家で宿題にとりくむコツ
やることを整理して見える化しよう
小学校入学以降は子どもの生活習慣の中でも、宿題は多くの親の悩みです。親の指図や小言で親子関係にヒビが入るのは避けたいところ。
今回は長期休みの宿題に取組む時に失敗しないコツを紹介します。
①1日のスケジュールを立てる。「必ずやること」と「やりたいこと」をふせんや紙に一つずつ書きだす。
1つのふせんに1つの行動「必ずやること」(歯磨き、食事、入浴、宿題、計算、漢字ドリル、習いごと)と、「時間があればやりたいこと」(ゲームをする、本を読む、テレビ・動画をみる、おやつ、外遊び)で色分けする。(たとえば青:必ずやること 黄色:やりたいこと)
「必ずやること」ばかりで埋めないことがコツ
「やりたいこと」は遊びが多いと思います。遊びや運動は脳を活性化し、子どもの創造力や共感力も高めることが実証されています。あれもこれもやらせようとする前に、優先的に自由な時間を確保することが大切。ちなみにゲームも脳を活性化するようです。
②マグネットシートを使って達成感を得られやすくする
毎日のリズムが整ってきたら、ふせんではなく両面が磁石になっているマグネットシートとマグネットボード、子どもと一緒に「やることリスト」を作る。
ふせんと同様「必ずやること」「やりたいこと」を色分け、ふせんの内容をそのまま書き込みます。
マグネットシートは裏も使えるので、裏には「やったね!」「できた!」といった言葉やニコニコマークなどを描いておきます。1つ終わるたびにひっくり返すようにすると達成感を覚えやすくなります。インターネットで「子ども 計画ボード」検索するとさまざまなアイデアや購入できる商品があります。
③時間帯ごとに区切る
朝・昼・夜に区切って子ども自身がやりたいこと、やったほうがいいと思っていることをすべて書き出していきます。
1日のスケジュール(To Doリスト)を作っていくと生活習慣が身につく助けになります。マグネットシートにしておくと、ふだんの学校のある平日や週末、長期休み
の計画がペタペタ貼って見えるようになって、進み具合が確認しやすくなるでしょう。
子どもは見通しをもって生活することが苦手です。
兄弟姉妹でも個性は違います。その子にあった方法を編み出して(アレンジ)くださればと思います。
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