信じる?疑う?

2026/05/19

白飯に牛乳の組み合わせから気づく

「それ、本当に当たり前なのだろうか?」

そんなふうに考える瞬間が、
人には時々あります。

今回は、少し変わった入り口から、
“学び”について書いてみようと思います。

テーマは――

白飯と牛乳。

給食や病院食で、
当たり前のように並んでいた組み合わせ。

白いご飯に、牛乳。

子どもの頃は、

「そういうものなんだ」

と思っていました。

給食では残せば怒られる。
病院食では、それしか食べるものがない。

だから、とりあえず全部お腹に入れる。

でも正直、

「なんか合わないな……」

という感覚は、ずっとどこかにありました。

下校時間あたりに微妙なゲップが出たり、
お腹の感じがなんとなく気持ち悪かったり。

でも当時は、

「自分がおかしいのかな」
「みんな普通に飲んでるし」

と思っていました。

これは、ある意味で、

“信じて疑わない”

という学びの姿勢だったのかもしれません。

義務教育の時代。

学校で学ぶときは、
まず教わったことを受け入れる必要があります。

漢字。
計算。
歴史。
理科。

まずは「そういうもの」として覚える。

そうしないと、テストで点数は取れません。

つまり、

「信じて疑わない」

という姿勢は、
子どもの頃の学びには必要な部分でもあります。

ですが、

高校、専門学校、大学と進むにつれて、
少しずつ求められるものが変わってきます。

そこで必要になるのが、

「信じて疑う」

という姿勢です。

本当にそれは正しいのか?

他の見方はないのか?

自分には合うのか?
社会にはどうなのか?

比較し、検討し、
複数の視点から考える。

そして最後に、

「あなたはどう思う?」

と問われる。

これは、

自分自身の価値観を作っていくために、
とても重要なプロセスです。

一度信じてみる。

でも、そのまま盲信しない。

ちゃんと考えてみる。

この姿勢がないと、

誰かの価値観を借りたまま、
人生を進めてしまうことがあります。

そしてさらに、

社会人、大人になっていくと、
もう一段階、視点が変わっていきます。

それが、

「信じるな、疑うな、確かめろ」

という視点です。

ここでは、

ただ反発するわけでもなく、
ただ従うわけでもない。

自分の感覚、経験、結果を通じて、

「本当にこれは有用なのか?」

を確かめていく。

自分に合うのか。
相手にとってどうなのか。
社会的にどう機能するのか。

その上で、

採用するのか、しないのかを決める。

大人の学びというのは、

時間もお金もエネルギーも使います。

つまり、

“投資”なんです。

だからこそ、

「何となく良さそう」だけではなく、

実際にどうなのかを見極める必要があります。

ここで話を戻します。

なぜ、白飯と牛乳なのか。

子どもの頃は、

「給食だから」
「みんな飲んでるから」

という理由で、
特に疑問を持ちませんでした。

でも大人になってから、

「本当にこれ、自分に合っているのか?」

と考えるようになった。

すると、

自分の身体は、
あまり牛乳に合っていないことに気づきました。

体調によってはお腹を壊す。

病院食でも、
後からヨーグルトに変わることもあった。

つまり、

「当たり前」だと思っていたものが、
必ずしも自分に合うとは限らなかった。

これは、食べ物だけの話ではありません。

世の中には、

「常識」
「普通」
「みんなそうしている」

というものが、たくさんあります。

でも、

そのすべてが、
自分に合うとは限らない。

だからこそ、

信じるだけでもなく、
疑うだけでもなく、

確かめる。

その姿勢が、
これからの時代は特に大事なのではないか。

そんなことを思いました。

もちろん、

白飯と牛乳の組み合わせが好きな人を、
否定したいわけではありません。

好きな人は、それでいい。

合う人は、それでいい。

ただ私は、

「なんか引っかかる」

という感覚があった。

そして、

その“違和感”を無視しなくなった。

人によっては、

「そんなことで?」

と思うかもしれません。

でも実は、

人生を変えるきっかけというのは、
こういう小さな違和感だったりします。

当たり前を見直す。

みんながそうだからではなく、
自分はどう感じるのかを見てみる。

そこから、

本当の意味での「自分の人生」が始まるのかもしれません。

……ということで。

そんな違和感や怒りを、
今回は曲にしてみました。

深刻に考えすぎず、

「わかるわ〜」くらいの感じで、
面白おかしく聴いてもらえたら嬉しいです。

時には、

笑いながら違和感を吐き出すことも、
大切な“心の整理”なのかもしれません。


なみのりふね名古屋いまいけ
主宰 森