B‐log
無駄な情熱

― 「ことばの裏側にある好奇心」―

 人間だれしもが、A面とB面を持っていると思うのだ。そもそもA面とはなにか?B面ってなに?のことばの定義を整理します。まずA面とは何か?です。
 
 A面とは本業、常識、基本の型、表の顔、建前。
   B面とは私的活動、趣味嗜好、背徳感ある性癖、本音。要するに、裏と表の面があるから人間って面白いなって思うのだ。
 そしてその裏面、つまりB面の覗かせ方が、ことばや考え方の癖となって現れたり、キャラクターや個性、ときに事態を打破する強みとなる原動力となっていてくれたら……「素敵♡」な価値観を抱いているのだ。
 
 てなわけで、B面全開で日々情報発信してるページです。

パーソナルテクノロジースタッフ

2021/02/15
 Youtube広告で出会ったのだ。パーソナルテクノロジースタッフのインパクトあるCMと…。
 
 「じゃあなんで、派遣会社は❝専門❞にしないんですか?」と部下が上司に切り返すシーンがあるのですが…。

 
 そもそもが、派遣会社って専門スタッフを派遣するから会社として成り立っているのではないのでしょうかね??
 と申しましょうか、「IT・機械・電気エンジニアをお探しのあなた!」の文言。パーソナルテクノロジースタッフさんは、専門になり切れていないのではないでしょうか??
 
 ホームページの会社概要を見てみますと、事業内容に『ITエンジニア派遣、ものづくりエンジニア派遣、IT・ものづくりに関する受託』と記載されています。ひとことで言い表すと「エンジニア派遣専門の会社」。
 沿革ではテンプスタッフから2002年の4月にIT事業統括部が分社して現在パーソルテクノロジースタッフ株式会社として至るわけですが…。個人的にはエンジニアという言葉のくくり自体が専門化されていない、つまりは総合人材派遣会社として眼に映るのです。

 そもそも「エンジニアとは?」を調べてみました。エンジニアの職種、仕事内容は代表的に10種類あります。
1.システムエンジニア
2.プログラマー
3.インフラエンジニア
4.ネットワークエンジニア
5.セールスエンジニア
6.Webエンジニア
7.サーバーエンジニア
8.フロントエンドエンジニア、マークアップエンジニア
9.データーベースエンジニア
10.IoTエンジニア

※参照サイト/インターネット・アカデミー

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動画の)会社CMの世界観をお客さん目線で整えるならば、パーソナルテクノロジースタッフは(例えば)「システムエンジニア専門」の派遣会社です!と宣言した方が「やっぱ専門だな」とすんなり言葉が入ってきますし、また「全国に優秀なシステムエンジニアを紹介してもらえるなら是非!」と心に響きますし、また「ねえ、お宅さん。プログラマーも探しているんだけれど…」と相手からの依頼が入ってきそうな気もするのですが…。
 こういうのは僕の無知からくる思い込みなのでしょうか。

 まあ、そのようなボヤキはともかく、動画広告をクリックしたら、こちらのページに飛びました。

※画像をクリックするとサイトに飛びます。
 お洒落で洗練されてて、カッコよく見栄えが良いデザインだな~と、完全に僕の現レベルでは白旗状態です。でも、言葉の切り口に違和感しかないのだ。
 例えば、上司が「やっぱり専門だな」とヘッダー部分にセリフが書かれていますが、法人向けサービスの画像の下にこのようなコピー文が書かれています。
 『ITエンジニア、機電(ものづくり)エンジニアの派遣サービスを主軸とし、新技術領域(RPA、セキュリティ等)にも対応いたします。
未経験若年層のITエンジニア雇用(人材紹介・紹介予定派遣)もご相談ください。』と。もうこの段階で「専門じゃないじゃん。総合派遣会社じゃん」とツッコミを入れてしまったのだ。
 もう細かい突込みは抜きにして、ITエンジニアと電気エンジニア専門のパーソナルテクノロジースタッフです。と言い切った方が「やっぱ専門だね」と受けとれるのだ。なのに、項目が6つもあると…
※画像をクリックすると動画サイトに飛びます。
 

  「なんでもやってるじゃダメなのよ」
と受け取れかねないのですが…。


 
上司役の役者さんのインパクトが強すぎて、細かい突込みを入れたくなりネタにしてしまったのだ。

 どうでもいいけど、壁にはたくさんの餃子の種類の札が掲示されてます。
・たらこ餃子
・貝柱餃子
・かに餃子
・たけのこ餃子
・ニンニク餃子
・特性肉餃子
etc…

 餃子専門店だからこそ、何種類もの餃子を開発や準備ができお客様のお出しすることができる。そのような視点に立ったら、エンジニア専門だからそこ、お客様の声、悩みに合わせシステムエンジニアもプログラマーも、インフラ、ネットワーク等々のエンジニアを紹介できるのは専門として当たり前と思えてきたのです。
 そう考えたら、なぜ上司と部下が餃子専門店等々の切り口で「専門じゃなきゃダメなのよ」になるほど~!と、腑に落ちたのです。