば、「行徳」という地名は、千葉県印西市にも鳥取県鳥取市にもあります。しかし、実際に知りたいのは、千葉県市川市行徳 という地名だった場合に、ここで間違えに気付けるという優位性があります。
問題解決3)仕事が継続的にない可能性 は、解決不可
これは解決できません。元の会社が業務を請け負っている量にどうしても我々の作業の有無は左右されるため、どうしようもないです。
この8月の月初には色々な業務があり、取り組むことができていますが、これは保証されるものではなく、先にも書いたように確実に自分がその業務に取り組むことができるのかどうかというのも保証されていなく、すべてがタイミングです。
実際、1日4時間とりかかっても、200円位しか稼げないので、実質時給換算で50円です。
そう、私の在宅ワークの時給は50円です。
笑えない。報われない。やる気がでない。
なので、このままの状態で、仕事があり、毎日50円から200円稼げたとして、いいところ、5000円~6000円位になるのかなと思います。
支払いルールは、10000円を超えた場合は振込手数料なしで支払われますが、それ以下で受け取りたい場合は、220円の手数料を払って受け取ることになります。月初に、それまでの報酬を来月に繰り越すか、受け取るかの選択を迫られるので自分で好きな方を選択する形になります。
今はまだ、始めたばかりで、ようやく仕事を少しずつ取り組めるよになった状態で、この先業務がどれだけあるかも見えていないので何とも言えませんが、いいところ2カ月で1万円になればいいのかな、という形です。
続報があったら、また報告します。
はぁ、つらい。