美濃屋茶舗 スタッフブログ

美濃屋茶舗の歴史

2020/10/19

当店の歴史について、ご紹介したいと思います。

明治44年 初代創業者である森 尊明が生まれる。

大正後期 初代創業者、和菓子店に和菓子職人として、
     丁稚奉公に出る。

昭和8年 和菓子店として独立開業をする。
    この時の屋号は、丁稚奉公先の屋号の一部である、
    美濃をいただき、美濃屋と名付ける。

昭和10年 戦時配給の制約により、
     和菓子の材料の入手が困難となる。
     茶商を兼業する。

昭和11年頃 戦時徴用で軍需工場への労役に出る。
      徴用を解かれる(時期不明)。

昭和16年 店を立て直すが、物資がそろわず、
     困難を極める。

昭和19年 顧客の縁から、お茶を商売することを決め、
     いろいろな方から学ぶ。
     
      屋号を美濃屋茶舗に改める。

昭和20年 終戦を迎える。

昭和20年頃 自転車で、産地に行き、仕入れ販売を繰り返す。
     この頃は、木曽川には、橋が無く、
     木曽三川を船で渡っていた時代である。

昭和30年前半 千種店開店 二号店を出す。

昭和30年後半 桜山店開店 工場設置 三号店を出す。

昭和60年頃 缶入りウーロン茶などの販売が開始され、
     当店の売上が下がり始める。

平成時代 ペットボトルなど清涼飲料市場とは、
     区別して、茶葉販売を専門とする方針を貫く。

平成6年頃 初代創業者から二代目に引き継がれる。

令和時代 現在に至る。


というように、当店は、もともと和菓子屋さんでした。
店の倉庫などには、昔使った和菓子の木枠などの道具が、
転がっていたりして、その名残を感じることがあります。

本来なら、何としてでも和菓子屋を続けられたのでは?

と思うこともありますが、
当時の創業者が置かれた環境や状況で、
そうせざるを得なかった。という感じを、
創業者から話を聞いていた時に、感じたものです。

独立して、間もない時の戦乱ならば、
やむを得なかったのですし、
そのこともあり、今、こうして、日本茶専門店として、
商売を続けさせていただけているので、
先代、当代の努力、頑張りに、感謝しています。