その情報が正しいのか?判断する能力が必要

2020/08/21

マスコミに幻滅する日々

仮にも自分はアナウンサーというものを目指し、
アナウンサーにはなれなかったにせよ、
パーソナリティ・DJという形で何度もラジオで番組を持つことができ、
しゃべることができた。
またディレクターという立場で、
足掛け20年近くラジオに携わることができた。

 

もう放送局を離れて6年以上経つが、
マスコミにはすごく幻滅している。

今もラジオの現場で働いていたら、
このような気持ちになったかどうかはわからないが、
現場から離れたからこそ、今、言いたいことがある。
 

昨日の報道ステーション。
実際に見たわけではないが、ネットニュースを見ると
菅官房長官が出演し、次のような話をしたことがわかった。
 

“ 菅義偉官房長官は21日のテレビ朝日の番組で、政府の新型コロナウイルス対策事業の一つで、22日で開始から1カ月を迎える旅行需要喚起策「Go Toトラベル」について「やらなかったことを考えたら大変なことになっていた。地域の活性化に少しは役立ってきている」と述べ、事業の意義を強調した。

 菅氏は「直近までで延べ200万人に利用していただいており、新型コロナにかかった方(陽性者の宿泊)はそのうち10人という報告を受けている」と語り、事業が感染拡大につながってはいないとの認識を強調した。”(引用:毎日新聞 WEB 8月22日付)

菅さん、何言ってんの?正気ですか?!

タワーレコード、試聴機


見ていた人のほとんどが、
『菅さん何言ってんの?』と思ったに違いない。

感染者が増えているのは間違いなく、
今やらなくてもいい「Go Toトラベル」を始めたからだと
多くの人が感じている。

だったら、番組キャスターもなぜそこをもっと突っ込まないのか?
疑問を感じないのか?

いくらでも感染者が増えたというデータがあるにもかかわらず、
それを菅さんにぶつけないのか?

答えは簡単。
決まったこと以外喋ってはいけないからだ。
出演する際、話す内容は既に決められており、
それ以外のことを喋ってはいけないからである。
それが出演する際のお約束だ。
国会の答弁と同じ。

キー局のニュース番組のキャスターを務めるためには、
たくさんの苦労や経験を積まなければならないはず。

で、そんな苦労して掴んだ仕事がこれですか?

『言いたいことも言えずに、原稿を読むだけ』

やっていて虚しくないのかと思う。

安倍総理への記者会見の時も同じ。
決まった質問以外は基本受け付けない。
それは新聞社や放送局といった企業に所属している人たちだから、
自分勝手な行動はできない。

したいのなら、会社をクビになる覚悟でしなければならない。
だからそんなことをする記者はいない。
だから本当に聞きたいことを話す人がいないのだ。
 

でもそんな報道をするために
苦労してマスコミに入ったことを
自分で悔しいと思わないのだろうか?
情けないと思わないのだろうか?

個人でできることの限界

でも個人でできることは限られている。

TwitterなどSNSで発言することは可能だが、
TwitterはあくまでもTwitterでしかない。
影響力は限られる。

Twitterでもかなり食い込んだ発言をしている
東京新聞の望月記者にしても、プロフィール欄には
『ツィートはあくまでも個人の見解です』と書かれていて、
社の考えではないことを伝えている。

報道を志してマスコミに入った人たちは、
見えない大きな力に屈していることを
どう思って働いているのだろう。

悔しくて仕方ないと思うのだが。
日本の企業で働くには限界があるということなのか。

CMもスポンサーのいいなり

CMも基本的には、
見えない強く大きな力によって偏ったものの伝え方がされている。

例えば〝5G(第5世代移動通信システム)〟だ。

〝5G〟は夢のような高速通信が可能になることで、
日本ではメリットしか伝えられていない。

また設備投資も含めて、
とんでも無く大きなお金が動くプロジェクトの一つということで、
CMでも有名タレントを使ってどんどんアピール中だ。

でも〝5G〟の電磁波が人体に相当な悪影響を及ぼすことを
日本のマスコミは一切報じない。

これも単純な理屈で、
NTTドコモ、au、ソフトバンクの3社が
マスコミに対して毎年多額の出稿をしているからだ。

〝電磁波が危ない〟という報道をしたら
多額のスポンサー料がなくなることになる。

だから、〝電磁波が危ない〟ことを伝えてはいけないのだ。

タワーレコード、試聴機

海外ではどうなっているのか?

5Gというのは日本だけではなく、
世界中で広がりつつあるプロジェクトだが、

ベルギーの首都ブリュッセルでは、
環境大臣が5Gのパイロット事業を中止するよう求めた発言をした。
企業よりも人の健康を考えた発言をしたのだ。

ブリュッセルの市民団体も反対運動を起こし、
現在ブリュッセルにおける5Gのプロジェクトは
ストップしたままのようだ。

でもこのようなことは日本ではまず起こらない。

報道で身体に悪いことを一切報じないことで
何も真実を知らない者からは

『なぜ5Gが悪いのか!根拠もないくせに!』などと
逆に攻撃される始末。

それは国がらみで電磁波の悪影響に関しては
全く報じないのだから知らなくて無理もない。

例えば恐ろしい電磁波を発生する東京スカイツリーにしても、
日本のほとんどの人が新しい観光名所としか思っていないが、

実はヨーロッパの基準だと、
スカイツリーは作れないほど電磁波の出力が強い建造物なのである。

そのことを知る日本人はほとんどいない。
だっていいことしか報じないんだから知るわけないがない。

タワーレコード、試聴機

これからは情報を正しく判断する力が必要に!

政府の失敗ともいえるコロナの対応で
少しはわかってきた人もいるかもしれないが、
日本は全て企業を守るためが優先されている。

もしくは政治に関わるものがどこかでおいしい汁を吸えるよう、
一部の特権階級の者たちが得をする仕組みになっている。

それを知らずに生きている日本人の多いこと。
戦争が終わった後からずっと国民は騙され続けているのである。

これからの時代、損をしないように生きるためには、
情報を正しく得るしかない。

マスコミは自分の都合の良いことと、
政府に縛られた報道しかできない。

何が本当に正しい情報なのかを判断するのは
個人がそれぞれ判断するしかない。

ネットや放送が伝えていることより、
口コミで伝わることの方が正しいことがあるかもしれぬ。
それを判断する能力がこれからは必要だ。

 

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