頑張れと言ってはダメな時。

2024/10/15

良い声掛けのつもりが、
受け手は、そうとは限らない時がある。

頑張れとは、
困難にもくじけず、物事を成し遂げるように、
相手を激励するための、呼びかけ
。」
「頑張る」の命令形で、
支援・応援の掛け声として最も一般的な表現」です。

「頑張れ」は、
困難に立ち向かい物事を成し遂げるように相手を激励する、
支援や応援の掛け声
です。

「頑張る」という言葉には、次のような意味があります。
我意を張り通す、どこまでも忍耐して努力する、
ある場所を占めて動かない。

といった、意味ではありますが、
簡易的、容易に、応援している気持ちで、
頑張れと言ってたりすることもありますね。

言われて良いシーンは、あります。

応援しているチームの試合で、「頑張れ」と言う。
応援されている人が、自分から取り組んでいることに、
「頑張れ」と言われること。
応援されている人が、楽しみ、趣味の延長だけれど、
一定の表彰を受けるレベルのことにチャレンジしている時。
応援されている人が、目標を達成しようと頑張っている時。

他にも、応援したい人に、声掛けしていますね。
それで、問題になったことは、無いのではないでしょうか?

よく、うつの人に、頑張れと言ってはいけない。
という話があります。
それについて、うつ本人の時は、
考える余裕もなかったですし、
もう、会社辞めるのが決まってましたから、
「頑張ってください」とか言ってたモンスターの言葉にも、
心の中では、「おれちゃうわ、お前がな」でしたね。
やっと、寝れる。一旦は、終了だでした。

そういう風に、とらえられない時も、あるわなと。
いろいろ考えたりしてみた結果、
こういう意味で、ダメなんだという事です。

1 ずいぶん頑張ってる人に頑張れという。

時間外労働、休日出勤、工数過剰、休息がない、
リソースを使い切り、能力の150%以上を常に、
求められるブラック企業の環境でいる時、
言われなくても、相当頑張ってるんですよね。
それなのに、まだ、頑張れって言いますか?
はぁ?
となって、絶望の淵に立たされて、
どん底に突き落とされるわけです。

そりゃ、良い意図を目的しても、ダメですわね。
言われたら、もう、ムリ・・・。

でしょう。

2 否定否定否定、その上で、頑張れという。

その人自体、頑張って、その人なりのベストを尽くして、
成果を出してはいるんです。
しかし、会社の求めるノルマには達成していない。

もしくは、難関にチャレンジを続けていて、
もうこれ以上、闘えない、というところまできて、
心が折れてしまっている。

それなのに、まだ、頑張れって言いますか?

どんだけ頑張ったら、否定ではなく、肯定されるのか?
評価されるのか?
評価されている人と比較しても、
そのなぜ?がわからない。

何がいけないんだ?
となって、絶望の淵に立たされて、
どん底に突き落とされるわけです。

そりゃ、部下や同僚を鼓舞して、成績を出していかないと
いけないから、良い意図を目的しても、ダメですわね。
言われたら、もう、ムリ・・・。


だったら、どう声かけたらいい?

「頑張れ」以外の応援や励ましの言葉には、
次のようなものがあります。

 
  • 「どんな道も正解だから」
  • 「努力は人を裏切らない」
  • よく頑張ってるよ
  • 「頑張らなくていいよ」
  • 「応援しているよ!」
  • そこまでやれたなら、すごいじゃないか?
  • 「あなたなら大丈夫!」
  • 「よくやってるから、少しは休んでも良いんだよ。」

というように、単なる「頑張れ」ではない、
相手の状況を相談や世間話で聞いているのなら、
それに合わせた状況で、その人の頑張りを認めて、
肯定し、評価してあげてほしいと思います。

その上で、今後どうするかの、善後策の話にも、
なっていくでしょうね。

さて、森先生は、こういう時、どういうんですか?
という質問を受けたりしますが、
僕のカウンセリングセッションを受けていれば、
大体、え?と思うような返しをもらっているはずです。

それを知りたい人は、
お気軽に、ご連絡ください。

加重労働、悪質な労働環境、ブラック企業、
ハラスメントが横行しているとかで、
なかなか相談しづらい人もいるでしょうが、
まずは、職場以外の誰かに話すことで、
客観的な視点と評価をもらうこと、
そして、相談者の気持ちにしっかり寄り添える環境を
手に入れることが大切です。

その相談先の一つとして、
なみのりふね名古屋いまいけを使ってみてください。

なみのりふね名古屋いまいけ
施設長 森