アイデアが出ない!

2020/07/24

頭を叩いてもアイデアがでない!~そんな時どうする?!

なぜなぜ分析

「なぜなぜ分析」は、トヨタの元副社長の大野耐一氏の著書「トヨタ生産方式」で広く知られようになり、現在でも製造過程での事故やミスの原因を追求し、そして再発防止を図るために利用されています。

1つの課題」について、5回の「なぜ」で【深堀り】していく、という問題解決の手法です。

書籍の中で、例題として「機械が動かなくなった場合」の解決方法が紹介

課題:機械が動かなくなった
なぜ?1  なぜ、機械は止まったのか?
       ⇒オーバーロードがかかって、ヒューズが切れたから
なぜ?2  なぜ、オーバーロードがかかったのか?
       ⇒軸受部の潤滑が十分でないから
なぜ?3  なぜ、十分に潤滑しないのか?
       ⇒潤滑ポンプが十分に汲み上げていないから
なぜ?4  なぜ、十分に汲み上げていないのか?
       ⇒ポンプの軸が摩耗してガタガタになっているから
なぜ?5  なぜ、摩耗したのか?
       ⇒ストレーナー(ろ過器)が付いていないので、切断が入った

から
 この例題では、「ストレーナーを取り付ける」という対策を発見することで解決できた訳です。
 「なぜ?」を、仮に2~3回で止めた場合はどうなったでしょうか?
 単純に「部品の交換」で終えてしまい、数週間後には同じトラブルが発生するかも知れませんね。

 但し、この「なぜなぜ分析」は、最も注意しなければならないことがありますが、ここまで読んで来られた方は気が付いていると思います。

「なぜ?」を自問するときに出てくる答えは、必ずしも「1つでは無い」ということで、「複数」の答えがでてくることも当然あります。
その時は「複数の答え」を「それぞれ分岐」させて、個別に「まぜなぜ分析」を行っていかなければ、本当の解決策はでてこないと思います。


この「なぜなぜ分析」は、普段から「脳トレ」にもとても効果的です。

人間の「脳」は、Googlの検索機能と同じで、常に「質問」に対する「答え」を出そうとしています。

「脳」は、「なぜ?」を繰り返すことで、新しい質問に対して「答え」を導き出し、その答えを「知識として蓄積していきます。

アイデアは「知識と知識の掛け合わせ」の結果として「創造」されるものですから、知識のストックはとても重要です。

 2018年2月4日放送のNHKスペシャル「人体」“脳”はすごいぞ! ひらめきと記憶の正体」は、とても興味があったので録画していました。

「ひらめき」とは、どのような状態なのか?

実験のため、芥川賞作家でお笑い芸人の又吉直樹さんをモデルのして、 MRI 画像診断装置で脳の活動状況調べました。

その結果、又吉さんが「ひらめいた」と思った瞬間の「脳」の状態は、【ぼーっとしている】時の脳の状態とほぼ同じだったのです。

ただ、「ぼーっとしている」と言っても、もとろん脳は活動停止しているわけではなく、脳の広い領域で一斉に活動している様子が記録されていました。

アイデアが生まれやすい場所は、「風呂で入浴中」、とか「トイレの中」とか、リラックスしている時のようです。

昔、習った「アルキメデスの原理」が発見されのは入浴中でしたし、サルが手をつなぐ夢が元になって「ベンゼン環の構造」が発見されたりと、今に残る歴史的な発見も「リラックス」しいたり「ぼーっとしている」ときだなんて、なんとなく気持ちが安らぎます。

「アイデア」を出すためには、「必死になって頭を絞り出す」というイメージがありますが。意外と「ぼーっとした時間」を持つことが大切なのかも知れないですね。

但し、【知識があっての「ぼーっ」】だとは思いますが・・・。


もっとも、あまり「ぼー」としていると、とチコちゃんに叱られるかも。





参考:https://creive.me/archives/6722/
   アウトプット大全(樺沢 紫苑著)
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