スポーツ選手に必要な「パワー」をアップさせる方法

2020/06/24

パフォーマンスアップには、爆発的な「筋力×スピード」が必要

スポーツ選手は、「パワー」アップを目的としたトレーニングを行う必要があります。ここで言う「パワー」とは、瞬発的な力を発揮する能力のことですが、式で表すと、

「パワー(力)=筋力(フォース)×速度(スピード)」となります。


ほとんどのスポーツでは筋力に、速度(スピード)を加えた「パワー」が重要になります。

野球のプレーでは、ボールを投げる瞬間やバットを振る瞬間。走塁や守備でスタートダッシュを切る瞬間などで、爆発的なスピードと力が必要ですよね。

パワーをつけるためのトレーニングは、ただの筋力トレーニングとは異なります。

パワーを鍛えるには、少し軽い負荷で、速く、爆発的な動きで動作を行うことです。

 
米国スポーツ医学会では、最大重量の60%までの重さで、3~6回を1~3セット行うことが推奨されています。

パワーを鍛える目的は、スポーツ動作で機能的な動きが出来るようになるトレーニングです。ですので、大切なことは、1つだけの関節を動かす単純な動作ではなく、ジャンプスクワットやメディシンボールを投げるなど、複数の関節を動かすような運動を行うことです。

ヒザを伸ばすだけ、肘を曲げるだけといった単純な動きの筋力トレーニングでは、なかなかパフォーマンスアップにはつながりにくいということです。


野球選手が、重たいウエイトでゆっくりとベンチプレスを行っても、スイングスピードのアップにはつながりませんし、速いボールが投げられるようになるわけではありません。

メディシンボールを体の回転を使って投げる、といったトレーニングでもスイングスピードは上げられます。

パフォーマンスをアップさせるには、通常行っている筋力トレーニングに、いかに瞬発的な動きを取り入れていくか、を考える必要がありますね。

下の動画は、ウォーターバッグを用いて行う「ジャンピングスクワット」です。

バランスが不安定になるウォーターバッグを用いて行うので、爆発的な力を鍛えるのに加えて、バランス能力も鍛えることが出来ます。
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