慣れない育児でノイローゼ気味な状態から仕事に復帰する。有ろうことか、生命保険営業の仕事に就く。決めた理由は『奄美大島でも仕事できるよ』と言われた営業部長の一言と、定年まで続けたら貰える退職金が3800万円だった事。本家長の嫁になり、本家を継ぐ為にお金は必要と心底思っていた。勤続10年を過ぎた頃、『日産生命が経営破綻』を起こし生命保険業界に震撼が走る。業界の激変と先が見えない不安と、方向性が見えなくなり退職。その後旦那に言われた言葉は『俺、嫁さんが保険屋さんやって言うのん恥ずかしかってん』にブチ切れるも時既に遅し。