介護の基本:問2
2021/09/28
QOLに関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
1 ユニットケアを導入すると、利用者のQOLは確実に向上する。
2 医療技術による延命を最優先とする考え方である。
3 人間関係のよしあしとは無関係である。
4 QOLの評価尺度には主観的な幸福感を含めない。
5 バリアフリーの街づくりは、QOL向上に役立つ。
2 医療技術による延命を最優先とする考え方である。
3 人間関係のよしあしとは無関係である。
4 QOLの評価尺度には主観的な幸福感を含めない。
5 バリアフリーの街づくりは、QOL向上に役立つ。
正解 : 5
× 1 ユニットケアを導入すると、利用者のQOLは確実に向上するとはいえない。
× 2 完治よりも寛解を目指す医療のニーズが増えており、医療の目的は、延命からQOLを高めることに移りつつある。
× 3 人間関係に左右されるものである。
× 4 QOLの評価尺度には主観的な幸福感も含める。
〇 5 設問のとおりである。
× 2 完治よりも寛解を目指す医療のニーズが増えており、医療の目的は、延命からQOLを高めることに移りつつある。
× 3 人間関係に左右されるものである。
× 4 QOLの評価尺度には主観的な幸福感も含める。
〇 5 設問のとおりである。
寛解(かんかい)とは?
・症状が落ち着いて安定した状態
・「病気の症状が一時的に軽くなったり,消えたりした状態。このまま再発しないで,完全に治る可能性もある。しかし,場合によっては再発する可能性もまだある。再発しないようによく様子を見ていただく必要がある。ゆえに,定期的に検査を受け,薬を継続して飲む。」
・「病気の症状が一時的に軽くなったり,消えたりした状態。このまま再発しないで,完全に治る可能性もある。しかし,場合によっては再発する可能性もまだある。再発しないようによく様子を見ていただく必要がある。ゆえに,定期的に検査を受け,薬を継続して飲む。」
ユニットケアとは?
「配属された職員が患者・入居者・利用者の看護・介護・要望・苦情に迅速かつ柔軟に判断・対応ができるよう、規模を縮小した看護・介護の提供態勢」である。
ユニットケアが実現すると以下のことが実現すると言われている。
・小規模ケアは入居者・利用者の個別ケアを可能にする。
・ 入居者・利用者と職員が顔なじみの関係になれる。
・ 入居者・利用者とスタッフの距離を近づけることが可能になる。
・ 職員が入居者・利用者一人ひとりに深く関わることが可能になる。
・ 入居者・利用者一人ひとりを知ることが可能になる。
・ 入居者・利用者の要望・希望・苦情に耳を傾ける機会を増やすことが容易になる。
・ 入居者・利用者が日常性の高い生活を営むことが可能になる。
・ 入居者・利用者が主体性をもって生活することが可能になる。
QOLとは?
クオリティ・オブ・ライフ(quality of life, QOL)
・一般に、ひとりひとりの人生の内容の質や社会的にみた『生活の質』のことを指し、ある人がどれだけ人間らしい生活や自分らしい生活を送り、人生に幸福を見出しているか、ということを尺度としてとらえる概念である。
QOLの「幸福」とは、生きがい、身心の健康、良好な人間関係、やりがいのある仕事、快適な住環境、十分な教育、レクリエーション活動、レジャーなど様々な観点から計られる。
・一般に、ひとりひとりの人生の内容の質や社会的にみた『生活の質』のことを指し、ある人がどれだけ人間らしい生活や自分らしい生活を送り、人生に幸福を見出しているか、ということを尺度としてとらえる概念である。
QOLの「幸福」とは、生きがい、身心の健康、良好な人間関係、やりがいのある仕事、快適な住環境、十分な教育、レクリエーション活動、レジャーなど様々な観点から計られる。