Amazonが自動運転に本格参入!Zoox買収が物流テクノロジーの進化と改革に期待
2020/07/13
アマゾンの攻めの姿勢!
自動運転の未来像
ネット通販のアマゾンは、物流テクノロジーで新たな独自路線を作り上げる模様です。
米西海岸のベイエリアを拠点に自律走行車の開発を手がけるズークス(Zoox)の買収に合意したことを6月26日(米国時間)に発表しました。
ちなみに、買収額は10億ドル(約1,072億円)を超えると報じられています。
この買収の動きが意味することは、どのような展開が待っているのか興味深いです。
明らかに言えることは、
自動運転タクシーの開発競争が激化するのが必至になったことです。
アマゾンの参入は「UberとLyftの将来に脅威になる可能性が高い」と指摘されてきました。
実のところ、自動運転タクシーは、このところ暗礁に乗り上げてしまったかのように見えていました。
この技術は、テック企業と自動車大手たちが以前に約束した内容より、はるかに困難であることが明らかになっていた。
その矢先に、資金力のあるAmazonのようなテクノロジーの会社が参入する意味は大きいです。
Amazonが自動運転分野でどのようなビジネス展開を視野に入れているか、とても気になります。
Amazonはまずは自社の物流の自動運転化が狙いなのは当然です。
ロボット管理システム、自動運転トラック、配送ロボット、倉庫内仕分けロボットなど多岐にわたる。
これら物流に関するシステムが実現するようになると、ECサイトの宅配便事業を生業にしている会社は太刀打ちできない。
つまり、別の業種に行かざるを得ない状況になるかもしれません。
この点は、Amazonは既存ビジネスとの親和性が高いし、実用化も早いと考えられます。
通常の一般ユーザーの視点の自動運転からアプローチする自動車メーカーとは少し違う発展を期待できます。
また、ドローン配達より利便性が高いのかが注目したいです。
自動運転は個人よりも運送向けが第一段階として利点が多いと指摘されています。
ユーザー位置情報で場所を認識できるので、受け取る範囲を広げられてピンポイントに指定しやすくなると考えられます。
物流のロジスティックはある程度自動化が進んでます。
技術的には、配送の方が更に高度なものが求められるため、Amazonとしては選択肢を増やして、成功への土台と方向性を見据えて今回の買収に至ったと思われます。
Amazonは、事業展開を見据えた投資を積極的に行う傾向がみられるので、クラウドやエンタープライズビジネスとの関連性も含めて、今後も継続して注目していきたいです。