社会の理解
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社会の理解:問20

2021/09/25
認知症患者への金銭の管理をしてくれるサービスとして、もっとも適切なものを1つ選びなさい。
1 認知症対応型通所介護事業

2 居宅介護支援事業

3 包括的・継続的ケアマネジメント支援事業

4 日常生活自立支援事業

5 認知症対応型共同生活介護事業

正解 : 4

 日常的な金銭管理を望んでいるものに対しては不適切であるゆえに、正解は4。

補足

認知症対応型通所介護とは?

 要介護状態となった場合においても、認知症である利用者(認知症の原因となる疾患が急性の状態にある者を除く)が可能な限り自身の居宅において、持っている能力に応じて自立した日常生活を営むことができるよう生活機能の維持や機能向上を目指し、必要な日常生活上の世話及び機能訓練を行うことにより、利用者の社会的孤立感の解消及び心身の機能の維持並びに利用者の家族の身体的及び精神的負担の軽減を図る目的で提供されるサービス。

居宅介護支援事業所とは

 ケアマネージャーが常駐している事業所のこと。
対象は要介護1以上の認定を受けた人で、利用料は全額介護保険にて支払われるため、無料で何度でも利用できます。居宅介護支援事業所では、ケアプラン(居宅サービス計画)の作成のほか、介護相談、必要なサービスの連絡や調整、介護保険に関する申請の代行を行います。

包括的・継続的ケアマネジメント支援事業とは

 高齢者が住み慣れた地域で暮らし続けることができるよう、ケアマネージャー、主治医、地域の関係機関等の連携、在宅と施設の連携など、地域において、多職種相互の協働等により連携するとともに、個々の高齢者の状況や変化に応じた包括的・継続的ケアマネジメントを実現するため、地域における連携・協働の体制づくりや個々のケアマネージャーに対する支援等を行うものです。

認知症対応型共同生活介護(グループホーム)とは、

 認知症のある要介護者が共同生活住居において、家庭的な環境と地域住民との交流のもとで、介護スタッフによる入浴、排せつ、食事等の介護その他の日常生活上の世話及び機能訓練を行うことにより、利用者がもっている能力に応じて自立した日常生活を営むことができるようにする目的で提供されるサービスです。