100円ショップは安いのか高いのか?

2020/06/11

100円ショップは安いのか高いのか?

モノによる





 
パンおにぎり

お菓子やジュース!

歯ブラシ、コップ、日用品!


掃除、園芸、DIY!

おもちゃ文具に、収納インテリア!






何でもそろっていて何でも100円!



老若男女みんな大好き100円ショップ!


上下スウェット姿で気軽に入れる
100円ショップ!


湯冷めにちょいとそこまで
100円ショップ!


クーラーガンガン
100円ショップ!


今や街に溢れかえってる
庶民のミカタ



奥さん!お嬢ちゃん!
楽しい週末に彩りを!

何でも揃う!

何でも安い!


100円ショップOOZONに
来てチョーダイ!!





「ママ!いきたい!あそこ行きたい!」


「ウフフ、いいわよーミヨちゃん」
(全部100円なんてお得だわ~!
沢山買って日頃のストレスを発散してやるわっ!)





果たして本当にお得なのだろうか?

その落とし穴を覗いていこう。


原価を知らない 人々


「わー!色々あって楽しいねママ!」

「そうね、ちょっと庶民的でシャクだけど・・・あら?」

(ノートが3冊で100円!安いわ、ヘソクリ帳にピッタシね)

(あら!この万能ケース!何個もつなぎ合わせて使えるのね!便利だし
3つくらい買っちゃおっと~)

「ママ!これー」


「ん~?な~に?ミヨちゃん?」


(アップルパイの菓子パンとお絵かきペンね・・・アップルパイは半分食べるし
まぁいいか)


「勿論いいわよ~ミヨちゃん」


「わーいありがとうママ!」


(ふん、ご機嫌取りには丁度いいわね)



「まぁ!このジェルネイル可愛いわ~!私にピッタリ!絶対お得じゃないの!」



「お客様!お目が高いッ!そちらの商品は当店の一押しでして!
プライベートブランドとして昨日発売されたばかり何ですよ!」


「あら~そうなの~(フッ、当然でしょう)」

「全部で10色以上取り揃えておりますが、奥様にはラインナップが少な過ぎますね~
お美し過ぎますので!」


「アっはぁ~ン、そうかしら~、
あーた、店員さんにしては気が利くわね~」


「ありがとうございます!申し遅れました
私、店長の大損四郞です。今後とも宜しくご贔屓に!」


「は~い、またね~」



「・・・。」



(ふふふ・・・バカな客だぜ、生活に必要ないものをポンポンカゴに入れてらあ。
しかしこのジェルネイルは原価10円でボロ儲けだぜ。パッケージさえ綺麗に
すれば、中国の激安工場で作らせたワケのわからない液体も高価な蜂蜜になる
んだな、そうだそうだ、ほら、もっと原価の安い商品をカゴに入れてくれよ~)








上記はフィクションだが、

結論から言おう100円ショップは目的と用途が合致

するのならお得。

だが、商品によってそれはケースバイケース

原価がわかれば100円を払うことに躊躇をしてしまう

商品も沢山あるだろう。

店側は儲かる商品群と儲からない商品群(或いは赤字)の

両者を天秤にかけ、その差額で利益を得ているからだ。

しかし、原価を知っている消費者はほぼいない



大多数の消費者が

100円なら安い!

100円なら失敗しても痛くないし、
また買えばいいや!

と、楽観視する。

現実逃避をして切り捨てても
殆どの場合痛くないのが100円と
いう金額なのである。

それは買い物をする際のコストの基準値が100円という
100円ショップ全体の売値になっている事に起因する。
至極当たり前だが。


しかしこの100円基準が曲者で、
ケチ学においては決して安くはなく、
むしろ高く付く事の方が多いのだ。

当たり前の事だが
100円を10回失えば

1000円

それを10回繰り返せば

10000円

10年で10万円の損をしたことになる。

いや、ちょっと待て。

失ったって言うのは語弊があるぞ、
実際に使ってるワケだし!


それは確かにそうだ。


だが、よーく思い出してみて欲しい。

その中で
使わずに捨てたモノが何個あるか?
すぐに壊れたモノが何個あるか?
今も使い続けてるモノが何個あるのか?

100円ショップの最大の欠点。それは
浪費に陥りやすいと言うことだ。

消費は使うことによって、なんらかの価値を得ることが出来るが、
浪費とはなんの価値も生まずに大切なお金をドブに
投げ捨てる事に他ならない。


浪費の温床と化した100円ショップ
賢い消費をするか
愚かな浪費に陥るか

今、その真価が問われている。






















 

もはや無法地帯


「みてみてママー、これが100円なの?!」

「すごいすごい!」

「ねえママ!これ!このゾウのぬいぐるみ欲しい!」

「ん~?ミヨちゃんどれどれ?」

「まぁ!大きくてよく出来てるわね、100円とは思えない!
いいわよ!」

「・・・って、え?」

3・・・


(最近疲れてるのかしら
値札をみる目が霞むわ・・・)


300・・・



さッ、300円ッ?!!



「ちょっと!ここっこれはどういうことよ?!!」


ギャアアアアアアーーー!!!


「ミミミ、ミヨちゃん!そのゾウ駄目!!今すぐ戻しなさい!!
ゴートゥーバック!! エレファンッッツ!!」 


「ぴえーん・・・ママこわいよぉ~」


「ミヨちゃんごめんなさいね!」
「ちょっと!この店どうなってるのよ!
店長!・・・店長を呼びなさいッ!!」



「奥様、どうされましたか?」


「アータ!これ!このゾウが300円て!ここは100円ショップでしょう?
どういうことか説明して頂けるかしら!?」


「奥様~、当店ではお客様のニーズにお応えする為に
一部、100円以外のグレードの高い商品を取り揃えております。
たった300円で象が買えるんです!これは寧ろお客様にはプラスですよ!
うちはたとえ赤字でもよりよい商品をお客様にお届けしたいんですよ!」



「ぐ・・・そ、そう言う事なら仕方ないわね・・・(赤字って事は確かにお得かも・・・)」


「わかったわ、店長、このゾウ買わせて頂くわ!」


「ご理解頂き、ありがとうございます!
因みにこのキリンさんは500円しますが
お嬢ちゃんはどっちが好きかなあ?」


「ママー!ゾウさんも好き!でも・・・」

「キリンさんの方がもぉーっと好き・・・なんだよねぇ?お嬢ちゃん」

「うん!ママ」

(ぐ・・・500円!?・・・本物のキリンが飲める値段じゃないかよ!!
しかし、引くに引けない・・・この男、できるッ!!)


「ミ、ミヨちゃん・・・ラガァー・・・・・・」


「わーい!ありがとうママ!」



















100円の真価


「ふー・・・・・・なんだかどっと疲れたわ・・・」


「気付いたら2000円近く使ってしまったけど、
多分、いい買い物したわよね?」




「ピえーん・・・ママー!」


「ミヨちゃん!どうしたのッ!?」

「このペン色が出ないよぉー」

「ええ?不良品?どれどれ?・・・ホントだ、全然書けない!」

「あーもうっ!こんなもの100円なんだし捨てなさい!」

「えー、そんなぁー」



「え、何これ?」


「グスン・・・どうしたの?ママ?」


「薄い・・・薄いのよ!このノート何なのよ!
3冊入ってても1冊がこんなに薄いんじゃ
ヘソの役にも立たないわ!」

「おへそ?何でおへそなのママ?」

「え?あ、ち、違うのよミヨちゃーん、何でも無いの!
パパには何も言っちゃ駄目よ~!オホホホッ」


「はい。ママ!このケース堅くてうまくはまらないよー」


「どれ?ちょっと貸してみなさい」

ーーー
グッ

「あら!?何でよ!ぐ・・・はまらない!」



ーーー
グキッ


「あっ!・・・折れた!ウソでしょ~」


「どうしたの!?ママ?」


「何が万能ケースなのよぉ!!接続部分が脆すぎなのよ!
(まぁ、壊れてたって言えば新品と取り替えて貰えるわよね?)」


「ママーお腹すいたぁ・・・」


「そ、そうね、そろそろお茶にしましょう!あ、さっき買ったアップルパイを
切るわね~」

「うん!」

ーーー
「ふー・・・(あ、そういえばまだ新聞読んでなかったわ)」


バサッ

「えっ?ウソでしょ!?」

(スーパー関脇でこれと同じアップルパイが特売68円!!
40円も安いじゃない!!)

「チックショーー!なんでこのタイミングで特売なのよ!
もう横綱昇進でええわッ!!」



ああア”ーーー!?




「ママッ!?どうしたのッ!?」



ああア”ーーーイだッ!痛い!



そぉーしぃーてぇ~~



痛いッ!!


さっき塗っだ、ジェルネイル塗っだ?足の爪が痛いッ!!

「ママ!ママッー!」


ーーーーーー

ーーー





その後、救急車で搬送された朱美さん(仮名)
痛みの原因はやはり足の爪に塗ったジェルネイルだった。

翌日にはジェルネイルは全て回収され、100円ショップOOZONは
無期限の営業停止。

足の指の痛みは数日続いたが、幸いにも大事には至らなかった。


そして彼女ら親子の元に残ったのは大量のガラクタと

ゾウとキリンが無理矢理押し込まれた

壊れた万能ケース

だけであった。



























100円ショップのレジ横に、すました顔で並んでいる
某菓子メーカーのアップルパイ

しかし某スーパーでは88円

特売ならさらに78円!

たかが10円、20円の差だろ?
ケチだな~


と思われるかも知れない。

はい、結構。それがケチ学ですから

お褒めの言葉だと受け取っておきますよ。

この10円の差が、ちりも積もって

100円
1000円
10000円と

あなたの財布から
大事なお金を吸い上げていくのである。








 

ケチ学

100円ショップは近隣の

昔ながらの商店を破壊して猛進する


まるで

ブルドーザーだ


これが中野で猛進したのならそれは


ブルドーザー中野

である。



100円ショップは街を、商店を破壊してやまない。



いきなりだが、ここでコストの話をしたい。


あなたは普段、買い物をする時、
いくらを基準にして買い物を
しているだろうか?



200円?
300円?

1000円!?



10000円!!?



そんなリッチマンはドバイにはいても
日本にはほぼいない。




100円。


大多数の人がそう答えるだろう。

数字としてキリがいいし、
計算もしやすい。

そして魚屋さんや八百屋さん、スーパーでも
消費者に合わせて

「100円セール!」と銘打った
キャンペーン、売り方をしているからだ。


つまり、至る所で100円安い
100円至高思考に
さらされることになる。



しかし、ケチ学において100円とは贅沢品である。

そのマインドを持つ事で

1割2割は当たり前
生活にかかるコストを
極限にまで下げることが出来るのだ。

コレは言い換えると、
1割2割、買い物をする度に
損をしていることと
同義なのである。


それはなんとなくわかるけど、
でも、そんな安いお店中々無いよ!



と、あなたは思ったかも知れない。


確かに住んでいる近くに激安スーパーや
商店街、市場などがない場合が
殆どだろう。


しかし、やれる事はある。

100円ショップに意味も無く立ち寄るのをやめるのだ。

それなら今すぐにでも実行できるはずだ。


断言しよう。


それだけで年間1万円~3万円は損をしなくなる。
浮いたお金で焼き肉にでもいっタレ!
である。



そして味を占めだした100円ショップは
200円、300円、
500円、700円と

商品の価格を上げ続けている。

まさにウラカジノの如く
無法地帯と化している。


「100円ショップ」なのに

100円では抑えが効かなくなっているのだ。


コスト初心者はあまい店舗名に釣られて
大事なお金を無くして初めて知ることになる。


焼き肉が食えたんだと・・・



100円は贅沢品。  

そう思うことで、むやみやたらに
100円ショップに行くことは無くなり、
大切なお金をドブに捨てる事は
無くなるだろう。

























 
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