古代中国で生み出され、諸葛孔明が用いたとされる秘術であり、戦場における「兵法の奥義」として用いられた占術です。
初歩的な活用として吉方旅行など方位術が良く知られていますが、本来の奇門遁甲は単なる「方位術」ではなく、「推命(生年月日から人の運命を知る)」「卜占(鑑定した時点の事象を占う)」「択日(良い日時を選ぶ)」これらの全てを読み解くことが可能な占術です。
奇門遁甲には実に多くの流派が存在しています。
主な流派では、中国奇門、周氏奇門、劉氏奇門、韓国奇門、透派奇門などがあります。
流派により遁甲盤の作盤法や使い方・解釈の仕方が大きく変わってきます。同じ流派を継承している奇門遁甲でも、使用者の考え方や実体験、解釈などで違う奇門遁甲となります。
遁甲家一人につき一流派と考えられる程、それぞれの考え方や活用方法が異なります。