スポーツ中の熱中症への対処

2020/07/02

命に関わることもある「熱中症」

熱中症

7月。暑い季節になってきました。

気温が高い日にスポーツをしている最中、気をつけなければいけないことのひとつに
「熱中症」があります。

熱中症に対する処置を間違えると、命に関わることもあります。そのため、現場では早期発見と、適切な対処が重要になります。


自分も周りの人も、大事に至らないように、熱中症の対処法を頭に入れておきましょう。



 
熱中症の手当ては、発症から20分以内に開始するようにしてください。

確認するのは下記。

・意識状態
・呼吸
・脈
・顔色
・体温


症状としては、以下のようなものが現れます。

・だるい
・吐き気
・頭痛
・汗が止まらない
・めまい、立ちくらみ
・脚やおなかの筋肉のけいれん
・判断力、集中力の低下
など


 
このような症状が現れている場合、すぐに風通しの良い日陰などに移動させましょう。そして、着ている衣服を緩めるか脱がせてください。

 
また「冷却」を早急に行います。

 
氷のう(氷を入れたビニール袋)をわきの下(腋窩)、首、股関節の付け根(鼠径部)にあてて、大きな血管を冷やします。

「冷水浴」が効果的だと推奨されています(日本スポーツ協会)が、現場ではなかなかできないとは思いますので、素早く氷で冷やせる準備を整えておくようにしてください。暑い日試合の際は、常に氷を準備しておくことが大切ですね。



 
また、末梢血管の拡張による循環不全から、血圧低下や脳血流低下を生じることによって、急に顔面が蒼白になったり、全身脱力、めまいや失神(一過性の意識消失)を生じている場合がありあます(熱失神)

 
このような場合は、仰向けに寝かせて脚を30°程度上げて、上半身への血液の循環を促すようにください。

まっすぐ走れない、あるいはまっすぐ歩くこともできない、と言った場合は、迷わず救急車を呼びましょう!

 

 
40℃以上体温が著しく上昇した場合、意識障害やショック状態になってしまいます(熱射病)

熱射病は重篤化して、死亡するケースもありますので注意しましょう。


でも、もっとも大切なのは、熱中症にならないための「予防」です。

誰でも意識すればできること。それは、

「水分補給」と「電解質補給」

なるべく、のどが渇く前に「水分補給」を行いましょう。
のどが渇いた時点で、すでに脱水症状が起こっていることがあるからです。

また、水分だけの補給では、熱中症を予防できないため、必ず電解質(塩分)の補給を同時に行ってください。

糖質と電解質の入ったスポーツドリンクを利用すると効率的です。


 

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