節目で思うこと

2023/06/03
おはようございます。

北海道ラーメン 赤レンガ
原です。


先日の5月30日

生麦から鶴見に移転して22年になりました。???

鶴見には赤レンガの代りになるラーメン店はたくさんあります。

にもかかわらず、赤レンガを選んで、来てくれるあなたには感謝しています。


こうした節目で、過去を振り返ると
「自分は運が良いなあ。」って
つくづく思うんですよね。

困ったなぁ。どうしよう。

という時に必ず誰かが助けてくれて

そこが転機になって良い方向に向かいます。

店を出す資金を貯めようとホストクラブに面接に行った時もそうでした。

26歳の時
それまで働いていた料理屋を逃げるようにやめました。


これからどうしよう…

小さい頃から思っていた

「お店をやりたい。」という
その目標は実現したい。

でも資金はまったくありません。

もちろん、実家にお金があるわけもなく、
働いて貯めるしかないよなぁ。

コツコツ働いて貯めていったら
いつになるだろう、、、

それならと
長者町にあったホストクラブ「ナイトヨコハマ」に面接に行ったんです。


「原さん、自分をわかってない」と言う意見
ありがとうございます。

もちろん、自分がカッコ良いとか
そんな風に思っていた訳ではないんですよ。

でも、そんな発想しかない、愚かな男でした…


面接に行って
「なんでホストになりたいの?」と店長に聞かれました。

「将来、店を出したいと思っています。」というと

「昔みたいにねぇ、お客さんが店出してくれるなんてことないよぉ」と
呆れた感じ。

「いや、そうじゃなくて、あくまでも自分で稼いだお金で店を出すつもりでいます。」

しばらく沈黙がありました。

やっぱ俺じゃ、ホストなんて無理か、、、
男前じゃないし、、、

でも、どうしよう。

何でお金稼ごうか
と、

思考を巡らせていたら

店長がこう言ってくれました。

「原くん、それならね、ウェイターやらない?」

「月に20万円貯金できるよ。」


その店はチップ制で
1日4〜5個のテーブルを任され

氷を取り替えたり
灰皿交換したり
注文聞いたりします。

で、最後お会計の時に
最低2000円のチップがもらえます。


今と違ってほとんど現金。

バブル全盛期ということもあって
お釣りを全部くれる人ばかり。

店長の言う通り毎月20万円貯金できました。

ただし
28000円の風呂なしのボロアパートに住み、

休みは月一。

食費は1日1食
あとは店の賄いで済ませ。

交通費は出ないので
交通費を浮かせるため
桜木町から店のある長者町まで
地下鉄使わず歩いて出勤しました.

けどね...
(^^)

もし、あの時
店長の助言がなかったら

店を出すのが遅れたか

できなかったかもしれない。

って思うんですよね。

だから店長には大変感謝しています。

その後も「来々軒」の社長、銀行の友達と
ここぞという時に助けがあって
今に至ってます。

こうして
人の助けがあってできた
ラーメン 赤レンガ。

そう、簡単にやめる訳にはいきません。

というか、僕にはラーメンしかありませんから
死ぬまでラーメン屋をやっていきますよ。

これからもごひいきに
よろしくお願いいたします。


それでは本日も旨辛Max!!(謎)


原 賢美