２１年、２２年はやはりダントツで急増している
業種別にみても運送企業は上位８番目にランキングしている

運送業の場合、２０２４年問題（超過勤務時間９６０時間制限）もあるので、１日当たりの運送距離がせいぜい２００～３００Kmしか運行できない
大手企業なら、中継、リレー、複数荷主の複数中継地を経由して複数運送会社をつかって運ぶ方法が、これからの主流（サステイナブル物流）になる
ところが運送業の９０%は中小企業
この中小企業が大手の傘下に入るか、今までの荷主企業が何らかの理由で今までの取引を契約解除する事が増えると思う

従って、２０２４年以降は運送業の廃業や大手に吸収合併されるハズ


 

私は大量生産・大量消費・大量廃棄時代の物流を経験してきた
この時代は安く早くが前提で、従って荷主案件単位の配車で、１車両１荷主複数納品先が当たり前だった

この時代なら、リスク発生時に対処方法は荷主企業が意思決定した
しかし多くの荷主企業はその納品先の顧客企業に気を使い、リスク発生時でも最大限出荷した（それが物流の使命とも考えていた）

ところがこれからは今までのような単独物流もあるが、共同物流が主流になる
共同物流にすることでコスト３割、二酸化炭素６割減るというEUの実証実験データもあるように、ドライバーもいない、物流費高騰も続く、二酸化炭素も減らさなければならないサステナブル時代は、共同物流になる

例えば、これからの主流はデンソーテンの複数荷主を組み合わせる中継輸送ダイヤグラムがサステナブル物流の王道になる

このような共同物流の場合、例えば豪雪のようなリスク発生時に、行かせるのか、行かせないのかの意思決定は荷主企業ではなくなる
このダイヤグラムの主導権はこれを運営する３PL企業になるのではないか
その３PL企業も多分複数になっていると思われる
ここに中堅の運送会社の生きる道があると思っている

大手運送会社なら単独の中継方式でも、ダブルトレーラーでも、モーダルシフトでもできる
９０％の運送会社は中小企業（３万５千社程度）
この中小の運送会社は今まで通り単独直送の物流を強いられるか、共同物流の末端輸配送を担当する

昔の水屋のように情報を握っている企業の依頼で、荷主企業がどこであっても日替わりで運送する
これが中堅運送会社の分担になるのではないか、そうなれば情報をいち早くキャッチするスキルが生き残りのスキルとなる