金融庁のお達しによる損保業界の合併再編の波がやってきて、いずれは人員整理されるだろうと状況判断して、退職した。主人の出身地の掛川市に引っ越し、浜松市の東海調理専門学校に社会人入学する。全日制2クラスのうち、1クラスは9割方社会人入学で、職種も看護師、バスガイド、ホテルマン、サラリーマンと多種多様でした。その当時は、カフェや飲食店営業に夢や希望を持つ生徒が多く、卒業後は飲食店で修業して、いずれは自分の店を持つと個々に語っていたことが印象的でした。自分も勉強のため、いくつかの飲食店で勤務する。人件費や食材の仕入れ値が採算に影響することから、市内で一番安い店舗での買い出し、品質より価格重視の仕入れという現実を直視し、理想と現実のギャップについていけなくなり辞めました。