ウエスト引き締めに鍛える筋肉は「〇〇筋」
2020/06/25
ウエストを引き締めるためにはお腹の奥の筋肉を鍛えよう
筋力トレーニングを行う方のなかには、とくに「お腹を凹ましたい」「クビレを出したい」という方は多いと思います。
お腹を引き締めるのに重要な筋肉は「大腰筋」です。大腰筋は、腰の骨(腰椎)から大腿骨の付け根(小転子)に付着しています。
おなかのかなり奥の方にある筋肉なので、表からはなかなか触れることは出来ません。深層にあるので、インナーマッスルと呼ばれたりしますが、この深部の腹筋がウエストを引き締めるためのポイントとなる筋肉です。
腹筋や骨盤周りの筋肉が弱かったり硬くなっていたりすると、骨盤が前に傾いたり(前傾)、後ろに傾いたり(後傾)して、姿勢が悪くなります。とくに骨盤が後傾している場合は、内臓が下に落ちてしまい、お腹がポッコリしてきてしまいます。
このような場合、大腰筋のトレーニングを行うと、骨盤の傾きが正常な位置に戻りやすくなります。骨盤が本来ある位置に戻ることで、内臓の位置も上がり、ウエストが引き締められるというわけです。
大腰筋は、股関節を曲げる(屈曲)作用があるので、高く足踏みをしたり、もも上げのような運動をすることで、鍛えることが出来ます。
腸骨についている「腸骨筋」と「大腰筋」を合わせて「腸腰筋」と呼びますが、普段から、この「腸腰筋」を意識して大股で歩いたり、筋トレに取り入れることでも、かなりウエスト引き締め効果が期待できます。
腸腰筋トレーニングの例
イスに座って、両方の股関節をゆっくり上に引き上げる。
あお向けになり、片方の股関節を曲げ伸ばし。
伸ばした脚のかかとは、床ギリギリのところでキープする。
伸ばした脚のかかとは、床ギリギリのところでキープする。
ゆっくり動かすのがポイントです。できれば10回~20回程度から始めてください。きつい場合は出来る範囲から、ムリせず行いましょう!