セイロンティーの歴史は、19世紀にまで遡ります。もともとスリランカではコーヒーが栽培されていましたが、1860年代に疫病で壊滅的な被害を受け、代わって紅茶の栽培が始まりました。イギリスのジェームズ・テイラーが1870年代にスリランカで初めて本格的な紅茶農園を作り、その後、イギリス王室をはじめ世界中でセイロンティーの名が知られるようになりました。
現在、スリランカは世界有数の紅茶生産国として、その香り高い紅茶を世界中に届けています。
スリランカの紅茶は、産地ごとに異なる標高や気候条件によって味や香りが変わります。以下は代表的な7つの紅茶産地の特徴です。
ウバ(Uva)
特徴:フルーティーで芳醇な香り、かすかなミントのような爽やかさ
おすすめの飲み方:ストレートティー、またはミルクティー
ディンブラ(Dimbula)
特徴:バランスの取れた渋みとコク、ほのかな花の香り
おすすめの飲み方:ストレートが最適、またはレモンティー
ヌワラエリヤ(Nuwara Eliya)
特徴:繊細で上品な風味、シトラスや草花のような香り
おすすめの飲み方:ストレートティーで香りを楽しむ
キャンディ(Kandy)
特徴:まろやかで優しい甘み、渋みが少なく飲みやすい
おすすめの飲み方:ストレート、またはスパイスを加えたチャイ
ルフナ(Ruhuna)
特徴:濃厚で深みのあるコク、チョコレートのような甘さ
おすすめの飲み方:ミルクティーやチャイに最適
サバラガムワ(Sabaragamuwa)
特徴:スモーキーで独特の甘み、赤ワインのような芳醇な香り
おすすめの飲み方:ミルクティー、またはハチミツを加えて
ウダプッセラワ(Uda Pussellawa)
特徴:ウバとヌワラエリヤの中間的な風味で、渋みとフルーティーな香りが特徴
おすすめの飲み方:ストレートティー、または軽くミルクを加えて
スリランカのセイロンティーは、シンプルに楽しむだけでなく、アレンジ次第でさまざまな魅力を引き出せます。
1. ストレートティー
- 上質なセイロンティーは、まずストレートで味わうのがおすすめ。特にヌワラエリヤやディンブラは、香りと透明感のある味わいを楽しめます。
2. ミルクティー
- ルフナやウバなどのコクのある紅茶は、ミルクとの相性抜群。深い味わいとまろやかさが際立ちます。
3. アイスティー
- キャンディやディンブラはアイスティーに最適。爽やかな味わいが夏にぴったり。
4. スパイスティー(マサラチャイ)
- シナモンやカルダモン、クローブを加えたスパイスティーも絶品。体を温め、リラックス効果も。
5. ハニーティー
- サバラガムワやウバにハチミツを加えると、芳醇な香りが引き立ち、贅沢なティータイムに。
セイロンティーは、産地ごとに異なる風味を楽しめるだけでなく、飲むシーンに合わせたアレンジができる奥深い紅茶です。
スリランカの豊かな自然が生み出す極上の一杯を、ぜひ日常のティータイムに取り入れてみてください。
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