ろんしゃおの読書感想文②
2020/06/07
おすすめ名著
イタリア人のイメージが
変わるかも?!
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
@ろんしゃおです。今日のお勧めの一冊は、内田 洋子さんと、ピエールサンティ,シルヴィオさんの「イタリア人の働き方 国民全員が社長の国」です。
この本の事を知ったのは、2、3年前でしょうか。
最近、ヒルナンデスにも出演された、女性の靴磨き職人・河村真菜さんが、靴磨きの世界へ足を踏み入れるきっかけとなったと話されているのを聞き、読んでみようと買ったのがこの本でした。
ただ、この本は新しく刷られていないのか、本屋さんで売ってないんですよね・・・・
Amazonでも新刊はなく、中古本だけが出品されているのですが、定価740円+税に対し、9800円とか、2万円とか・・・・どれだけぼったくってるんだと(苦笑)
そう言う私も、Amazonで中古本を1480円で買いましたが。。
そう言う私も、Amazonで中古本を1480円で買いましたが。。
それはさておき、本の内容ですが、イタリアで有名な15名の事業家や職人の方々が、一人で仕事を始め、ゼロもしくはマイナスからどのように事業を立ち上げて成功し、名前が知られるようになるまでを、まとめた一冊になります。
多くの方が社会的に恵まれず、中には義務教育をまともに修了しないままに、苦労して成功を収めた方もみえるそうです。
その土台となるのが、人工5700万人の国で、2000万社の零細、中小企業が存在するというイタリアの経済構造。
単純に頭割りしても2.8人に1つの事業体が存在する事になる。
つまり、労働人口でいえば、1人に1つの事業体。
まさに、国民全員が社長なのですね。
個人的には、15名の事業家、職人の方のエピソードも勉強になりましたが、心に残ったのは、前書きと、あとがきに書かれていた内容です。
上記のように国民全員が社長の国、イタリア。
なぜ、そのような経済構造を持つようになったのか?
そこには、ローマ帝国崩壊以来、イタリアを支配してきたのは、統治能力のない、頼りにできない統治者や政治ばかりだったそうです。(手厳しいなぁ・・・・)
その中で、イタリア人は、「守るべきものは、領土ではない。そこに生きる自分たちの暮らしの質だ」と冷静に判断し、「自分の幸せは自らの力で、手で守り抜くしかない!」と確信を持っているからだとの事。
だから、家族経営のような零細や中小企業が、世界をあっと驚かすような品質や技術を持っている国、それがイタリアなのだと。翻って、今の日本。どこか似てませんか??
消える年金問題、高齢化社会、続く政治不信。
じゃぁ、私たち日本人は、今のまま政府、政治のなすがままで良いのかなと?
終身雇用も崩壊し、今の2、3、40代は年金は何歳になったらもらえるか分からない。
会社もどうなるか・・・・。
いきなり会社を辞めて事業を興せ!というわけではありませんが・・・・
TVなどのメディアから流れてくる情報に対し、「自分はどうするのか?」と考えて、自分の身、そして自分の周りの人々を守る為にも、自分から主体的に行動を起こす。
社会の流れになすがまま、されるがままでは危ないのではないでしょうか?
イタリア人の「自分の幸せは自らの力で、手で守り抜くしかない!」という考え方。
これからの日本人には必要なのではないでしょうか?
少なくとも、イタリア人は怠け者だというイメージは、完全に覆されました(笑)
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