カズジイさんの学びなおし

物流学びなおしのブログ

中堅企業の物流の見直し策の1つ

2024/04/24

コストコ再販店が商売繁盛中

コストコは会員専用の卸企業でもあり、小売企業でもある
近年このコストコ再販店が各地で開店拡大されている
下の地図で青色がコストコ企業、赤色がコストコ再販店

コストコ再販店は近郊のコストコ店に年会費を支払い、毎日商品仕入れを行う(下の物流は届けてもらうのではなく、自分で集荷する、その日の売り物をその日に仕入れる)
そいて再販店に戻り、小分けして販売するビジネスモデル

私は10年前から「ギリギリまでつくらない、運ばない、仕入れない(拙著)」を主張しているが、このコストコ再販店はまさに私の主張


中堅企業は問屋に欲しい商品を最低発注単位で発注し、それを翌日届けてもらう(問屋が届けてくれる)
しかし2024年問題がスタートした今、問屋は物流費用を値上げしてきた
おそらくこれからも値上げ要請は続く
しかも地域によっては翌日に届かなくなる
発注単位も今後は徐々にまとめ発注か発注回数の制限を言われる

それなら取りに行こう(自社車輛で社員で)
自分の目で売れるもの、売りたいモノ、実際に売れているモノを仕入れ、戻ったら社員総出で小分けして販売する

新鮮で、欲しい商品が少量でも買える、売れている商品のセットでも買える
これが再販店のビジネスモデル


 

ユニクロが物流会社を宣言


これぞ究極の2024年問題対策、ムダな商品をつくらない、運ばない、売らなければ、ムダな商品の物流はなくなる
無駄な商品の物流がなくなれば、コストもなくなる、二酸化炭素排出もなくなる、ドライバーも不要になる

今まで我々はドライバーの生産性の観点から、生産性は40%しかない
60%は空気を運んでいる、二酸化炭素排出をしている、という観点から2024年問題がスタートしている

逆の立場から、再販店は必要なモノしか取りに行かない、ユニクロのように無駄な商品を流通させない これぞこれからの物流の見方ではないか

人口減少している日本で、今までの様な物量の物流はいらない

拙著「ギリギリまでつくらない、運ばない、仕入れない」の時代が来たかな

ABOUT ME

私は物流コンサルタントを40年もしているジイサン
ジイサンの時代は先輩から仕事を教わるときに、「オレの背中を見てパクれ」といわれてマネをして覚えた

ところが今はどうだ、アナログ時代とは様変わり
ジイの机の上もこの30年間で、辞書、カレンダー、鉛筆、FAX、紙の書類、カメラ、地図、時刻表、などなど すべてなくなった
今はPCtとスマホだけ

なくなった職種もある、代表的にはエレベーターガール、駅の改札、高速道路の料金所、コールセンターなど
物流センターも変わった、ルンバが走り、自動倉庫がオートストアに変わった。

今風にスキルを変えなきゃならん
ジイもまだ生きようと思う、そのためにはスキルをリスキリングする【学びなおし】
ジイも定年になってからHPやブログ、メルマガ、Zoom、オンラインセミナーみな覚えた

これからの時代を生きる人が学びなおしするポイントは3つ
① 環境課題解決のための知識とスキル
② 循環型社会形成のための知識とスキル
③ DX物流に必要な知識とスキル

もう教えてくれる先輩はいない(先輩はもっと分からない)
自分の意思で検索して、研究して、考え方、見方をSNSで発信して欲しい

ジイのブログがそのヒントになれば、幸い、墓場までやるつもり

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