心の整理について。

2025/07/02

悲しみの段階とセッション適状

喪失感を感じる時。

何かを無くしたり、別れたり、
もう同じことが二度とないとわかってしまう時に、
人は、悲しみを感じる。

病状、症状を表す時 急性期、回復期、慢性期が
あるように、悲しみにも、その段階があるわけです。

急性期は、一品もので大切な物を壊してしまった。
そのことに対して、しまった、という悲しみを感じている
時というのが、わかりやすかなと。

つまり、
その状態を認識してしまったときに感じる悲しみですね。


回復期は、その壊してしまった時の感情が薄れて、
日常生活で、ないと困るといったことで生じる
悲しみを感じていることになります。

つまり、
壊した状態から抜けて、次の対応、
思考で発生する悲しみですね。

慢性期は、回復期の状況が安定してしまい、
長期的な対応が必要になる悲しみ。

つまり、壊した瞬間、壊したことによる不便の悲しみが
交錯し、なかなか抜け出せない状況とも言えます。

セッションが有効に最適に機能する状態として、
セッション適状と言いますが。

この「適状」は、ある状態や状況が、
ある行為や目的に対して適切であることを意味する
法律用語です。例:相殺適状。

つまり、ディマティーニ博士の喪失感ワークでも
せめて半年は経たないと、そのセッションをする効果や意味が出てこないといいます。

それは、悲しんでいる状態が、その人にとって、
その状況でベストであることから、
その人が、その悲しみを手放そうと思うまで、
そっとしておく必要があるというわけです。

ある程度、ワークやセッションができる場合は、
自分でも頭の中で、ささっと解決してしまうことはありますが
本来ならもっと愛着があるとか、思い入れがあるのであれば、
その悲しみの期間は長くなるというものですし、
その悲しみを味わい尽くしてもなお残ってしまっている
思考と感情で、新しい一歩が踏み出せず、人生が停滞してしまっていることで、苦痛を感じ始めた時が、
その悲しみの感情を解放する状態になったと言えます。

急性期は、まず、その人に寄り添って、
話を聞いてあげるだけでいい。
回復期は、急性期の流れとともに、
悲しみを手放そうとしだしたなら、
対応していく。
慢性期は、話を聞き、寄り添い、
その人が悲しみを手放そうとする方向へ導く。

そういったことの物理的な時間が、半年はかかる。

仏教や神道の四十九日という概念も周忌の話も
物理的な時間の長さとして、感覚がつながりますね。

今回は、悲しみを題材にしましたが、
他にも思考や感情を解放したくなったり、
未来に進む障害となってきたなら、
なみのりふね名古屋いまいけにお任せください。

思考と感情のリリース、
全体的なセッションをトータルで行う
ブレイクスルーセッションがあります。

まずは、ご連絡ください。

なみのりふね名古屋いまいけ
施設長 森