社会の理解
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社会の理解:問9

2021/09/21
障害総合支援法に基づく相談支援事業に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1 地域相談支援とは、サービス利用支援及び継続サービス利用支援をいう。

2 計画相談支援とは、地域移行支援及び地域定着支援をいう。

3 一般相談支援事業は、基本相談支援または地域相談支援のいずれかを行う事業をいう。

4 特定相談支援事業とは、地域相談支援及び計画相談支援のいずれも行う事業をいう。

5 精神科病院に入院している精神障害者は、地域移行支援の対象に含まれる。

正解 : 5

1 地域相談支援とは、地域移行支援及び地域定着支援をいう。

2 計画相談支援とは、サービス利用支援及び継続サービス利用支援をいう。

3 一般相談支援事業は、基本相談支援及び地域相談支援のいずれも行う事業をいう。

 4 特定相談支援事業とは、基本相談支援及び計画相談支援のいずれも行う事業をいう。

 5 設問のとおりである

補足

障害のある人が入所施設精神科病院を出て地域で暮らすための相談や支援を行うのが「地域相談支援」です。
  • 病院や施設を出た後の生活について相談したい
  • 長く施設や病院で生活してきて、地域での生活がスムーズにできるか不安
  • 何かあったときのために、いつでも連絡が取れるようにしたい
  • 一人で生活する上で、緊急時に相談や支援が受けられるようにしたい


などのニーズに応えます。入所・入院中の人のための地域移行支援、地域で生活し続けるための地域定着支援に分かれています。
 

地域移行支援


 施設や病院を出た後の住居についてや、その他の地域生活に移行するための活動に関する相談ができます。施設や病院と連携しつつ、地域での自立した生活に向けての準備をサポートします。体験宿泊や生活介護、自立訓練、就労移行支援、就労継続支援の体験利用をしたい場合も相談してみましょう。
 

地域定着支援


 地域定着支援は入所施設や精神科病院から退所・退院した障害のある人、または家族との同居から一人暮らしに移行した障害のある人で、地域生活が不安定な人などに対し行われるものです。何かあったときのためにいつも連絡が取れる体制をつくり、緊急に支援が必要になったときに訪問や相談などの必要な支援を行う制度です。

利用の方法と費用


 地域相談支援を受ける際には、市区町村の障害保健福祉窓口で計画相談支援の利用申請を行い、相談支援事業所リストから選んだ指定一般相談支援事業所と契約を結びます。相談については市町村が給付として負担するため、利用者が負担する費用はありません。