休みの日は、少し遠くのおいしい店へ

2026/07/04

休みの日の楽しみは人それぞれですが、僕の場合は、おいしそうな飲食店を探して食べに行くことです。旅行のような大きな予定がなくても、行ってみたい店が一軒あるだけで、休日が少し特別なものになります。

店を探すときによく見るのは、インスタです。何となく画面を眺めていると、きれいに盛り付けられた定食や、湯気の立っているラーメン、分厚い肉がのった丼などが流れてきます。写真を見た瞬間に「これは食べてみたい」と思い、すぐに店の場所や営業時間を調べることもあります。

ただ、インスタで見つけた店が近所にあるとは限りません。電車を乗り継いだり、車で一時間近くかかったりすることもあります。それでも、休みの日なら少し遠くても行ってみようという気持ちになります。

平日は、どうしても仕事や時間の都合が優先です。昼食も近くの店で済ませたり、コンビニで買ったりすることが多くなります。しかし、休日は急ぐ必要がありません。少し離れた町まで行き、普段は歩かない商店街や住宅街を歩きながら店を探すのも楽しいものです。

人気店の場合、店の前に行列ができていることもあります。正直なところ、普段なら並ぶのは面倒だと感じます。それでも、その店を目的に来た休日なら「せっかくだから待ってみるか」と思えます。並んでいる間にメニューを調べたり、ほかの人が何を注文しているのか見たりする時間も、意外と嫌いではありません。

ようやく店に入り、インスタで見た料理が目の前に運ばれてくると、それだけで少しうれしくなります。写真とまったく同じように見えることもあれば、実物のほうがボリュームがあって驚くこともあります。

もちろん、毎回大当たりというわけではありません。期待しすぎて、思っていたほどではなかったと感じる日もあります。写真では大きく見えたのに、実際は少し小さかったということもあります。

それでも、失敗したから休日が台無しになるわけではありません。「一度行ったから、もう気にならなくて済む」と考えれば、それも一つの経験です。逆に、本当においしい店に出会えたときの喜びはかなり大きいです。値段や場所を覚えておき、今度は家族や友人を連れて行こうと思うこともあります。

おいしい店を探す楽しさは、料理を食べることだけではないのかもしれません。どの店に行くか考え、営業時間を調べ、そこまで移動し、初めての店の扉を開けるところまで含めて楽しいのだと思います。

店を訪れたあと、近くの公園を歩いたり、知らないスーパーや古い商店をのぞいたりすることもあります。食事だけのつもりだったのに、気づけば半日ほど外出していたという日も珍しくありません。

特別に高級な店でなくても構いません。町の定食屋や昔からある喫茶店、夫婦で営業している小さなラーメン屋など、気になる店はいくらでもあります。むしろ、普段なら通り過ぎてしまいそうな店に入って、おいしい料理に出会えたときのほうが印象に残ります。

休みの日を家でゆっくり過ごすのも好きですが、ずっと家にいると少しもったいなく感じることがあります。そんなとき、インスタの保存一覧を見返すと、出かける理由が見つかります。

「今日はこの店に行ってみよう」

それだけで休日の予定が決まります。おいしい料理を食べられるうえに、知らない町を歩く楽しさもあります。だから僕は、これからも休みの日になると、スマホを片手においしそうな店を探してしまうのだと思います。