皆さんが今ご覧になっているこのブログ。実は「サイポン」という名前のソフトを使って作られています。
「サイポン」って何やら面白い名前ですね。サイポンを作った人から聞いたわけではありませんが,おそらく「サイト(ホームページやブログのこと)をポンと簡単に作れる」ということから命名されたのではないかと勝手に推測しています。もしも間違っていたらごめんなさい。
これからサイポンがどれだけすごいソフトなのかを説明していきたいと思いますが,その前にインターネットのサイトがどういうものかを説明しましょう。
インターネットのサイトは通常何枚かのページが寄せ集められて作られています。もちろんページが1枚だけのサイトも存在しますが,こういうサイトは俗に「ペライチ」と呼ばれているようです(ペラ紙1枚という意味)。ともあれ,サイトは複数のページがつながり合ってできています。ですので,ページを複数作ってつなぎ合わせればサイトになるわけです。
では,ページはどのように作られているのでしょう。ページにはテキスト(文章),画像,映像(動画),地図,他のページやサイトに飛ばすためのリンクなどが張り付けられています。このようにページに張り付けられていろいろな役目を果たしているコンテンツのことを「パーツ」と呼びます。料理に例えればページは皿でパーツはおかず(料理)のようなものです。出来上がったサイトを見ているとこの料理と皿しか見えないのですが,いざ自分でサイトを作ろうとすると,ページとパーツのほかにもブロックやコンテナというものも扱っていくことになります。このブロックやコンテナって何かと言えば,これも料理に例えると,パーツが料理(おかず),ページはそれを入れる重箱の外側,ブロックやコンテナは料理をジャンル分けしたり味がほかの料理に移らないようにするための仕切り板で小分けされた枠組み(区画)のようなものなのです。いくらかイメージが湧きましたか?
サイトのイメージが湧いたところでサイポンのどこがすごいのか説明していきましょう。
サイポンはマウスの操作だけでサイトを製作することができます!
えっ!それってそんなにすごいことなの?って思う人もいるかと思います。
でも,これってとてもスゴイことなんです。
コンピューターって人間の指示がなければ何もすることができません。
そして,人間がコンピューターにやってもらいたいことを指示するためには,特定の単語,文法,書式に従った命令を作る必要があります(この命令のことをプログラムと言います)。この命令は文字(アルファベット),数字,記号(これをプログラミング言語と言います)で記述しなければなりません(サイトを表示させるプログラミング言語のことをHTMLといいます)。したがって,コンピューターを動かすための最も原始的なやり方はキーボードでプログラムを記述してコンピューターの演算装置(CPU)に読み込ませる必要があります。しかし,一般的にはこのようなプログラムを扱える人はごく少数です。そこで,一般の人もサイト作成に必要な命令を記述できるようにプログラミングを代行してくれるソフトが必要になります。それがサイポンなのです。