最強脳を読む6

2023/02/04

運動は集中力を上げる


第4章 集中力を上げる

運動で集中力・記憶力・思考速度が上がります!
という話です。

著者(アンデシュ・ハンセン)のおすすめは、
最低20分、脈拍が上がる運動をできれば朝や午前中に行う。
朝や午前中にやる理由は、
運動(1回)による集中力の持続は、数時間しか続かないから。

さらに、
運動を長期間続く習慣にすると、
考える速度と集中力が持続するようになります。

著者は学校の1時間目が体育だったら、学業成績はもっと高まっただろうと自身の経験から嘆いています。

アメリカの調査研究によれば、長時間座っていたり、テレビを1日3時間以上見ている子どもや若者に比べると、運動をよくする子どもや若者は集中力・記憶力・思考スピードが高いそうです。スマホ・タブレットなどのデジタルメディアの長時間使用も同様のことだといえます。

この流れで
私が今注目しているのは、場所づくりです。
たとえば、東京都立川市にある、ふじ幼稚園の園舎。
詳しくはYouTubeに動画があるのでふじ幼稚園で検索してみてみてください。

ふじ幼稚園の園舎は楕円形で2階は木製の園庭になっていて、
園児の一日の平均運動量は4キロメートル。
動き回るのが好きな子は、6キロメートルを午前中だけで!
楕円なので一周すればまた戻ってくるので、
大概のことは大人が追いかけないでも自然に戻ってくる形。

大人の目の届く範囲で放牧!
落ち着いたら帰っておいでと伝えれば、
子どもも1人になれるし、大人も安心。

他にも子どもが自然に、動物らしく人間らしく育つ仕組みが
デザインされています。

そんな場所、幼稚園だけでなく小中高生にもあったらいいな。
不登校で家にこもりがちな小中高生、
放課後に遊び場や居場所が限られている小中高生が「場所」で遊び、学べる施設。
春日園長になったらという夢を描いてしまいます。

核家族化、両親が共働き、子どもの学力や偏差値ばかりに囚われている教育のあり方は、心と体が細く固い子どもが生産されてしまうのではと、学校の子どもたちを見ていて感じます。

大人も子どもも一人ひとりが大切にされる、自分を大切にできる地域社会の取り組みが実現していきたいですね。

つづきます。

 
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