弁護士法人みやびと退職代行トリケシは、どちらも退職代行サービスを提供していますが、その基本情報には違いがあります。運営元や料金体系、サポート内容など、それぞれの特徴を理解することで、自分に合ったサービスを選びやすくなるでしょう。ここでは、その違いを詳しく見ていきます。
弁護士法人みやびは、その名の通り、弁護士が運営する法人です。労働問題に精通した弁護士が在籍しており、法的な観点からのアドバイスや交渉が可能です。弁護士の専門性を生かして、退職時のトラブルに対応してくれるのが特徴ですね。
一方、退職代行トリケシは、労働組合である日本労働産業ユニオンが運営しています。労働組合は、労働者の権利を守ることを目的とした組織です。団体交渉権を持っているため、会社との交渉においても有利に進められる可能性が高いです。
運営元が弁護士か労働組合かという違いは、トラブル対応の方法や、交渉の進め方に影響してきます。弁護士法人みやびは、法的な手続きや訴訟も視野に入れた対応が可能です。一方、退職代行トリケシは、労働組合としての交渉力を生かした対応が期待できるでしょう。
自分の状況に合わせて、どちらの運営元が適しているか、よく考えてみるのがおすすめです。退職時のトラブルが予想される場合は、弁護士法人みやびを選ぶのも一つの手です。逆に、そこまでのトラブルは想定されず円滑な交渉を望むなら、退職代行トリケシを選ぶのも良いかもしれません。
退職代行サービスを選ぶ際、料金は重要な判断材料の一つですよね。弁護士法人みやびと退職代行トリケシでは、料金体系に違いがあります。
弁護士法人みやびの料金は、一律55,000円(税込)が必要です。ただし、残業代や退職金の請求を行った場合、回収額の20%が報酬として加算されます。つまり、請求が成功すればするほど、トータルの料金は高くなる仕組みになっています。
これに対して、退職代行トリケシの料金は、一律25,000円(税込)です。これは労働組合加入費込みの金額で、追加費用は一切発生しません。その代わり金銭に関する請求には関わることはありません。
料金面では、退職代行トリケシの方がシンプルでわかりやすいですね。予算が限られている方にも利用しやすいでしょう。ただし、弁護士法人みやびの料金体系は、請求が成功した時のメリットが大きいとも言えます。回収額に応じた報酬なので、大きな金額を請求する場合は、結果的にお得になる可能性もあります。返ってこなかったかもしれない金額が返ってくるという話なので損することはありません。
自分の状況や予算に合わせて、どちらの料金体系が適しているか検討してみてください。料金だけでなく、サービス内容も総合的に判断することが大切です。
退職代行サービスを利用する上で、サポート内容は非常に重要です。弁護士法人みやびと退職代行トリケシでは、サポートの方法や範囲に違いがあります。
弁護士法人みやびは、弁護士による法的なサポートが特徴です。退職の意思伝達や書類の準備だけでなく、未払い残業代の請求や損害賠償請求など、法的な手続きが必要な場合にも対応してくれます。会社とのトラブルに発展した場合でも、弁護士が直接交渉や訴訟対応を行ってくれるので安心感があります。
また、弁護士法人みやびでは、LINEやメールでの相談に24時間対応しています。電話相談も可能ですが、LINEやメールでのやりとりが中心なので、時間を選ばずに相談できるのが嬉しいポイントです。
一方、退職代行トリケシは、労働組合としてのサポートが特徴です。団体交渉権を持つ労働組合が、会社との交渉を行ってくれます。退職の意思伝達や有給休暇の取得交渉、退職日の調整など、労働者の権利を守るための交渉をしてくれるんです。
退職代行トリケシでも、LINEでの相談を24時間受け付けています。LINEでの気軽な相談で進めていきたい人におすすめです。
サポート内容を比較すると、弁護士法人みやびは法的なサポートに強みがあり、退職代行トリケシは労働組合としての交渉力が魅力だと言えます。トラブル対応を重視するなら弁護士法人みやび、スムーズな交渉を望むなら退職代行トリケシと、自分に必要なサポートを考えて選ぶのがおすすめです。
ただし、どちらのサービスも、相談はLINEやメールで気軽にできるので、まずは問い合わせてみると良いでしょう。実際に相談してみて、サポートの質や対応の良さを確かめるのが一番ですからね。