17-1 単語の覚え方のコツ

単語学習は英語学習の基礎です。効果的な方法で学べば、記憶に定着しやすくなります。

1. 文脈の中で覚える

単語を単独で覚えるのではなく、文の中で覚えましょう。

悪い例：

• abandon = 放棄する

良い例：

• They had to abandon the ship during the storm.（嵐の間、彼らは船を放棄しなければならなかった）

理由：文脈があることで、単語の使い方や意味のニュアンスが理解しやすくなります。

2. 五感を使う

複数の感覚を使うことで記憶に残りやすくなります。

• 見る：単語を書く、カードを見る
• 聞く：発音を聞く、声に出して読む
• 書く：何度も書いて練習する
• 話す：例文を音読する

3. イメージと結びつける

単語を視覚的なイメージと結びつけましょう。

例：

• enormous（巨大な）→ 巨大な象のイメージ
• fragile（壊れやすい）→ ガラスのコップが割れるイメージ

4. 語源や成り立ちを知る

単語の成り立ちを理解すると、関連する単語も覚えやすくなります。

例：

• tele（遠くの）+ phone（音）= telephone（電話）
• tele + vision（見る）= television（テレビ）
• tele + scope（見る器具）= telescope（望遠鏡）

5. 反復練習

記憶を定着させるには繰り返しが重要です。

エビングハウスの忘却曲線を活用：

• 学習直後
• 1日後
• 3日後
• 1週間後
• 1ヶ月後

このタイミングで復習すると効果的です。

6. 単語カードを活用する

表に英単語、裏に意味と例文を書きます。

表：grateful 裏：感謝している / I'm grateful for your help.

7. グループ化して覚える

関連する単語をまとめて覚えましょう。

テーマ別：

• 感情：happy, sad, angry, excited, nervous
• 天気：sunny, cloudy, rainy, windy, snowy

対義語：

• big ↔ small
• hot ↔ cold
• fast ↔ slow

8. 実際に使う

覚えた単語を実際に使うことで定着します。

• 日記を書く
• 英語で独り言を言う
• SNSで英語を投稿する
• 言語交換パートナーと会話する

9. 優先順位をつける

すべての単語を同じように覚える必要はありません。

頻度別に学習：

• 基礎単語（1,000語）：日常会話に必須
• 中級単語（3,000語）：一般的な文章に必要
• 上級単語（5,000語以上）：専門的な内容に必要

10. 楽しみながら学ぶ

興味のある分野から単語を学びましょう。

• 好きな映画やドラマを見る
• 好きな音楽の歌詞を覚える
• 興味のある記事を読む

17-2 接頭辞・接尾辞を活用する

接頭辞（prefix）と接尾辞（suffix）を理解すると、知らない単語でも意味を推測できます。

主な接頭辞

un-, in-, im-, il-, ir-（否定：〜でない）

• unhappy（不幸な）
• unable（できない）
• unkind（不親切な）
• incorrect（正しくない）
• incomplete（不完全な）
• impossible（不可能な）
• immature（未熟な）
• illegal（違法な）
• irregular（不規則な）

re-（再び）

• rewrite（書き直す）
• rebuild（再建する）
• return（戻る）
• reuse（再利用する）
• reconsider（再考する）

pre-（前に）

• preview（プレビュー、予告）
• predict（予測する）
• prepare（準備する）
• precaution（予防措置）

post-（後に）

• postwar（戦後の）
• postpone（延期する）
• postgraduate（大学院の）

dis-（反対、離れて）

• disagree（反対する）
• disappear（消える）
• disconnect（切断する）
• dislike（嫌う）

mis-（誤って）

• misunderstand（誤解する）
• mistake（間違い）
• misspell（つづりを間違える）
• mislead（誤った方向に導く）

over-（過度に）

• overwork（働きすぎる）
• overeat（食べ過ぎる）
• overconfident（自信過剰な）
• oversleep（寝坊する）

under-（不十分に）

• understand（理解する）
• underestimate（過小評価する）
• undercook（加熱不足にする）
• underdeveloped（発展途上の）

inter-（間、相互に）

• international（国際的な）
• interact（相互作用する）
• interview（面接）
• internet（インターネット）

trans-（越えて、横切って）

• transport（輸送する）
• transfer（移動する）
• translate（翻訳する）
• transform（変形させる）

sub-（下に）

• subway（地下鉄）
• submarine（潜水艦）
• subtitle（字幕）

super-（上に、超）

• supermarket（スーパーマーケット）
• supernatural（超自然的な）
• supervise（監督する）

ex-（外へ、元の）

• export（輸出する）
• exit（出口）
• ex-president（元大統領）
• exclude（除外する）

主な接尾辞

-able, -ible（〜できる） 形容詞を作る

• readable（読める）
• comfortable（快適な）
• possible（可能な）
• responsible（責任がある）

-ful（〜に満ちた） 形容詞を作る

• hopeful（希望に満ちた）
• careful（注意深い）
• useful（役に立つ）
• beautiful（美しい）

-less（〜がない） 形容詞を作る

• hopeless（希望のない）
• careless（不注意な）
• useless（役に立たない）
• endless（終わりのない）

-ness（〜であること） 名詞を作る

• happy → happiness（幸せ）
• kind → kindness（親切）
• dark → darkness（暗さ）
• weak → weakness（弱さ）

-ment（〜すること、状態） 名詞を作る

• develop → development（発展）
• improve → improvement（改善）
• agree → agreement（同意）
• pay → payment（支払い）

-tion, -sion（〜すること） 名詞を作る

• educate → education（教育）
• inform → information（情報）
• decide → decision（決定）
• discuss → discussion（議論）

-er, -or（〜する人） 名詞を作る

• teach → teacher（教師）
• write → writer（作家）
• act → actor（俳優）
• direct → director（監督）

-ist（〜する人、〜主義者） 名詞を作る

• art → artist（芸術家）
• science → scientist（科学者）
• piano → pianist（ピアニスト）

-ly（〜のように） 副詞を作る

• quick → quickly（素早く）
• careful → carefully（注意深く）
• easy → easily（簡単に）

-ize, -ise（〜にする） 動詞を作る

• modern → modernize（近代化する）
• real → realize（実現する）
• organ → organize（組織化する）

-ous, -ious（〜の性質を持つ） 形容詞を作る

• danger → dangerous（危険な）
• fame → famous（有名な）
• vari → various（様々な）

活用例

知らない単語に出会った時：

uncomfortable を見た時

• un-（否定）+ comfort（快適）+ -able（〜できる）
• → 「快適でない」= 不快な

disagreement を見た時

• dis-（反対）+ agree（同意する）+ -ment（こと）
• → 「同意しないこと」= 不一致、意見の相違

17-3 類義語と反意語

類義語（Synonyms）

類義語とは、意味が似ている単語です。ただし、完全に同じ意味ではなく、ニュアンスの違いがあります。

「見る」を表す単語

• see：自然に目に入る
  • I saw him in the park.（公園で彼を見かけた）
• look：意識的に目を向ける
  • Look at this picture.（この写真を見て）
• watch：動いているものを注意して見る
  • I watched TV last night.（昨夜テレビを見た）
• stare：じっと見つめる
  • Don't stare at people.（人をじっと見つめないで）
• glance：ちらっと見る
  • He glanced at his watch.（彼は時計をちらっと見た）

「言う」を表す単語

• say：言う（一般的）
  • He said hello.（彼は挨拶を言った）
• tell：伝える（人に）
  • She told me the truth.（彼女は私に真実を伝えた）
• speak：話す（言語、公式に）
  • Do you speak English?（英語を話しますか）
• talk：話す（会話する）
  • We talked about the plan.（私たちは計画について話した）
• whisper：ささやく
  • She whispered in my ear.（彼女は私の耳にささやいた）
• shout：叫ぶ
  • He shouted for help.（彼は助けを求めて叫んだ）

「大きい」を表す単語

• big：大きい（一般的）
• large：大きい（サイズ、量）
• huge：巨大な
• enormous：莫大な
• giant：巨人のような
• vast：広大な

「小さい」を表す単語

• small：小さい（一般的）
• little：小さい（かわいい印象）
• tiny：とても小さい
• minute：微小な

「重要な」を表す単語

• important：重要な
• significant：重要な、意義のある
• crucial：決定的な
• essential：不可欠な
• vital：極めて重要な
• critical：重大な

反意語（Antonyms）

反意語とは、反対の意味を持つ単語です。

基本的な反意語ペア

• big ↔ small（大きい ↔ 小さい）
• hot ↔ cold（熱い ↔ 冷たい）
• good ↔ bad（良い ↔ 悪い）
• happy ↔ sad（幸せな ↔ 悲しい）
• fast ↔ slow（速い ↔ 遅い）
• strong ↔ weak（強い ↔ 弱い）
• rich ↔ poor（金持ちの ↔ 貧しい）
• easy ↔ difficult（簡単な ↔ 難しい）
• old ↔ young（年老いた ↔ 若い）
• old ↔ new（古い ↔ 新しい）

動詞の反意語

• come ↔ go（来る ↔ 行く）
• buy ↔ sell（買う ↔ 売る）
• give ↔ take（与える ↔ 取る）
• push ↔ pull（押す ↔ 引く）
• open ↔ close（開ける ↔ 閉める）
• start ↔ finish（始める ↔ 終える）
• remember ↔ forget（覚えている ↔ 忘れる）
• win ↔ lose（勝つ ↔ 負ける）
• love ↔ hate（愛する ↔ 憎む）

前置詞の反意語

• in ↔ out（中に ↔ 外に）
• up ↔ down（上へ ↔ 下へ）
• on ↔ off（〜の上に ↔ 〜から離れて）
• before ↔ after（〜の前に ↔ 〜の後に）
• with ↔ without（〜と一緒に ↔ 〜なしで）
• above ↔ below（〜の上に ↔ 〜の下に）
• inside ↔ outside（内側に ↔ 外側に）

接頭辞による反意語

• happy ↔ unhappy
• like ↔ dislike
• correct ↔ incorrect
• possible ↔ impossible
• legal ↔ illegal
• regular ↔ irregular

17-4 コロケーション（語の組み合わせ）

コロケーションとは、特定の単語と一緒によく使われる単語の組み合わせです。自然な英語を話すために重要です。

動詞 + 名詞のコロケーション

make を使う表現

• make a mistake（間違いを犯す）
• make a decision（決断する）
• make progress（進歩する）
• make an effort（努力する）
• make a plan（計画を立てる）
• make money（お金を稼ぐ）
• make friends（友達を作る）
• make a noise（音を立てる）

do を使う表現

• do homework（宿題をする）
• do business（ビジネスをする）
• do exercise（運動をする）
• do the dishes（皿洗いをする）
• do your best（ベストを尽くす）
• do damage（損害を与える）
• do research（研究する）

have を使う表現

• have breakfast/lunch/dinner（朝食/昼食/夕食を食べる）
• have a good time（楽しい時間を過ごす）
• have a look（見る）
• have a rest（休憩する）
• have a shower/bath（シャワー/お風呂に入る）
• have a conversation（会話をする）
• have an idea（アイデアを思いつく）

take を使う表現

• take a picture/photo（写真を撮る）
• take a test/exam（テストを受ける）
• take a break（休憩を取る）
• take a seat（座る）
• take time（時間がかかる）
• take care of（世話をする）
• take advantage of（利用する）
• take place（起こる）

give を使う表現

• give advice（アドバイスをする）
• give a speech（スピーチをする）
• give permission（許可を与える）
• give priority（優先する）
• give birth（出産する）

形容詞 + 名詞のコロケーション

時間に関する表現

• spare time（余暇）
• free time（自由時間）
• quality time（充実した時間）
• valuable time（貴重な時間）

問題に関する表現

• serious problem（深刻な問題）
• major problem（重大な問題）
• common problem（よくある問題）

天気に関する表現

• heavy rain（大雨）
• strong wind（強風）
• thick fog（濃い霧）
• light snow（小雪）

感情に関する表現

• deep love（深い愛）
• strong feeling（強い感情）
• great joy（大きな喜び）
• bitter disappointment（ひどい失望）

副詞 + 形容詞のコロケーション

• highly recommended（強く推奨される）
• deeply moved（深く感動した）
• seriously injured（重傷を負った）
• fully aware（完全に気づいている）
• bitterly disappointed（ひどくがっかりした）
• entirely different（全く異なる）
• perfectly clear（完全に明確な）

動詞 + 副詞のコロケーション

• listen carefully（注意深く聞く）
• think deeply（深く考える）
• work hard（一生懸命働く）
• sleep soundly（ぐっすり眠る）
• speak fluently（流暢に話す）
• smile warmly（温かく微笑む）

前置詞を含むコロケーション

at を使う表現

• at the moment（今のところ）
• at the same time（同時に）
• at a glance（一目で）
• at first sight（一目惚れで）

in を使う表現

• in advance（前もって）
• in general（一般的に）
• in detail（詳細に）
• in the long run（長い目で見れば）
• in particular（特に）

on を使う表現

• on purpose（わざと）
• on time（時間通りに）
• on average（平均して）
• on the whole（全体的に）

よくある間違い

❌ do a mistake → ⭕ make a mistake ❌ say a speech → ⭕ give a speech / make a speech ❌ do a photo → ⭕ take a photo ❌ make homework → ⭕ do homework ❌ big rain → ⭕ heavy rain ❌ strong rain → ⭕ heavy rain

19-1 英語の音の変化（リエゾン、脱落）

英語は文字通りに発音されないことが多く、音の変化を理解することがリスニング上達の鍵です。

リエゾン（Liaison/Linking）

単語と単語がつながって発音される現象です。

子音 + 母音のリンキング 前の単語の最後が子音、次の単語の最初が母音の時、つながります。

• an apple → アンナップル（an + apple）
• come in → カミン（com + in）
• take it → テイキット（tak + it）
• turn off → ターノフ（tur + noff）
• at eight → アテイト（a + teight）
• look at → ルカット（loo + kat）

同じ子音が続く場合 同じ子音が続く時、1回だけ発音されます。

• big guy → ビガイ（big + guy → ビッグガイではない）
• good day → グデイ（good + day）
• hot tea → ハティー（hot + tea）
• some money → サマニー（some + money）

子音 + 同じ/似た子音

• next step → ネクステップ（t + s が似ている）
• best teacher → ベスティーチャー
• red dress → レドレス

脱落（Elision）

ある音が発音されなくなる現象です。

t の脱落 t が他の子音に挟まれると、発音されないことがあります。

• next day → ネクスデイ（t が脱落）
• last night → ラスナイト
• first time → ファーサイム
• most people → モウスピープル
• fast food → ファスフード

h の脱落 代名詞の h はしばしば脱落します。

• What did he say? → ワディディセイ（he の h が脱落）
• Where is he? → ウェアリズィー
• Tell him → テリム
• give her → ギヴァー

d の脱落

• and → アン（d が脱落）
• old man → オウマン

弱形（Weak Forms）

機能語（冠詞、前置詞、代名詞など）は弱く発音されます。

冠詞

• a → /ə/（ア）
• the → /ðə/（ザ）母音の前では /ði/（ズィ）

前置詞

• to → /tə/（タ）
• for → /fə/（ファ）
• of → /əv/（アヴ）
• at → /ət/（アット）

助動詞

• can → /kən/（クン）
• have → /həv/（ハヴ）
• has → /həz/（ハズ）
• had → /həd/（ハッド）
• will → /wəl/（ウル）
• would → /wəd/（ウッド）

代名詞

• him → /ɪm/（イム）
• her → /ər/（アー）
• them → /əm/（アム）

短縮形（Contractions）

話し言葉でよく使われる短縮形を理解しましょう。

be動詞

• I'm = I am
• you're = you are
• he's = he is
• she's = she is
• it's = it is
• we're = we are
• they're = they are

否定形

• isn't = is not
• aren't = are not
• wasn't = was not
• weren't = were not
• don't = do not
• doesn't = does not
• didn't = did not
• can't = cannot
• won't = will not
• shouldn't = should not

have

• I've = I have
• you've = you have
• he's = he has
• they've = they have
• haven't = have not
• hasn't = has not
• hadn't = had not

will

• I'll = I will
• you'll = you will
• he'll = he will
• they'll = they will

would

• I'd = I would
• you'd = you would
• he'd = he would

フラッピング（Flapping）

アメリカ英語で、t や d が母音に挟まれると、日本語の「ラ行」のような音になります。

• water → ウォーラー
• better → ベラー
• letter → レラー
• city → スィリー
• little → リロー
• party → パーリー

イントネーションとストレス

文強勢（Sentence Stress） 内容語（名詞、動詞、形容詞、副詞）を強く、機能語（冠詞、前置詞、代名詞）を弱く発音します。

例：

• I WENT to the STORE to BUY some MILK. （強い部分を大文字で表示）

19-2 効果的なリスニング学習法

リスニング力を効果的に向上させる方法です。

レベル別学習法

初級レベル

1. ゆっくりした英語から始める

• 教材用の音声（ゆっくり・はっきり）
• 児童向けの物語
• ニュースの初級者向け版

2. スクリプトを見ながら聞く

• 文字を見ながら音を確認
• 知らない単語を調べる
• 音と文字を一致させる

3. 短い音声を繰り返し聞く

• 1〜2分の音声を選ぶ
• 最低5回は繰り返し聞く
• 意味が分かるまで聞く

中級レベル

1. スクリプトなしで聞く

• まずスクリプトを見ずに聞く
• 内容を推測する
• 分からない部分を確認してから再度聞く

2. 様々なアクセントに触れる

• アメリカ英語
• イギリス英語
• オーストラリア英語

3. 長めの音声に挑戦

• 5〜10分のポッドキャスト
• ニュース番組
• インタビュー

上級レベル

1. ネイティブ向けの素材

• 映画やドラマ（字幕なし）
• ポッドキャスト
• ニュース（通常速度）

2. 専門的な内容

• TEDトーク
• 学術講義
• ドキュメンタリー

3. リアルタイムの会話

• オンライン会話練習
• 言語交換
• ネイティブとの会話

効果的な学習テクニック

1. アクティブリスニング ただ聞き流すのではなく、集中して聞きます。

やること：

• メモを取る
• 質問を考える
• 要点をまとめる
• 内容を予測する

2. トップダウンとボトムアップ

トップダウン（全体から理解）

• 文脈から意味を推測
• 背景知識を活用
• キーワードを聞き取る

ボトムアップ（細部から理解）

• 個々の単語を聞き取る
• 文法構造を理解する
• 音の変化を識別する

両方のアプローチをバランスよく使います。

3. 段階的リスニング

第1回：全体理解

• 何について話しているか
• 主要なポイントは何か
• 話者の意図は何か

第2回：詳細理解

• 具体的な情報
• 数字や固有名詞
• 理由や例

第3回：言語に注目

• 使われている表現
• 発音やイントネーション
• 文法構造

おすすめの学習素材

初級

• VOA Learning English（ゆっくりなニュース）
• BBC Learning English
• 英語学習用ポッドキャスト
• 児童向けオーディオブック

中級

• TED-Ed（教育的で短い）
• 6 Minute English（BBC）
• ニュース（CNN 10, BBC Newsなど）
• やさしい英語のポッドキャスト

上級

• TED Talks
• ポッドキャスト（This American Life, Radiolab）
• 映画・ドラマ（字幕なし）
• ニュース（通常速度）

リスニング学習の注意点

やってはいけないこと

• 完璧に聞き取ろうとする
• 分からない単語で立ち止まる
• 日本語に訳しながら聞く
• 一度しか聞かない
• 難しすぎる素材を選ぶ

やるべきこと

• 70%程度理解できる素材を選ぶ
• 繰り返し聞く
• 楽しめる内容を選ぶ
• 毎日少しずつ続ける
• 様々なジャンルに触れる

19-3 ディクテーション練習

ディクテーションとは、聞いた英語を書き取る練習法です。リスニング力を効果的に向上させます。

ディクテーションの効果

1. 細かい音まで聞き取る力がつく
2. 弱点が明確になる
3. 集中力が高まる
4. 語彙・文法の知識が定着する
5. スペリング力も向上する

ディクテーションの手順

ステップ1：準備

• 1〜2分程度の音声を選ぶ
• 自分のレベルより少し易しめがよい
• スクリプト（文字起こし）があるものを選ぶ

ステップ2：全体を聞く（1回目）

• 書き取らず、内容を理解する
• 話題や主旨をつかむ
• 全体の流れを把握する

ステップ3：書き取る（2〜5回目）

• 一文ずつ、または意味のまとまりごとに止めながら聞く
• 聞き取れた部分を書く
• 分からない部分は空欄にする

コツ：

• 完璧を求めない
• 推測も書いてみる
• 何度も繰り返し聞く

ステップ4：確認する

• スクリプトと比較する
• 間違いや空欄を確認する
• なぜ聞き取れなかったか分析する

ステップ5：音読する

• スクリプトを見ながら音声と一緒に読む
• 発音やリズムを真似る
• 何度も繰り返す

聞き取れない理由と対策

1. 単語を知らない → 語彙を増やす

2. 音の変化に慣れていない → リエゾンや脱落のパターンを学ぶ

3. 速すぎる → 再生速度を落とす（0.75倍など）

4. 発音を間違って覚えている → 辞書で発音を確認する

5. 文法が分かっていない → 文法を復習する

効果的なディクテーションのコツ

初級者向け

• 非常に短い音声（30秒〜1分）
• ゆっくりはっきりした英語
• 一文ずつ止めながら練習
• 分からない単語はカタカナでもOK

中級者向け

• 1〜2分の音声
• 通常の速度の英語
• 意味のまとまりごとに止める
• 正確なスペリングを意識する

上級者向け

• 3〜5分の音声
• ネイティブ向けの自然な英語
• なるべく止めずに書き取る
• 句読点も含めて正確に書く

部分ディクテーション

全文ではなく、一部だけ書き取る方法もあります。

穴埋め式 スクリプトの一部が空欄になっている教材を使います。

例：

I _____ to the store _____ to buy some milk.

答え：went, yesterday

キーワードディクテーション 重要な単語だけを書き取ります。

• 名詞
• 動詞
• 数字
• 固有名詞

シャドーイングとの組み合わせ

1. ディクテーション
2. スクリプト確認
3. シャドーイング（次のセクション）
4. もう一度ディクテーション

この順序で練習すると効果的です。

19-4 シャドーイング練習

シャドーイングとは、音声を聞きながら、ほぼ同時に声に出して真似る練習法です。

シャドーイングの効果

1. リスニング力の向上
2. 発音の改善
3. スピーキングの流暢さ向上
4. イントネーションやリズムの習得
5. 英語を英語のまま理解する力

シャドーイングの種類

1. プロソディ・シャドーイング 意味は考えず、音だけを真似ます。

目的：

• 発音の改善
• リズム・イントネーションの習得
• 英語の音に慣れる

2. コンテンツ・シャドーイング 意味を理解しながら真似ます。

目的：

• リスニング力の向上
• 理解速度の向上
• 自然な英語表現の習得

シャドーイングの手順

ステップ1：素材選び

• 1〜2分程度の音声
• 自分のレベルより少し易しめ
• 興味のある内容
• はっきりした発音の音声

ステップ2：内容理解

• スクリプトを読む
• 分からない単語を調べる
• 内容を完全に理解する

ステップ3：リスニング

• スクリプトを見ながら聞く（2〜3回）
• 音声に注目する
• 発音やイントネーションを意識する

ステップ4：音読練習

• スクリプトを見ながら音声と一緒に読む
• 発音を真似る
• スムーズに読めるまで練習

ステップ5：シャドーイング開始

初心者向け：テキストを見ながら

• スクリプトを見ながら
• 音声の0.5〜1秒後について読む
• 完璧でなくてもOK

中級者向け：時々テキストを見る

• 基本的にはスクリプトを見ない
• 難しい部分だけ確認
• 音声とほぼ同時に話す

上級者向け：テキストなし

• スクリプトを一切見ない
• 音声とほぼ同時に話す
• 意味を理解しながら

ステップ6：録音して確認

• 自分のシャドーイングを録音する
• 元の音声と比較する
• 改善点を見つける

シャドーイングのコツ

1. 完璧を目指さない

• 最初は70%程度でOK
• 全部言えなくても気にしない
• 練習を重ねて徐々に改善

2. 音声に集中する

• 意味は後回し（プロソディ・シャドーイング）
• 発音やリズムを真似る
• イントネーションも意識する

3. 口を大きく動かす

• はっきり発音する
• 英語の口の形を意識する
• 恥ずかしがらない

4. リラックスする

• 肩の力を抜く
• 楽しむことが大切
• ストレスを感じない

レベル別の素材

初級

• 英語学習用の音声（ゆっくり）
• 短い会話文
• 簡単なニュース

中級

• 通常速度のニュース
• ポッドキャスト
• TEDトークの一部

上級

• 映画やドラマの一場面
• 自然な会話
• 専門的なプレゼンテーション

効果を高めるために

1. 毎日続ける

• 1日10〜15分でOK
• 毎日の習慣にする
• 通勤時間などを活用

2. 同じ素材を繰り返す

• 1つの素材を1週間使う
• 完璧にできるまで練習
• 次の素材に移る

3. 段階的に難易度を上げる

• 易しい素材から始める
• 慣れたら速度を上げる
• より自然な英語に挑戦

4. 他の学習法と組み合わせる

• ディクテーション → シャドーイング
• リスニング → シャドーイング → 音読
• シャドーイング → スピーキング練習

注意点

やってはいけないこと

• 難しすぎる素材を選ぶ
• いきなりスクリプトなしで始める
• 意味を無視して続ける
• 録音せずに自己満足する

やるべきこと

• 適切なレベルの素材を選ぶ
• 段階を踏んで練習する
• 定期的に録音して確認する
• 楽しめる内容を選ぶ

20-1 英文のパラグラフ構造

英語のパラグラフには明確な構造があります。

基本構造の復習

1. トピックセンテンス（Topic Sentence） パラグラフの主題を述べる文。

位置：通常は最初の文 役割：何について書くかを示す

例： Learning English has many benefits.

2. サポーティングセンテンス（Supporting Sentences） トピックセンテンスを支持する文。

役割：

• 説明する
• 例を挙げる
• 証拠を示す
• 詳細を述べる

例： First, it opens up job opportunities. Second, it allows you to travel more easily. Third, it helps you access more information on the internet.

3. コンクルーディングセンテンス（Concluding Sentence） パラグラフをまとめる文。

役割：

• トピックセンテンスを言い換える
• 要点をまとめる
• 次のパラグラフへつなぐ

例： For these reasons, studying English is a valuable investment.

統一性（Unity）

パラグラフ内のすべての文は、一つのトピックに関連している必要があります。

良い例：

Topic: The benefits of exercise
- strengthens the heart
- helps control weight
- reduces stress

悪い例（統一性がない）：

Topic: The benefits of exercise
- strengthens the heart
- my friend exercises every day ← トピックから外れている
- reduces stress

一貫性（Coherence）

文と文が論理的につながっている必要があります。

つなぎ言葉を使う

• First, Second, Third
• However, Therefore, In addition
• For example, As a result

代名詞で前の文を指す

続ける

• I bought a car. It is red.
• She has a dog. The dog is friendly.

キーワードを繰り返す

• Exercise is important. Regular exercise improves health.

完全なパラグラフの例

**Smartphones have changed our daily lives significantly.** (Topic)
First, they allow us to stay connected with friends and family anytime, anywhere through calls, messages, and social media. Second, smartphones provide instant access to information through the internet, making it easy to find answers to any question. Third, they serve as multipurpose tools, functioning as cameras, calendars, maps, and entertainment devices all in one. **Therefore, it is clear that smartphones have become an essential part of modern life.** (Conclusion)

訳： スマートフォンは私たちの日常生活を大きく変えました。第一に、電話、メッセージ、ソーシャルメディアを通じて、いつでもどこでも友人や家族とつながることができます。第二に、インターネットを通じて情報に即座にアクセスでき、どんな質問にも答えを見つけやすくなっています。第三に、カメラ、カレンダー、地図、娯楽機器としてすべてを1つで機能する多目的ツールとして役立ちます。したがって、スマートフォンが現代生活に不可欠なものになったことは明らかです。

20-2 効果的な文章の書き方

書く前の準備

1. ブレインストーミング 思いつくアイデアをすべて書き出します。

方法：

• 思いついたことを箇条書きにする
• マインドマップを作る
• 5W1H（Who, What, When, Where, Why, How）で考える

2. アウトライン作成 文章の構成を計画します。

基本構成：

I. Introduction（序論）
   A. 導入
   B. 主題提示

II. Body（本論）
   A. ポイント1
      1. 説明
      2. 例
   B. ポイント2
      1. 説明
      2. 例
   C. ポイント3
      1. 説明
      2. 例

III. Conclusion（結論）
   A. 要約
   B. 最終的なコメント

明確に書くためのルール

1. シンプルな文を使う

複雑すぎる文は避けます。

悪い例： The book that I bought yesterday at the store which is near the station that is in the center of the city was interesting.

良い例： I bought a book yesterday. The store is near the central station. The book was interesting.

2. 具体的に書く

曖昧な表現を避け、具体的に書きます。

悪い例： I like sports.

良い例： I enjoy playing tennis every weekend.

3. 能動態を使う

受動態より能動態の方が明確です。

受動態：The ball was hit by Tom. 能動態：Tom hit the ball.（こちらが明確）

ただし、動作主が不明な時や重要でない時は受動態が適切です。

4. 不必要な言葉を削る

冗長な表現を避けます。

悪い例：

• In my personal opinion（私の個人的な意見では） → In my opinion
• The reason why is because（理由は〜だからです） → Because
• At this point in time（この時点において） → Now

一貫性を保つ

1. 時制の一貫性

悪い例： I went to the store and buy some milk. （went と buy の時制が不一致）

良い例： I went to the store and bought some milk.

2. 人称の一貫性

悪い例： When one studies English, you should practice every day. （one と you が混在）

良い例： When you study English, you should practice every day.

3. トーンの一貫性

フォーマルな文章ではカジュアルな表現を避けます。

フォーマル：Children require adequate nutrition. カジュアル：Kids need good food.

効果的な表現テクニック

1. 具体例を使う

抽象的な説明だけでなく、具体例を示します。

Exercise is important. For example, walking for 30 minutes a day can improve your health.

2. 数字やデータを使う

説得力を高めます。

Many people use smartphones. → Over 80% of people use smartphones.

3. 比較を使う

理解しやすくなります。

Learning a language is like learning to play a musical instrument. It requires regular practice.

4. 質問を使う

読者を引き込みます。

Have you ever wondered why some people learn languages faster than others?

避けるべき表現

1. 曖昧な言葉

• thing, stuff（もっと具体的な名詞を使う）
• good, bad（もっと具体的な形容詞を使う）
• very（強調しすぎない）

2. 口語表現（フォーマルな文章では）

• gonna（going to）
• wanna（want to）
• lots of（many/much）
• kids（children）

3. 縮約形（フォーマルな文章では）

• I'm → I am
• don't → do not
• can't → cannot

推敲（Editing）のチェックリスト

内容

• トピックは明確か
• 十分な説明があるか
• 例は適切か
• 論理的な流れか

構成

• イントロダクションがあるか
• 各パラグラフにトピックセンテンスがあるか
• 結論があるか

文法・表現

• 文法ミスはないか
• スペルは正しいか
• 句読点は正しいか
• 時制は一貫しているか

文体

• 明確で分かりやすいか
• 冗長でないか
• トーンは適切か

20-3 Eメールの書き方

ビジネスや日常でよく使うEメールの書き方です。

Eメールの基本構造

Subject: Meeting Request（件名）

Dear Mr. Smith,（宛名）

I hope this email finds you well.（挨拶）

I am writing to request a meeting to discuss...（本文）

Please let me know your availability.（依頼）

Thank you for your consideration.（感謝）

Best regards,（結び）
Taro Yamada（署名）

件名（Subject Line）

明確で簡潔に書きます。

良い例：

• Meeting Request for Project Discussion
• Question about Assignment Due Date
• Thank You for Your Help

悪い例：

• Hello
• Question
• Important!!!!

宛名（Greeting）

フォーマル（ビジネス）

• Dear Mr./Ms./Dr. + 姓
  • Dear Mr. Smith,
  • Dear Ms. Johnson,
• Dear + フルネーム（性別不明の場合）
  • Dear Taylor Brown,
• 名前が分からない場合
  • Dear Sir or Madam,
  • To Whom It May Concern,

カジュアル（友人・知人）

• Hi/Hello + 名前
  • Hi John,
  • Hello Mary,

本文の始め方

フォーマル

• I am writing to...（〜のために書いています）
• I would like to...（〜したいと思います）
• Thank you for...（〜をありがとうございます）
• I hope this email finds you well.（お元気のことと思います）

カジュアル

• Thanks for...（〜をありがとう）
• I hope you're doing well.（元気にしていることを願っています）
• How are you?（元気？）

本文の書き方

1. 要点を最初に書く

悪い例： I have been thinking about this for a long time, and after considering many options, I have decided that...

良い例： I would like to request a meeting next week.

2. 短いパラグラフに分ける

読みやすくなります。

3. 箇条書きを使う

複数の項目がある時は箇条書きにします。

例： Please bring the following items:

• Your passport
• Two photos
• Application form

依頼の表現

丁寧度：低→高

• Please send me the document.
• Could you send me the document?
• Would you mind sending me the document?
• I would appreciate it if you could send me the document.
• I would be grateful if you could send me the document.

結びの言葉

フォーマル

• Thank you for your time.（お時間をいただきありがとうございます）
• Thank you for your consideration.（ご検討ありがとうございます）
• I look forward to hearing from you.（お返事をお待ちしています）
• Please let me know if you have any questions.（ご質問があればお知らせください）

カジュアル

• Thanks again.（改めてありがとう）
• Talk to you soon.（すぐに話しましょう）
• Let me know.（教えてね）

署名（Closing）

フォーマル

• Sincerely,
• Best regards,
• Kind regards,
• Respectfully,

カジュアル

• Best,
• Regards,
• Cheers,
• Take care,

署名ブロック

Best regards,
Taro Yamada
Sales Manager
ABC Company
Email: taro@abc.com
Phone: +81-3-1234-5678

Eメールの例

ビジネスメール（会議の依頼）

Subject: Meeting Request - Marketing Strategy

Dear Ms. Johnson,

I hope this email finds you well.

I am writing to request a meeting to discuss our new marketing strategy for the upcoming quarter. I believe your insights would be valuable for our planning process.

Would you be available for a 30-minute meeting next week? I am flexible with the time and can adjust to your schedule.

Please let me know your availability, and I will send a calendar invitation.

Thank you for your time and consideration.

Best regards,
Taro Yamada
Marketing Department

カジュアルメール（友人への）

Subject: Weekend Plans

Hi Sarah,

How are you doing?

I was thinking we could get together this weekend. Would you like to grab lunch on Saturday? There's a new Italian restaurant downtown that looks great.

Let me know if you're free!

Best,
Taro

注意点

やってはいけないこと

• 件名を空欄にする
• 全部大文字で書く（怒っているように見える）
• 絵文字を使う（ビジネスメールでは）
• 添付ファイルについて言及しない
• 返信が遅れた時に謝らない

やるべきこと

• 送信前に必ず読み直す
• スペルチェックをする
• 適切なトーンを使う
• 明確で簡潔に書く
• 24時間以内に返信する

20-4 エッセイライティング入門

エッセイは論理的に意見を述べる文章です。

エッセイの基本構造

1. Introduction（序論）

• 話題を紹介する
• 背景情報を提供する
• 主張（Thesis Statement）を述べる

2. Body（本論）

• 通常2〜4パラグラフ
• 各パラグラフで1つのポイント
• 例や証拠で支持する

3. Conclusion（結論）

• 主要なポイントをまとめる
• 主張を再確認する
• 最終的な考えを述べる

Thesis Statement（主張）

エッセイ全体の主旨を一文で表します。

位置：Introduction の最後 特徴：

• 明確で具体的
• 議論の余地がある
• エッセイ全体の方向性を示す

例： Topic: Social media Thesis Statement: While social media has many benefits, its negative effects on mental health make it necessary to limit usage.

Introduction の書き方

構成：

1. Hook（読者の関心を引く）
2. Background（背景情報）
3. Thesis Statement（主張）

Hook の種類：

• 質問：Have you ever wondered why...?
• 驚くべき事実：Did you know that...?
• 引用：As Einstein said, "..."
• 逸話：I remember when...

例：

Have you ever felt anxious after spending hours on social media? (Hook) Many people experience this feeling daily. Social media platforms have become an integral part of modern life, with billions of users worldwide. (Background) While social media has many benefits, its negative effects on mental health make it necessary to limit usage. (Thesis)

Body Paragraphs の書き方

各パラグラフの構成：

1. Topic Sentence（そのパラグラフの主張）
2. Explanation（説明）
3. Example（例）
4. Analysis（分析）
5. Concluding Sentence（まとめ）

例：

First, excessive social media use can lead to depression. (Topic) Studies have shown that people who spend more than three hours a day on social media are more likely to experience depressive symptoms. (Explanation) For example, constantly comparing oneself to others' seemingly perfect lives can create feelings of inadequacy. (Example) This comparison trap is particularly harmful to teenagers, whose self-esteem is still developing. (Analysis) Therefore, limiting social media use can help protect mental health. (Conclusion)

サポートの種類

1. Examples（例）

• For example
• For instance
• Such as

2. Statistics（統計）

• According to research...
• Studies show that...
• Data indicates...

3. Expert Opinions（専門家の意見）

• Dr. Smith argues that...
• Researchers believe...
• According to Professor...

4. Personal Experience（個人的経験）

• In my experience...
• I have found that...

Conclusion の書き方

含めるべき内容：

1. Thesis の再確認（違う言葉で）
2. 主要なポイントのまとめ
3. 最終的な考えや提言

含めてはいけないもの：

• 新しい情報
• 新しい例
• "In conclusion" の多用

例：

In summary, while social media offers many advantages such as connectivity and information access, its negative impact on mental health cannot be ignored. To maintain psychological well-being, it is essential to use these platforms mindfully and in moderation. By setting limits on our usage, we can enjoy the benefits while protecting our mental health.

エッセイのタイプ

1. Argumentative Essay（論証エッセイ）

• 自分の立場を主張する
• 反対意見に反論する
• 証拠で支持する

2. Persuasive Essay（説得エッセイ）

• 読者を説得する
• 感情に訴えることもある
• 行動を促す

3. Descriptive Essay（記述エッセイ）

• 人、場所、物を詳しく描写する
• 五感を使う
• 具体的な詳細を含む

4. Narrative Essay（物語エッセイ）

• 物語を語る
• 個人的経験を共有する
• 教訓や意味を示す

5. Compare and Contrast Essay（比較対照エッセイ）

• 2つのものを比較する
• 類似点と相違点を示す
• 結論を導く

エッセイライティングのチェックリスト

Content（内容）

• 明確な thesis statement があるか
• 各パラグラフに topic sentence があるか
• 十分な例や証拠があるか
• 論理的な流れか

Organization（構成）

• Introduction-Body-Conclusion の構造か
• パラグラフは適切に分かれているか
• つなぎ言葉を使っているか

Style（文体）

• 適切なトーンか（フォーマル/カジュアル）
• 多様な文構造を使っているか
• 冗長でないか

Grammar（文法）

• 文法ミスはないか
• スペルは正しいか
• 句読点は正しいか

エッセイライティングのコツ

1. 計画に時間をかける 書く前のブレインストーミングとアウトライン作成が重要
2. 最初から完璧を目指さない まずは書き上げる、後で推敲する
3. 具体的に書く 抽象的な表現より具体例を使う
4. 声に出して読む 不自然な部分が見つかりやすい
5. 他の人に読んでもらう 客観的な意見をもらう