フェリーやRORO船が発達しても、それでも待たれる鉄道貨物輸送
2022/10/10
和歌山下津港から千葉港のRORO船開設
RORO船とは、トレーラーヘッドと呼ばれる部分からシャーシと呼ばれる貨物車両とコンテナの部分を切り離し、輸送する貨物船のことで、クレーンがない港湾でも少ない人手でスピーディーに荷役を行うことができます。
MBSニュース 2022/10/09
MBSニュース 2022/10/09
下図は日本のフェリー、RORO船航路図です
乗り物ニュース
海上コンテナの内陸輸送はほぼトレーラーのみ
この資料によると40Ft背高コンテナの需要は4年で1.5倍になり、その向け先地も内陸の工業団地が主力になっている
この工業団地と港湾を結ぶのがすべてトレーラー輸送
需要は増えているのに、供給のドライバーが減少かつ現状のトレーラーのトンKmの生産性はますます悪化している
ドライバーは拘束時間も増え、かつその何割かが待機時間となれば、稼げない
もうこれ以上の海上コンテナの内陸輸送は不可能になる
それなら、鉄道輸送しかない
しかも、JR貨物は民間企業として海上コンテナ輸送を優先する事業計画になっていない
そこで新幹線レールを使って、旅客が利用しない時間帯の新幹線貨物輸送を計画したらどうか
新幹線レールは今はJR事業会社所有だが、再度レールだけは国有に切り替え、旅客も貨物も使用した分の使用料を払う
新幹線貨物は事業会社が運営しても良い、第3者機関が運営しても良い
新幹線停車駅近郊に貨物ターミナルを設け、そこから目的地までトレーラー輸送する
これで現状の港湾から目的地までの距離は半分以下になる
新幹線レール幅は従来線より広くなっているので、今後の重量物にも対応できる
高さ制限のない東北新幹線から始めれば良い
貨物ターミナルは宇都宮、仙台、青森当たりの3カ所で良い
トップリフターもすべてリース契約にすれば初期負担は軽減される
この方法の方がサステイナブル物流ではないか