淡路島 沼島でまさかの出来事

2020/11/21

淡路島にある沼島ってご存知ですか?

淡路島って思いの外大きいんですね。

移動には車の方が便利なので、徳島空港でレンタカーを借りました。
目的地まで結構な距離がありました。

今回の淡路島では伊弉諾神宮、おのころ神社、沼島、
そして淡路島に住む友人に会うのが目的。


島で高速道路?
と思ったのですが、地図をみてわかるように縦にとても長いんです。

 

沼島ってご存知でしょうか?
徳島寄りの小さな島です。

淡路島の土生港から船で10分のところにあります。


日本の発祥の地とも言われているそうです。

 

「古事記」、「日本書紀」の神代巻、いわゆる“記紀神話”によると、天つ神がイザナギの命、イザナミの命の二神に神聖な沼矛(ぬぼこ)を授け、国造 りを命じました。この二神は、まず、天の浮橋に立ち、授かった矛で、混沌とした世界をかき回しました。潮をゴロゴロと鳴らし、引き上げた矛の先から、落ち た雫が固まって島となりました。これがオノコロ島です。この島にイザナギ・イザナミの二神が降り立って、夫婦の契りを結び、御柱と宮殿を建て、国土造成を されました。その舞台であるオノコロ島が、沼島となされています。
ただ、このような国生みの舞台としては、沼島のほかに淡路島内で5ヵ所、全国では10ヵ所を超える候補地があります。なかでも沼島が最有力候補地とされています。”  沼島観光案内所HPより引用

淡路島に住んでいる方でも行ったことがない人が
いるらしいので知る人ぞ知る、目的を持った人が訪れる場所なのかも知れませんね。


徳島に住む別の友人もまだ行ったことがないということで、
港で待ち合わせしてふたりで沼島へ

パワースポット 上立神岩へ

淡路島の港から10分で到着、あっという間です。

港周辺に飲食店やお土産物屋さんなど、お店はありません。
観光地というよりも、生活の島という感じです。


沼島のパワースポット上立神岩(かみたてがみいわ)へ



上立神岩は、高さ約30mの矛先のような形をした岩で

イザナギノミコトとイザナミノミコトが巨大な柱の周囲をまわって婚姻をおこなったという
「天の御柱」だともいわれています。


港から歩いて20分くらい
小学校を抜けて全く人気のない山道へ

ふたりでよかったーーー


明日の朝はひとりでここに行くのだから下見が出来てよかったーーー
真っ暗の中、初めてじゃ道が合っているか途中で不安になったと思うから


 

よーく見ると、上立神岩の中央部がハート型にくぼんでいるんですよ
 

ざぶーんと打ちつける波を見ながら、
しばらくこの空気感を味わい、島で唯一のカフェでひと休み 

なかなかいい感じのカフェでしたよ


友人とはここでお別れ
短い時間だったけど、会えてよかったです

民宿でまさかの出来事

上立神岩からの朝日が見たい!
そのためには、沼島に泊まるしかない。
ということで、ひとりでもOKだと言われた民宿へ。
他ではひとりはダメだと断られたので、泊まれるだけでもラッキーです


民宿に着いたら、おじさんとおばあちゃんが出迎えてくれました
親子でやってるのかしら?

この日はお客さんは私だけ!!

私ひとりのために悪いなぁなんて思っていたら
私の食事中におじさんがいなくなっていたのです

休憩でもしてるのかなぁって思ってたら
「大将は、家に帰ったよ」とおばあちゃん

帰った???

「私も片付けたら帰るよ
玄関の鍵は開けっぱなしでいいから」

なぬ?
帰る?????

いっぱいの????
?が私の頭の中を駆け巡ってます


なんと、このおばあちゃんは、
近所に住むパートのおばあちゃん
そして、大将は淡路島に自宅がある。
ここ沼島の民宿は通いで来ている。
なので最終の船で自宅に帰っちゃった
ということなのです。

半分パニックの頭でようやく理解しました

ここにひとり‼︎
宿にひとりで置き去り状態!!!!!


普通民宿って言ったら、
家の人はいるって思うじゃない
それなのにそれなのに!
ひとりってアリエナイ!!!

本当にひとりぼっちは怖いよ!!!

強風でいろんな物が飛んで転がっているから
物音が気になって安心して眠れやしない

おまけにイノシシが出るかも知れないから気をつけてね
なんて言われたもんだから怖さが倍増


そんな中、そんな中なのに
朝陽のためにまだ真っ暗な中を
携帯の灯りだけを頼りに
パワースポットの上立神岩まで歩く私

本当に物好きとしか言いようがない

ひとり暗い山道を歩きながら
「何でこんな事してるんだろ?」
「私に何かあっても誰も気づかない」

こんな考えがぐーるぐる
本当に怖かった!!

昨日下見しておいて本当によかった
本当に合っているのか不安になるような道だから

物音がするたびに、何度も何度も振り返りながらも
やっとこさ到着


わーーーーーーーーーーー


 

今までの怖さなんて
あっという間に吹っ飛んでる


だんだんと夜が明けていく
どんどん変化していく空の色


夢中でシャッターを押す
あーーー、至福の時

 

沼島の夜明け

この景色をひとり占め

だんだんと変化していく空の色
岩にざぶーんとぶつかる波の音

その全てが心地いい
自然の音しか聞こえない

なんて贅沢な時間なんだろう


こんな景色が見れるから
懲りずにやっちゃうんだよね


この写真を見るたびに、この時のことが思い出されます。
おかげさまで、忘れられない思い出の場所になりましたよ。

鱧の時期にまた来るのもいいかもね
その時は、もちろん別の宿にしますよ

別のところに泊まれる様に
次回は一人で泊まるのはやめておきます



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撮影のストーリーを思い出しながら
見ていただけると嬉しいです

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